夢みたいだ

どうも、重ピンクことハトヤです。急にトチ狂ったことを言い始めたとお思いかもしれませんが、とりあえず我慢してほしいです。最終的な判断はお任せしますから。

 

重ピンク」という単語を聴いて「はは~ん、ハトヤはこれからアレのことを書くな」と思った人は指折り数えるほどしかいないと思うので、ちょっとずつ説明していきます。

 

まず「重ピンク」であるが、「おもピンク」ではない。正しい読みは「しげピンク」である。もちろん自分が急に言い出した言葉ではない。重ピンクの正体は道重さゆみである。道重さゆみである、と書いておいて全員に話が通じればいいんだけど、いかんせん自信がないのでもうちょっと説明する。

 

道重さゆみモーニング娘。の6期メンバーであり、モー娘。の歴代最長在籍メンバーである。モー娘。が全盛期を過ぎ停滞期に入ってきたころを支え、そして再び脚光を浴び始めるようになるまでリーダーとして活躍した、いわばモー娘。史にとっては欠かすことのできない重要メンバーとなった。偉そうに書いてはいるが、自分がちゃんと知っている道重は停滞期までなので、実は自分の中でレジェンド感はあまりない。また、モー娘。在籍時はナルシストキャラでバラエティでも活躍したので、一切見たことも聞いたこともない、という人は少ないであろう。モー娘。歴代メンバーの中では知名度は高いほうだろう。

 

さてそんな道重さんが後輩である久住小春(色々あっていまやモー娘。界隈からはデビルマン扱いされている人)とユニットとして組んでいたときの名前が重ピンク(久住はこはっピンク)であり、「レインボーピンク」という曲を歌っている。

www.youtube.comいまやオジサンの中ではピンクといえば佐々木彩夏(あーりん)なのだけども、モー娘。でピンクといえばやっぱり道重さゆみなのだ。ヤバTことヤバいTシャツ屋さんのベーシストしばたありぼぼがいつも着ている道重Tシャツもやっぱりピンク。ちなみにこの曲は14年前のもの。当時のアイドルはAKBブレイク前夜なので、この曲はいわゆる「記号としてのアイドル」を体現したセルフパロディのようなもの。

 

そんな道重さんが、「もちっともーちっと」と当時とあまり変わらぬ歌唱力でミスタードーナツのCMに出演しているのを見ると、本当にいい意味で「誰がこんなことになると当時予想しただろうか…」と夢を見ている気分になる。

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「誰もこんなことになるとは当時予想もしなかった」という意味はもちろん、もうひとつ自分はこのPVを思い出し「まさか未来を予見していたのか?」とか思ってしまうんですよね。ぜひじっくり未来予想図であるところの道重を堪能してほしい。

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とか書いておきながら、実は道重は登場しない。道重はこのとき「さくら組」ではなく「おとめ組」なのだ。

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何のためにこんなしょうもないことをしているのかって?そりゃあ「道重さんが三十路にしてもっちもちとかやってるCMを見て興奮してきたから」に他ないからですね。2020年の令和の世界で、モーニング娘。さくら組おとめ組だ言って(しかも知らない人を相手に騙すようなことまでして)盛り上がっているのはここだけです。そんな状況が自分にとって信じられない夢みたいだ、てことよ。久々にPV見たけど何で全部歌えるんでしょうか。自分の血肉の一部は間違いなくモー娘。なのです。

 

 

ロックオン変態

敢えてサンドウィッチマン風に入ることによって、少しでも変態度を軽減させようと思うのですが、今一番興奮するのはレノアハピネスのCMですよね。間違いないね。

 

なるべく変態度を抑えて冷静に書きますけど、吉岡里帆が本物の花に囲まれた部屋と、花の香りを忠実に再現した柔軟剤レノアハピネスで選択した洗濯物が干された部屋とで、どっちが本物の花の部屋かを目隠しで当てようとして間違う、というそりゃまあCMだから間違うだろ、という内容のやつです。一応動画置いておきますよ。見たほうが早いから。

 

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そんでまあ見てもらえれば分かるのですが、いわゆる「ブラインドテスト」というやつで、吉岡里帆は目隠しです。吉岡里帆が公共の電波で目隠しをしてクンクンしているわけですよ。これはもう変態として言いますけど、こんな映像を堂々と提供してくれていいのか日本よ、と思うわけです。オリンピックを前にしてコンビニからエロ本が駆逐されましたが(オリンピックも駆逐寸前だけど)、こんなCMを堂々と流している時点でワキが大甘ですよね。吉岡里帆のワキをペロペロしたいという意味ではないです。いやしたいのはしたいんですけど。

 

女性読者なんか一人もいないので書いてしまいますけど、女性が目隠しでクンクンしたら、そこからいかがわしいことが始まるくらい全男性は知っていますから。つまりこのCMは公共の電波を借りて吉岡里帆がこのあといかがわしいモノをクンクンさせられるという前戯の前戯を見せているわけですから、完全にアウトなんですよ。地上波でおっぱい自粛してこのCMが自粛されない意味が分からない。見えていなければそれでいいのか。

 

そして吉岡里帆のいいところは「たぶんそういう風に変態にオカズにされることをちゃんと分かっていてあの仕草」ということだろう。女優でブレイクする前にはグラビアで性の対象にされ続けた吉岡里帆だからこそ出来るその感じ。やっぱり今から放送禁止にしたほうがいいんじゃないのか。こちらはもう録画しているんでいつ中止になってもいい。

 

いいですか、気を付けてくださいね。こういうCMを安易に流すと、こうやって変態にいいようにされるのです。悪いのは変態ではありません。変態に隙を見せるほうです。レノアと吉岡里帆に最大限にありがとう。そしてこの文章の全てを悔い、責任とって息絶えます。さようなら。

 

 

ザ・ベスト伯山123

神田松之丞改め神田伯山と滝沢カレンによる番組「伯山カレンの反省だ!」で、個人的に好きな伯山ベスト3を挙げたいと思います。唐突に。

 

第3位 伯山のモテてこなかった感じが随所に出る

基本かわいいキレいなお姉さんと絡むときの感じがとてもいいです。女性に対してどうナチュラルに接していいか分からないがゆえの照れ隠しで、なんかイヤらしい感じに接して軽く引かれる感じ。良い。しかしこんな偉そうに上から目線で書いている自分に対して、伯山はちゃんと結婚して子持ちである時点で大惨敗である。

 

第2位 花田優一の扱いが日本で唯一正しい

両親ですら正しく扱えていない気がする、稀代の「やっかいな奴」花田優一を日本で唯一正しく扱うのが伯山。花田優一をテレビで取り扱って面白いことなんかひとつもないんだけど(特に日テレでは)、この番組だけは真正面から他人をバカにしていることが伝わってきて、本当に失礼。そりゃ爆笑問題太田も「ここのスタッフとは仕事が出来ない」と言う*1。けど唯一その扱いで正しいのが花田優一。今後もしっかり雑に扱ってほしい。

 

第1位 拍手の仕方がかわいい

拍手といってもスタンディングオベーションのときにやるやつじゃなくて、面白かったりするときに手を叩いて表現するときのやつ。伯山本人に「面白いときに手をたたく」という習慣がそもそもないのか、それとも本人の内なる上品さがにじみ出るのか、手を叩くときは講談のときの豪快さと迫力さは全くなく、身体の前でちょっとだけ手を合わせるだけ。それがとてもかわいい。「反省だ!」に限らず、伯山が手を叩くシーンに出くわしたら、ちょっと注目してほしい。

 

*1:伯山襲名披露パーティで大スベリした松村邦洋のスピーチをフォローすることなくしっかり放送したことによる

乳首隠さないで

初の無観客開催となった「R-1ぐらんぷり」2020の感想を簡単に。宮迫の代打として登場した昨年王者粗品が「雨上がりのMとロンブーのR」というネタを仕込んできたことに安堵を覚えたオープニングだったことも書き記しておきたい。

 

メルヘン須長

科捜研の女沢口靖子モノマネでお馴染みのメルヘン。ネタそのものはSNSあるあるでまあ普通。もうちょっと沢口エッセンスが入っていると良かったんだけど。ルヴァンネタはスポンサー的にNGだったのだろうか。

 

守谷日和

濡れ衣。演技力と顔面力が確かなので、これはドラマのオファーあるだろうなあ。

 

SAKURAI

ロック。早ければ1か月後くらいに日テレあたりが何か普通の項目を読み上げさせ、「SAKURAIが歌っているのは何のこと」クイズやってる気がするんだよな。元々面白だったものが面白のエッセンスだけ削られてバラエティの一部になるという一番悲しいパターン。消費されないで!

 

野田クリスタル

自作ゲーム。M-1、KOC、そしてR-1と3大大会のファイナリストになった才気あふれる野田。やっていることは「勇者ああああ」と殆ど変らないんだけど、それをしっかりネタに落とし込み、笑いを起こすのはお見事。これでえみちゃんも浮かばれるね(死んでない)。

 

ルシファー吉岡

缶コーヒー。昨年の「女子高生のおはようは、おはようの意味」に続き「『どっちでもいい』ってのは、『どっちでもいい』ってこと?」という、哲学的なおうむ返し。この言い回しだけで突き詰めてほしいわー。

 

ななまがり森下

乳首隠せないおじさん。優勝。こういうのが見たくてお笑いを見ていると言っても過言じゃない。

 

ほしのディスコ

プリン。ネタそのものはパーパーの時とあんまり変わらない。それよりも「なぜPerfumeのっちからいただいた芸名『3人合わせて星野です』をまた『ほしのディスコ』に戻したのか」を延々言い訳するネタを見てみたい。最後に「芸名としてうっとうしいんじゃ!」と叫んで終了よ。

 

すゑひろがりず南條

今と昔。こちらもやっていることはコンビの時とあんまり変わらないので、別にピンじゃなくてもなー、という感じ。やっぱりR-1だからこそピンに特化したネタを見たいという気分はうっすら自分の中ではある。

 

ヒューマン中村

テレパシー。フリップネタではないネタだったんだけど面白かった。集金の方法がNHKそのものだったので、NHK出禁覚悟で最後までNHKのことをイジってみてほしかった。

 

おいでやす小田

ラ行。このネタが準決勝観客ありきでどこまでウケたのかは知らないんだけど、ちょっと上滑りしていたかなあとは思う。

 

ワタリ119

さんまのお笑い向上委員会」出世株。同番組では完全にポンコツ扱いなんだけど、なかなかどうしてネタの構成はしっかりしていて「他に誰か考えたやついるな?」感は凄かった。けど今回披露されたネタの中ではいちばん「仕上げてきた」ような気がして、ちょっと見直した(偉そう)。

 

視聴者投票では圧勝だったワタリだが、審査員票は殆ど入らず。これは単に視聴者と審査員がプロとして見ている場所が違うんだということ。ただまあ会場に観客がいたならばウケは取っていたはずなので、多少審査員の判断に影響はあったような気がする。無観客で一番ワリを食ったのはワタリなんだろう。コメントでしっかり褒めた陣内が1票も入れていないことが全てだろう。

 

大谷健太

早口言葉。敗者復活勝ち抜け。2本目のネタもそうだったけど、ネタはネタでしっかり面白いんだけど、発想や切り口の「どこかで見た感」が惜しい気がする。パンクブーブーを最初に見たときと同じような印象。ここから「自分だけの面白い何か」を見つけたとき、確実に面白い人として認知されるはず(偉そう2回目)。

 

決勝

野田クリスタル

モンスト。優勝文句なし。M-1からの落差や「勇者ああああ」での今後の立ち位置を考えると、なんだかムダに笑えてしまうよね。笑いの神が降りた。

 

すゑひろがりず南條

ベストテン形式だったんだけど、最後のウルトラソウルのオチが弱い気がしたんだけど。

 

大谷健太

2コマ。ちゃんと伏線回収しているあたりも上手なんだけどねえ。

 

 

野田クリスタルの優勝で幕を閉じたと思いきや、時間読みを間違っていたらしく(目録を授与しているときにスタッフロールが流れていたので、視聴者も時間ギリギリだと思っていた)最後に時間が余りグダグダになるという珍しい展開*1おいでやす小田やルシファー吉岡の常連敗退組にスポットが当たっていたのはよかったんだけど、一番悲しいのはそこでもスポット当たらなかったヒューマン中村。誰かもっと褒めてあげてほしい。

 

たぶん今日の夢に乳首隠せないオジサンが登場すると思います。それはそれで幸せな夢。

 

 

*1:追記:スタッフロールまでが全国放送、それ以降はローカル放送だったという情報を頂きました。どうやら北海道はローカル部分まで放送されたらしい。

前置きだけやたら長い話

あなたが「見切りをつけるとき」ってどんなタイミングですか?

 

人間というのは自分勝手な生き物ですから、心変わりするものです。もちろん心変わりするのが悪いということではなく、それは人間に備わった能力なので、ごく当然に起こること。ひとつのものに執着することも必要だけども、うまく心変わりが出来ないとストーカーとかになったりしてしまうので、スパッと切り替えることも大事なのである。

 

心変わりっていうのは、ある日突然起こるわけではない。ただ、必ず心変わりするときには何からのきっかけがあるわけです。例えば恋人が「好き」から「好きではない」に変わる瞬間がある。ふとした言動、何気ない仕草、あるいは匂い、雰囲気、自分にしか分からない何かがある。それが自分の中で明確なこともあるけども、「気付いたらなんか好きじゃなくなっていた」ということも珍しくはないだろう。

 

自分はかつて「モーヲタ」と呼ばれる人種でした。いわゆるモーニング娘。を愛でる人です。しかし現在は「モノノフ」と呼ばれる人種になっています。いわゆるももいろクローバーZを愛でる人種です。これを自分は「宗派替え」と呼んでいますけども、ひとつの心変わりです。自分の場合モーヲタからそのままモノノフになったわけではなく、モーヲタから冷却期間を経てのモノノフなので、厳密に言うと心変わりではないのかもしれませんけど。そして明確に「モーヲタじゃあないな」という瞬間があったわけではありません。熱が静かに冷めていったような感じです。

 

推している側が推すのを辞めるのは本当に些細なきっかけだったりして、強い覚悟を持っているわけではないです。しかし推されなくなる側は、特に理由もなく推されることを止められるわけです。直接「もう推さないよ!」と宣告されるわけではないけど、うっすら減っていく観客がそれを如実に物語る。

 

NHKで「テンゴちゃん」という番組があったんですね。岡崎体育とヤバいTシャツ屋さんがメインを務める生放送の番組。自分も数回見たけども「うーん、NHKが若者向けに作りそうな番組だなあ(要約:あんま面白くない)」という感想のもと、見なくなっていった。1年くらい続けばいいとこかな、くらいに思った。

 

しかし番組は2年続く。NHKとしては彼らをアイコンとして何か確たるものを作ろうとしていたのは間違いない。見ていないのであくまで想像でしかないが、NHKが若者向けに作りそうな番組をずーっと続けていたのだろう。若者のあいだでは盛り上がっていたのだろうか。少なくともその評判が自分の耳に入ってくることはなかった。だから今回「テンゴちゃん」が終わると聞いて、「あー、NHKが遂に見限ったか」と自分は正直に思った。

 

この番組が盛り上がらなかった(という前提で書いてしまうけど)のは、番組として魅力的なものではなかった、というそもそもの話と、NHKがもうちょっと本腰を入れるべきだったんじゃないのか、という面もあるんじゃないか。岡崎もヤバTもミュージシャンとしてそこそこ売れているし話題性もある。だからこその若者向けのアイコンとしての起用だったはずなのに、岡崎もヤバTも全然紅白に呼ばれない。本気で番組を、彼らを盛り上げるつもりがあるのなら、さすがに1回くらい出してやれよとは思っていた。しかし出演できないまま番組が終わる。推しているようでいて結局何者にもしてくれない。これは結構な梯子の外し方だなあ、と少し可哀想な気持ちになる。

 

そして自分は性格がひん曲がっているので「じゃあそんな梯子の外し方をした番組の最終回はどんなもんなのよ」という完全なる野次馬根性で、「テンゴちゃん」の最終回を録画し、そしてさっき見たわけですよ。すると番組の冒頭で

 

「番組の名前が変わってリニューアルします!」

 

だって。ごめんなNHK。自分の考えは浅はかだった。まだ責任を持って推すんだね。偉いと思う。ちゃんと彼らを紅白まで導いてあげてくれ。そんな考えが頭をよぎると同時に、自分は再生ボタンを留めて録画を消去した。そういう話でした。

 

 

生きていたんだよな

ども、ハトヤです。本日釈放されました。ウソです。釈放されたのはマッキーです。

 

さてしばらく更新をサボっていたのですが、単にサボっていたわけではなくて、コロナウイルスにおける社会のなんやかんやの影響を仕事が大きく受けてしまいまして、正直なところ更新どころではなかったわけですね。いやもちろんやろうと思えば出来たんですけど、ちょっとそういう気分にならなかったわけです。簡単に言うとやっぱりサボっていただけですね。すみません。

 

さて前々回の更新で「TEAM SHACHIのライブに行きたいけどコロナ怖い」っていう話を書いたわけですけども、結論から言えばライブには行きませんでした。無難な判断だったなあと思います。これだけ世の中で大騒ぎになる前の話でしたが、今日になって札幌のライブハウスから感染者が出たとかいう話も出てきて、もしこれがちょっと間違えば自分だったかと思うと、ちょっとゾっとします。ただ、SHACHIのライブは次は必ず行きたい。

 

「知らなくていいコト」が最終回前ですが面白いです。ストーリーはまあまあですが、重岡大毅演じる野中のクソっぷりがとてもいい。さすが大石静だと言いたい。現実にはそうそうお目にかからないクソっぷりがドラマの中だからこそギリギリ許容できる存在となり、そして人間の愚かさと面白さを教えてくれる。これが現実ならばとても笑えないんだけど、フィクションだからこそ憎まずに考えさせられる。

 

逆に「テセウスの船」は評判がいいですが、自分はそんなに盛り上がっていません。もちろんつまらないということはありませんが、展開が若干モタついている感があります。個人的にはもはや誰が真犯人でもいい。なんなら本当の犯人が結局鈴木亮平なんじゃないかとすら思っている。

 

更新サボっている間に今年一番笑った東京ホテイソン置いておきます。

www.youtube.com「い~や クンニの尺!」は2020年のベストツッコミだと思います。まだ3月だけど。

 

 

みなさんも週末はムダに外出せずにテレビ見てればいいと思いますよ。

 

 

DHA

Dream Amiが結婚。

 

結婚相手は「テラスハウス」にも出演していた「半さん」と呼ばれていた人らしいです。全く知りません。知らない人については語れないです。それよかAmiの話がしたい。

 

Dream Amiといえば「金髪のいしのようこ」でお馴染みである。ただし残念なことに若い人には「いしのようこ」が伝わらず、年配の方には「そもそもDream Amiが誰か分からない」ので、こんなに的確にお馴染みな紹介の仕方はないにも関わらず、殆どの人に伝わらないというまったくもって意味のない紹介である。逆にこれが通じればテレビの話はできるなあ、と思う。

 

もっとも「金髪のいしのようこ」では伝わらなくても「E-girlsにいる金髪のアイツ」と説明すれば、大体の人には伝わる。しかしその一方で「それ以外の説明が全く伝わらない」という欠点もある。E-girlsの代表曲はいくつか思いつくが、Dream Amiのソロデビュー曲が「ドレスを脱いだシンデレラ」だとは誰も知らない。自分も知らない。Wikipediaに書いてるのをそのまま書いただけである。1秒も聞いたことない。

 

ここまで書いておいてアレだが、「実はもう今DreamはE-girlsですらないし、Dreamそのものも活動を終えている」という事実をあなたはご存じだろうか。自分くらいのドリーマー(Dreamファンの通称。ちなみにそんな通称はない)になるともちろん知っているが、世間的にはもはや誰がE-girlsで誰がDreamなのかなんてわからない。しれっとゆきぽよが混じっていても絶対分からない自信がある。

 

そしてここまでダラダラ書いておいて一番言いたかったのは「Dream AmiはDreamのメンバーだから説明のためにDream Amiという表記なのではなく、現在の芸名がDream Amiだ」ということ。これどのくらいの人が知っている知識ですかね?東大生の正解率2%とかじゃないのか。

 

簡単に言えば「Dream Ami」という芸名は「カンニング竹山」なのである。竹山隆範カンニングというコンビのひとりであったが、相方が逝去したときからカンニングという名前を冠して「カンニング竹山」が芸名になった。「Dream Ami」の本名は中島(旧姓)麻未であるが、DreamがLDH入りしたときに芸名が「Ami」となり、そしてDream活動終了後のソロ名義は「Dream Ami」なのである。どう考えてもカンニング竹山と一緒。

 

しっかしまあ「Dream Ami」という芸名、あらためて味わうとかなりぐっとくるものがある。アルファベット表記だから騙されているが、これが「ドリーム麻未」という表記だったら、間違いなくただの売れない浅草の漫才師である。けっこう長いこと存在していたグループだから気にならなくなったけども、よくよく考えたら「Dream」というグループ名も大概だなあ。

 

結婚したことによってDream AmiはDream Handa Amiになったわけだ。DHAである。頭によさそうな名前だ。川本真琴の名曲「DNA」は「大っきらい(D)なのに(N)愛してる(A)」だったけども、それは全然関係ない。せっかくだからDNAを聴いて寝ることにする。だってDream Amiの曲もなんならE-girlsの曲もひとつも持ってない。ごめんよAmi、いや違ったDream Amiだな。