船成金

M1グランプリ2023」を敗者復活から。

 

Aブロック

華山

劇場とかで見たら「面白かったなー」と満足するやつ。

 

ぎょうぶ

オジサンとしてはハナクソでじゅうぶん面白いんだけど、ハナクソじゃなくてもよかったのかも。

 

ロングコートダディ

爆発的にウケなくても前2組とは実力が違いすぎるな、と。

 

ニッポンの社長

敗者復活における音のファンタジスタ、って最初書いてたんだけど、某有名twitterお笑いアカウントの人が同じこと書いているのを見つけてしまって、超恥ずかしいけどこのままにしておく。

 

20世紀

オジサンは年のせいかうるさい漫才に疲れちゃうんだよ。昨年のTHEMANZAIのたけしの気分。でも生で見たら絶対面白いんだろうな、ってことは分かる。

 

ママタルト

麻婆豆腐を足で止めるの好き。

 

ヘンダーソン

気合は感じたんだけど、どこかで見たことあるようなないようなっていう。

 

ヘンダーソンが勝ち残り。会場ウケが大きかったので順当かなあと。

 

Bブロック

豪快キャプテン

まだまだ若い。

 

鬼としみちゃむ

見た目のインパクトもさることながら技巧系ツッコミ。要注目。

 

スタミナパン

うんちは強い。

 

トム・ブラウン

負けたのは仕方ないけど、こういうのが見たくてお笑いを見ている。最高。最高。北海道の誇り。

 

エバース

キワモノの流れをきっちり戻した。将来楽しみ。

 

ナイチンゲールダンス

もう決勝を見ているような。

 

オズワルド

面白いけど、ナイチンゲールダンスの後では勝負あった感。

 

ナイチンゲールダンスが勝ち残り。出番順も良かった。

 

Cブロック

ドーナツ・ピーナツ

あんまり覚えてないんだ…ごめん。

 

きしたかの

もっと高野さんを怒らせてほしい。

 

シシガシラ

ハゲネタは飛び道具なんだけど、ファンネルじゃねえかよ。強い。

 

ダイタク

ついにおすピーを超えた日本一面白い双子か(僅差でまだおすピーにしておく)。

 

ななまがり

ラストイヤーありがとう。好き。

 

バッテリィズ

本物のバカにはできない漫才ですよ。

 

フースーヤ

何事も極めれば唯一無二だなと思わせてくれる。素晴らしい!

 

シシガシラが4人抜きで勝ち残り。

 

敗者復活は審査員票4票を得たシシガシラ。

 

本戦

令和ロマン

出会い頭。トップバッターながら自分たちの空気に巻き込んでいく巧さときたらない。これが出番がもっと後なら爆発していただろうという惜しさもあったが、審査員たちにもさすがと言わざるを得ないトップバッターからの最終決戦進出は、それだけで誇れる称号。

 

シシガシラ

合コン。ハゲネタという武器一つでここまで戦うんだから恐ろしい。でもやっぱり敗者復活のネタが良すぎた。インパクトは十分。

 

さや香

ホームステイ。昨年爆発したネタを上手いことブラッシュアップしながらちゃんと面白い。個人的には昨年のインパクトが強すぎて今年はそこまでではなかったけども、まあ面白いことに疑いの余地はないわけで。

 

カベポスター

おまじない。最初のがドカンとハマればその後は面白いようにドッカンドッカン決まっていくタイプのネタなんだろうけども、最初にそこまで爆発しなかったのが最後まで来たのかなあと。

 

マユリカ

倦怠期。いやネタは面白かったと思うんだけど、ネタ前の煽りVTRでのキャッチフレーズ「ずっとキモダチ」を引きずるトークが面白すぎて、なんだかネタ覚えてないんだよなあ。ずっとキモダチはケツメイシの「トモダチ」で歌えるしMV作ってほしいわ。

 

ヤーレンズ

大家。テンポよく繰り出されるボケの連打はかつてのM1攻略法を思わせるんだけど、決してそういうことではなくて、ヤーレンズの面白さを突き詰めていったらああなった、という解釈のほうが正しいんだろうなあ。どこか必ずツボに入るボケがある、ってのは解説として素晴らしいなあと思ったけど誰が言ったか覚えてない。自分も「つまらないもの」としての北京原人がツボでした。

 

真空ジェシカ

映画館。相変わらずの真空ジェシカ劇場で満足。「派遣のニューウェーブ人材智則」レベルの一撃があればよかったんだけど、今年はそこまでクリティカルなものがなかったかなあ。「三谷幸喜高齢者」に対しての「ラジオネームか」はすげえ良かったんだけども。

 

ダンビラムーチョ

カラオケ。昨年の敗者復活でも森山直太朗を朗々と歌い上げるという漫才を披露していて、「そういうことだよね」という潔さはあるんだけど、やっぱり審査員は評価しないよなあ。これで勝つには審査員も点数を入れざるを得ない大爆笑しかないんだけど、やっぱりそこまでではなかったか。

 

くらげ

サーティーワン。くらげを最初に見たのは数年前の敗者復活だと思うんだけど、その時にやっていたネタと根っこでは変わっていなくて、上手いこと進化するもんだなあと。システムとしてはミルクボーイのそれに近いと言われてしまえばそれまでなんだろうけども、なんかもう一歩進化できる余地がありそうで、頑張ってほしいなあ。

 

モグライダー

空に太陽があるかぎり。ともしげが上手くできちゃ面白くないけど、漫才としては上手くならなければいけないという大ジレンマ。最後のトーク部分でともしげが緊張を浣腸と言い間違えたところで大爆笑が起きるというのが答えなんだろうなあ。あとジョンソンは松ちゃんからのエール。優しい。

 

最終決戦

令和ロマン

町工場のドラマ。ヤーレンズと比べれば決して多くない手数だったけども、決まったときの大爆笑は優勝をもぎ取る力強さ。強かったなあ。

 

ヤーレンズ

ラーメン屋。昨年の敗者復活でかけたネタ。2年連続で出井アフタートゥモローが聞けて、misonoも草場の陰で喜んでいるだろう。死んでない。

 

さや香

見せ算。こういうネタは爆発すると手が付けられないんだけど、着火点がなかったのが惜しい。令和ロマン、ヤーレンズバチバチのネタの後だったのがなあ。こういうのを美しいと称賛するファンは必ず出てくると思うんだけど、自分は単に失敗しただけだと思う。

 

最終投票でヤーレンズ山田邦子)、令和ロマン(博多大吉)、ヤーレンズサンドウィッチマン富澤)、令和ロマン(ナイツ塙)、ヤーレンズ海原ともこ)、令和ロマン(中川家・礼二)と交互に来ての令和ロマン(松本人志)という最高に美しく興奮する発表。それにしてもトップバッターからの優勝は素晴らしすぎる。

 

令和ロマンは今年「面白いなあ」と思ったものが二つあって、ひとつは「nobrockTV」での100ボケ100ツッコミチャレンジ。もう一つは「令和ロマンのANNX」でした。ANNXで一番好きだったのは、高比良の「どうだ明るくなったろうみたいになっちゃう」という発言に対して「船成金な、お札を燃やしてる」と返す松井、そして「ふなはいらないよ、ふなは」とさらに返す高比良。自分はこれに悶絶しました。

 

「漫才では高比良のボケに対して割としっかり間を取って突っ込む松井なんだけど、上記のふたつはどちらも高比良のボケに対して超絶スピードで正確無比なツッコミを量産しまくるという「強さ」を見せつけていたのです。だから決勝に進んだときは「勝てばいいのになあ」と思っていました。

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さも自分が面白かった人を見つけた手柄のように書いてますけども、令和ロマンはもともとNSC主席卒業(当時はコンビ名「魔人無骨」)のお笑い超絶エリートなのです。いつか売れる人たちでしたが、ただM-1がそこにブーストをかけただけでした。でも自分が面白いと思えた人が何か売れる瞬間を目の当たりにするってのは、やっぱり楽しいことではありますよね。

 

霜降り明星のときも思いましたが、やっぱりこの大会は若い人が勝ったほうが面白いなあと改めて思いました。中堅が実力を発揮してもぎ取る面白さもあるんだけども、そこを勢いのある若手が搔っ攫っていく痛快さが間違いなくある。ただ令和ロマン落ち着きすぎていてあんまりそんな感じはしないんだけどね。

 

何はともあれ、面白かった。自分はこの後上記のnobrockTVをもう一度見てからAV見て寝ます。メリークリスマス。

 

 

 

 

あとどうでもいい話ですが、はてなブログがAIで記事タイトル名を考えてくれるというnote丸出しな機能が実装されたので考えてもらいましたが、正直めちゃショボかったので、オジサンの脳みそがひねり出したタイトルで書いてます。

 

続・さよならだけがじんせいだ

高城れに、離婚。

 

一昨日は和牛解散、昨日はラフラフ林未梨活動休止、そして今日の高城れに離婚ときたもんだ。毎日毎日仕事終わりでまあまあ衝撃度の高い情報ぶっこんでこないでくれと思うよ本当に。けど当人たちも真剣だから仕方ない。

 

ももクロの紫こと高城れにプロ野球選手宇佐見真吾と結婚したのが今から1年ほど前のこと。それまで結婚はおろか交際の情報すら一切出てこなかった高城の結婚は、自分も含め驚きはしたものの、よく調教されたモノノフにとっては祝福の対象でしかなかった。ほとんど批判的な意見は見なかったように思える。それは高城の年齢が当時29歳であり結婚しても全然不思議じゃないということも大きかっただろう。当時の感想は昨年書いた文章を読んでいただきたい。

nageyarism.hatenablog.com

そこから「人妻・高城れに」としてももクロでも相変わらず活動していたのだが、新婚とは思えないほどにそこには「今まで通りの高城れに」がいた。それは旦那が当時日ハムの選手で宇佐見は北海道、高城は東京(実家は横浜)という別居生活を送っていたせいも大きいだろう。シーズン半ばで宇佐見は日ハムから中日に移籍し、住まいが北海道から名古屋に変わったわけだ。北海道よりは物理的にも近づいたけども、相変わらず別居生活は続いていた。すれ違いと言ってしまえば可哀想だけども、物理的な距離が精神的にも距離を生んでしまったということは十分に考えられる。

 

そして高城はももクロとしてただもう忙しい日々を送っていたし、宇佐見は日ハムから中日への移籍もあり、来年もプロ野球選手として活動できるか分からないような状態で日々必死だったと思う(中日に来てからは日ハム時代よりも活躍はしていたものの)。一昨日の和牛、昨日の林同様に、何があったのかは当人同士にしか知るところではないので余計な詮索はしないけれども、何かしらうまくいかないことがあったのだろう。

 

自分はももクロが信仰の対象であるので、宇佐見のことはどうでもよく(というのは本当に失礼な話ではあるが)やっぱり高城のことが気になる。少なからず精神的ダメージは大きいのだろうなあ、とかは思うけど、あんまり心配はしていない。変な言い方ではあるが「なんだか高城れにっぽい」んだもの。世間的にはスピード離婚という「まあまあやっちまった」感がある出来事でも、そこに高城れにというパーソナリティが乗っかることで「まあ、れにちゃんだからな」でお終いなのだ。モノノフ以外には分かりにくい感情かもしれないが、そんな感じ。少なくとも自分はそれで問題ないと思っているし、そのくらいの信頼はしている。スピード離婚バツイチ三十路。最高の肩書じゃないか。

 

もしかしたら今後再婚だってありうるかもしれないし、またそうはならないかもしれない。どっちにしても高城れに高城れになのだ。人妻でもバツイチでもどっちでもinなのである。さかともえりなのだ。40代以上しかわかんないな。

 

スピード離婚バツイチアイドル、という肩書が傷心の今は厳しいなら名乗るべきじゃないけど、川上マネージャーがtwitterで漏らしていたように自己紹介でバツイチを名乗ることは案外収まりがよいわけで、それでもいいんじゃないかなあと思う。今のご時世結婚アイドルはちらほら見かけるようになってきたが、ここまでメジャーな現役アイドルでバツイチは高城れにただひとり。まさにオンリーワン。新たな武器だよ。

 

今後時間が経つにつれ、結婚していたこともバツイチであることも人々の記憶からうっすら消えていくのだろう。再婚したらなおさらである。しかし自分は「高城れにがかつて結婚していたことの産物」として、そして三十路前の豊満なボディを残しておきたい(あるいは子供ができる前のスタイルを残しておきたい、だったのかもしれないな)という高城の願望の集大成としての水着写真集を見るたびに「離婚したけど宇佐見ありがとう」って思うんだろうな。

 

よし、次行こう、次。って気分でいいんじゃないっすかね。

 

ラフ×ラフの現在地はどこだ

興味ある人少ないと思うのですが、アイドル「ラフ×ラフ」をちゃんと追いかけています。現場には行ったことないですけど。この時点で大したファンじゃないのですが、まあ、それでも書きます。

 

ラフ×ラフとは佐久間宜行プロデュースのアイドル。結成の過程となるオーディションが全てYouTubeで配信されている。結成してからようやく1年くらいか。相変わらずYouTubeでドキュメントだったりバラエティ的なものが配信されている。毎回楽しみながら見ている。

 

そんな中発表されたのが最年少メンバー林未梨の活動休止。以前からちょくちょく学業優先で活動をセーブしていたのだが、ここにきてイベントなどの不参加ではなく、アイドル活動を休止することが発表された。昨日の和牛解散からの今日の林未梨活動休止。仕事を終えてtwitterのタイムライン見て二日連続で「ええぇ」と声が出てしまった。なんなら今日のほうが衝撃が大きい。

 

実際のところ、林がちょくちょくいないことにファンはもう既に慣れていたはずだ。ここ最近のイベントにはめっきり顔を出していない。ただ新曲「考える時間をください」のMVには参加していたし、直近に発表された歌番組「プレミアMelodiX」の出演は9人だったので、やはり高校生はタイミング的に忙しいんだろうなあくらいの気構えではあったのだ。少なくとも自分は。にも関わらず、ここにきて正式な活動休止のお知らせ。「ああやっぱりダメなのか」という後ろ向きな言葉が頭をよぎる。

 

高校生なのだから「学業優先」することに何の問題もない。しかしこの時期に優先させる学業ってなんだろうということになる。誰しも口に出さないけども、それが方便だということは皆分かっている。だとしたら、この後活動が再開されることはあるのだろうか。戻れる場所は残しておくが、そこに本人が戻ってくるかどうかはまた別の話だ。

 

林本人に何があったのかを詮索するつもりはない。本当に学業とアイドル活動でいっぱいいっぱいになってしまったのかもしれないし、何かアイドル活動に心が動かなくなることがあったのかもしれない。1年前は本気だったものも、1年経てば気持ちは変わる。それが10代の若さというものだ。たとえ心変わりがあったにせよ、責める気にはなれない。活動休止に際しても本人からのコメントはない。

 

少し前から林がいない状態での活動が続いてはいるので、ここで一人抜けたとしても、活動そのものにそこまで影響が出ることはないだろう。しかし、ここがラフ×ラフにとっての初めての正念場となるんじゃないだろうか。佐久間Pプロデュースという小さくない看板の下、爆発的ではないにしろ順調に活動を行ってきていた彼女たちにとって乗り越えるべき場面だ。「林がいなくなるかもしれない」というこの宙ぶらりんをどう乗り越えるのか。もし林が去ったとするなら、この先どういう道を辿るのか。増やすのかそのままなのか、はたまた他のメンバーのモチベーションはどうなるのか。

 

林の活動休止はおそらくもっと早い段階で決まっていたはずだ。メンバーも知っていただろうし、ワンマンライブを控えた状態で、どこで発表するかのタイミングを探っていたのだろう。本当はライブのチケットを売り出す前に林の欠場を伝えたほうが誠実ではあるのだが、なかなかそうもいかない事情があったのだろう。

 

メンバーはこぞってtwitterで林に対するメッセージを書いている。そりゃあ用意はしてただろうな。そこにあっていつも林に対して熱い思いを表現してくれる夏目だけが、発表当日になんのリアクションもなかった。高校生組のtwitter運用は22時までという制約もありはするのだが、いつも何か言う夏目が何も言わない。こういうのが切ない*1

 

ラフ×ラフのアイドルとしての現在地はどこなのか。3月に自分が書いたメンバーに対する覚書をここで更新しておくことにする。3月に書いたものはこちらから。

nageyarism.hatenablog.com

 

齋藤有紗

お笑いに対して異様に前向きという姿勢を崩さないラフ×ラフのリーダー。単独で舞台にも出演していました。先日の動画では滝に打たれてもいました。美人だしもっとポテンシャルを発揮できそうな場所がありそうなんだけど、まだその場所も、そして世間にも見つかってない感じです。

 

佐々木楓菜

1年でビジュアルが強くなった。身長も高く見映えがする。動画編集や自撮りなどの才能があり、アイドルとして「魅せる」意識が強く、真っ当に売れる気配がする。

 

高梨結

安定感はもちろんのこと、夏にプレイボーイで水着グラビアになったあたりで単純に武器が増えたという感じ。ぶりっ子苦手というのも面白い。まだまだ引き出し増えるんじゃないか。高梨が売れることがラフ×ラフにとっての最大の広報だ。

 

永松波留

ラフ×ラフのセンターを担う存在。ラフ×ラフが売れるとするなら、それは永松が世間に見つかったときだという認識は変わっていない。動画ではたびたび怯えたり泣いたりする姿を目撃するのだが、オジサンはもっと笑ってほしい。怯え顔も魅力ではあるのだが。

 

夏目涼風

オーディション時からずっと変わらない「希望」を与えてくれる人。夏目が頑張っている限りこのグループは大丈夫だと思っている。林の不在時に夏目が「ラフラフは9人だ」と言い切ってくれたことがどんなに心強いものだったかを自分は知っている。だからこそ今回何も言えなかった夏目を今度は助けてあげなきゃいけないんだという気はしている。

 

林未梨

活動休止にはなってしまったが、これで全てが終わったわけじゃない。グループ活動当初に見せたあの華やかで力強い振る舞いを自分は忘れてはいない。これで終わりだなんて寂しすぎるだろ?

 

日比野芽奈

個人でラジオ・テレビとレギュラーを持ち順調も順調。芸歴の為せる技。「負け顔シンデレラ」なるフレーズも拝命し、いまんところは文句なしのMVP。個人が売れればグループも売れる。頑張れ。

 

藤崎未来

ラフラフのトリックスター。ヒステリック藤崎とも呼ばれる。向上心は強く、twitterで対外的に一番ちゃんと宣伝できているのが藤崎。声優オーディションで主役に抜擢されたりするし二次元にも強い。アイドルらしからぬ発言や表情を見せるし、見ていて飽きない。今個人的に一番面白いのが藤崎。

 

吉村萌南

二十歳のちびっこ。横浜LOVEアイドルとしての活動も。大人っぽい表情を見せたと思ったらどこのお子様だよと思うことも。そうかと思えばカクテル好きだったりして、本当に大人なんだか子供なんだか分からん人。この魅力がもっと伝わってほしいんご*2

 

大喜利ができる」ということ以外は、佐久間Pプロデュースという色もそれほどついておらず(「100億点」MVぐらいか)、ここからまだまだどうにでもなる人たち。自分の人生はもう楽しいことはないが、彼女たちには自分たちが楽しいと思えるアイドルにはなってほしいなと思います。こんな文章を全力で書くくらいには応援しています(これ3月にも同じこと書いた)。

 

いつでも戻ってこい!

 

*1:翌朝ちゃんと更新されました

*2:吉村のtwitterはこんな感じです

実力があればなあ

和牛が来年3月をもって解散。

 

ちょっと前に「アキナ牛シュタイン」という3組(アキナ・和牛・アインシュタイン)からなるユニットの公演が中止になったというニュースがあり、「何かあったのでは」と少し話題になっていたが、どうやら和牛の解散が理由だったようだ。

 

和牛といえば、復活したM-1においてもっとも優勝に近づきながら優勝できなかったコンビ。その実力は誰もが認めるところであり、いうなれば「漫才やってる限り食いっぱぐれることはない」人たちだった。そんな人たちが解散というのは、にわかには信じがたいことだ。

 

解散の理由は本人たちのコメントによって語られている。水田の遅刻に端緒があるようだが、これもどこまで本当なのかは分からない。コメントを読めば、水田と川西の仕事、とりわけ漫才に関してのスタンスの違いが見えるが、これだってどこまでが本音なのだろうか。外野は想像でああだこうだ言うしかないわけだ。本当のところはどこまで行っても本人たちにしか分からないのだ。

 

だから和牛の解散において自分がこれ以上ここで書くことはない。ないのだ。しかし自分はこの解散を知って、なんだか深く考え込んでしまった。

 

生活のことを考えれば、お互いにある程度のことには目を瞑り、漫才を続けていく方法はいくらでもあったはずだ。前述したように漫才さえしっかりやっていれば食いっぱぐれることはない人たち。そんな状況を捨ててでも解散という道を選んだということは、お互いに譲れない何かがあり、安定した生活を捨ててでも解散という道を選ばなければいけない信念とか憎悪とかがあるんだろう。それでも、40歳前後でこの生活を捨てる。なかなかできる選択じゃあないと思う。

 

現に、自分が、そうだ。

 

ここ数年自分はずっと「仕事辞めたい」と言い続けている。現にこれを書いている今も辞めたい。先日も「なんかもう道理もへったくれもないな」という事態に直面して、完全に今やる気がない。たぶんちょいちょい仕事にそれが反映されている。2億くらい目の前にあったら、もうたぶんすぐ辞めている。

 

けど現に「辞められていない自分」がここにいるのだ。自分がまだ20代なら「次」があるのかもしれない。しかし悲しいかなもう40代。再就職しんどい。他業種に乗り換えられるほど潰しのきく仕事でもない。かといって同業他社に行ってもほぼ同じようなことになるのは目に見えている。今の会社には不満しかない。けど辞めたところで何の保証もない。自分に実力がないのがいけない。まあ人生にやる気がないのもいけないのだけど。どっちにせよ「辞めてやらあ」で辞められるほど人生甘くないことが数少ない人生経験で分かっているからこそ、辞められない。

 

けど自分の人生の残りもそう長くない。確実に折り返しはしたと思う。そんなことを考えたとき、このままさほどやりたくもない仕事にあと数十年従事し、その後残った人生を謳歌できるのか。できないな。じゃあ今すぐやりたいことやるべきじゃないのか、とか思うのだ。

 

オードリーの東京ドームライブに行きたいけど絶対無理、というのも、ここ最近よく考えることだ。

 

自分はリトルトゥースと言えるほどオードリーのラジオを聴きこんでいるわけではない。でもたまに聴くし、ラジオのいちイベントとして東京ドーム行きたいなあと素直に思ったのだ。しかし2月は仕事の繁忙期。普通に考えたら絶対無理。よしんば行けたとしても2月という天候に左右される季節に、東京北海道日帰りは無謀すぎる。諸々考えたら絶対無理。けど、こんな「行きたい!」と思えるものを、「仕事だから」の一言でスルーしていいのか。

 

そんなことを考えたら、今の仕事を続ける理由って「生きるための日銭を稼ぐため」くらいしかないんですよね。そうなった場合、他の手段で日銭が稼げればもはややってる理由などゼロに等しいのです。でも、他の手段がない。いや、本当はあるのかもしれないが、今の自分にそれができるのか。もう不安しかないですよ。

 

自分みたいな凡人はこんな風にクソみたいな現実を前にウダウダ言い続け、結局何もしないで終わるのです。最悪です。けど、和牛は違った。実力がある。今の生活を捨ててでも、先に進まなければいけない理由と覚悟があって、それができる実力があることがなによりも羨ましい。

 

何もできない自分が、惨めだ。

 

自分は自分が思っている以上にエビが好きだった、というどうでもいい話

タイトル以上でも以下でもない話なので。

 

KANさんが亡くなってからというものの、なんとなくYouTubeとか手持ちの音源とかでKANさんの楽曲を夜な夜な聴いている。最近の曲も昔の曲も、いいものはいい。夜中に「孔雀」聴いちゃう。

 

そんな佳曲だらけのKANさんの曲に「甘海老」つう曲があるわけです。自分はファンを名乗るのはおこがましい程度の人間なので、曲についてあれこれ語る気はないのですけども、これもいい曲です。何が甘海老なのか、つう話ですよ。

 

スーパーやコンビニで最近カップヌードルの「○○まみれ」が売られているのです。お馴染み「謎肉」まみれ、シーフードヌードルの「イカ」まみれ、そして「エビ」まみれだ。

 

カップヌードルは大好きというほどでもないが、人生のなかで人並みに食べてきたし、久々に食べると「ああこの味だなあ」と思うくらいには好きだ。謎肉にもなじみがある。しかしこの「謎肉まみれ」はあんまり食べようと思わないし、シーフードの「イカまみれ」も同様。なんならシーフードヌードルはノーマルより好きかも、くらいの時期があったにも関わらず。

 

けど「エビまみれ」は超食べたいと思ったんですよね。

 

別にカップヌードルのエビなんて「ああ入ってるなあ」くらいの認識で、入っていてすげえ嬉しいという気持ちになったこともない。けどなんでかよく分からないけども、カップヌードルのエビまみれは妙にそそる。

 

なんでだろう、とふと考えたときに自分は地味に「エビ好きの人生」を歩んできたような気がするのだ。

 

寿司ネタでも甘海老は好きだ。北海道民にとって寿司ネタの「エビ」とはボイル海老ではなく甘海老のことに他ならない。コストコの寿司もたびたびお世話になるのだけど唯一イマイチだなと思うのはエビがボイルエビであること。これ北海道だけでも甘海老にしてくれないかとマジで思っている。

 

札幌には「一幻(いちげん)」という有名ラーメン店がある。ススキノから少し南に行ったところに店を構えている。ここのラーメン店は海老出汁で有名なのだ。味噌にしろ醤油にしろ、その中から登場する海老出汁の甘味はエビ好きにはたまらない。ラーメンも人並みには好きだと思うが、食べ歩くほどでもない。ただこの店は職場からそこそこ近いのと夜中でもやっているということで、以前は同僚とよく行ったものだ。最近では混み過ぎていてとんとご無沙汰ではある。

 

ハライチ岩井の結婚発表があった日、実はあの日1月のリベンジ戦として某ビュッフェに友人と訪れていまして、まあまあ腹いっぱいメシを食べていました。残念ながらカレーがなかったので、1月のような惨劇は回避されたのですが、それにしても2回目の慣れを発揮してさほど面白いこともなく戦いを終えたので、岩井の更新に代えてそのままにしていたのです。けど今になって思い返してみたら、デザートを一通り食べたあとで海老の天ぷらを立て続けに4本食べるとかいう奇行をしていました。

 

そんなことを思い出しているうちに、幼少の頃海老が好きすぎてボイルエビを際限なくパクついていたら、途中で気持ち悪くなって寝込むという超絶しょうもない記憶まで蘇ってきた。小さい頃から食い意地が張っていたという事実、そして「気持ち悪くなるまで食うなよ」という、今の自分に全く生かされていない教訓。

 

こう冷静に思い返してみると、自分が「好きな食べ物はエビ」というプロフィールは全く想定していなかったのだけど、どうもエビ好きを名乗ったほうがいいのかもしれない、という気がしてきた。人生も折り返しを回ったような年齢にして気づくことじゃないんだけど。

 

そんなことを考えながら今「エビまみれ」を食べている。

 

というオチがキレイな着地なんだけど、結局自分は「エビまみれ」を購入すらしていない。見送ったのだ。さすがに買えないほど貧しいわけではないのだけど、躊躇した。なんか甲殻類アレルギー発症したらどうしようとか、余計なこと考えてしまったんだよな。エビ好きなのにアレルギー出てしまったら元も子もない。そんなことを考えて、自分はエビ好きとしてカップヌードルを買わなかった、というだけの話。たぶん食べても平気だろうけど。

 

 

サンクト・ペテルブルグ

KANさんが逝去。

 

KANさんに興味がなくても「愛は勝つ」という超スーパーヒット曲は誰でも知っている。それだけでも凄いことではあるが、KANさんはもっともっと他にも良い曲がたくさんあることも、まあまあ多くの人が知っている。

 

北海道民にとって、とりわけラジオリスナーにとってKANさんは特別な存在である。STVラジオにおいて長年「アタックヤング」のパーソナリティを務め、アタックヤングが終わったあとは「KANのロックボンソワ」をそれこそ亡くなる直前まで務めていたのだ。長年北海道に住んでいながら一度もKANさんのラジオを聴いたことがないとするならば、それは何かの間違いである。

 

とはいえ自分はKANさんのラジオを今現在ずっと聴いていたわけではないし、ファンと言えるほど熱心に追いかけていたわけではない。しかしそれでもこの訃報に何か書かないとダメだという気持ちにさせる。それが自分にとってのKANさんという存在への敬意なのだと思う。

 

KANさんはアップフロントに長年在籍していたので、その関係でハロプロ関係の楽曲もいくつか手掛けている。たとえばこの名曲。

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こんなのも。提供されているのは超ポップだけど、本人バージョンはもっと味がある。

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そしてポップといえばこれ。本人ヴァージョンは踊ってます。

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ハロプロへの提供楽曲で印象に残る1曲といえば、現柴崎岳夫人のこれ。

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なんだかいつも真面目にふざけているんだけど、音楽はとてもポップで、余人をもって代えがたいミュージシャンだと本当に思う。好きな曲は多いけども、自分の最も好きな曲を張り付けておきたい。

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最後はおそらく北海道のラジオリスナーが全員こう言ってお別れを告げただろう言葉で送りたいと思う。

 

KANさん、ほな、サイババ

さらばメディアの自分、だとして

ハライチ岩井が奥森皐月と結婚を発表。

 

自分の脳の理解が追い付いた順番

①ハライチ岩井が結婚だって!あれだけ「自分は結婚できない」みたいなこと言ってたじゃねえかよ!つい最近「ボクらの時代」でも言ってたじゃねえかよ!結局そういうことかよ!

②相手は奥森皐月だって!あのラジオたくさん聴いてますつう女子高生だったな確か。ん?女子高生?女子高生。ほお……あ、今は19歳なのね。

③出会いは奥森が小学生の時に出演していた「おはスタ」ですか。そうですか……まあ、そういうこともあるよな。普通ないけど。

④年下論争はフェミニズム界隈の人にぶん投げるけど、奥森が商売にしていた「ラジオ好き」はどこに起因してんの?付き合ってたからラジオ好きなの?それともラジオ好きだからこそ付き合ったの?どっちにしてもモヤモヤすんな!

⑤それにしても今までの芸風全否定みたいなこのムーヴは、ラジオなりテレビなりでどう弁明するんだろうか。今までの自分を全否定してでも進みたい恋愛だとか結婚といえば聞こえはいいけど、どうやってこの後仕事していくつもりなんだ。まあいいんだけど。

⑥ん?結局文春がすっぱ抜いていたの?だから発表?これ「マジ歌」で歌うとしたらどういう「ダサさ」に分類されるんですかね。

 

とまあ現状でこんな感じ。「おはスタ」云々の話で盛り上がっているようですけど、自分はあんまりそっちには興味ないんですよね。結局男ってのは若いねえちゃんが好きだってだけの話ですから。女性にはぶん殴られるんでしょうけど。

 

それより自分は「今までの芸風をかなぐり捨ててまでの恋愛そして結婚」という筋書きが、あまりに今までのハライチ岩井の芸風とかけ離れていて、そこにしんどさを感じるわけですね。フット後藤で言うところの「高低差ありすぎて耳キーンとなるやつ」ですよ。

 

以前自分はこんな経験したことあるな、と思い出したのは「加護ちゃん喫煙事件」でした。今の加護ちゃん(指のない人とニッコニコ写真事件)に比べれば、こんなもの痛くもかゆくもない案件なのですけども、当時はたいそうな衝撃だったわけです。

 

未成年の喫煙なんてまあまあありがちな話ではあるんですけど、じゃあそれの何が衝撃だったかといえば、メディアの中の加護ちゃんは「天真爛漫でタバコ吸ってそうにない人」だったわけです。別に天真爛漫な人がタバコ吸ってても構わないし、加護ちゃんの出自を考えれば「さもありなん」なことだと今は思えるのですが、当時は「虚飾の加護ちゃん像」でもって無邪気に暴れるおこちゃまだったわけですね。だからそう、カフェで一服する加護ちゃんのアンニュイさに「アカン、これダメなやつ」とならざるを得なかった。他の人がどう思っていたかは知らないが、少なくとも自分はそう思っていた。イメージとかけ離れたことはダメージがでかい。のりピーのトランス動画なんてのもその類かなあと。同じドラッグでもエリカ様なんかノーダメージ。ぼちぼち復帰するみたいだし。

 

実際のところはどうだか知らないけども(ここはけっこう重要です)、自分がメディアで見ていたハライチ岩井は

 

①そもそも結婚に興味がない

②ましてや同業者なんか自分が売れるためにすり寄ってくる人間しかいないと思っている

③そんな中でもラジオ大好きとか言ってる女子高生なんか胡散臭さしかない

④文春にすっぱ抜かれて慌てて結婚発表するとかダサすぎるだろ

 

とか言ってそう(実際はどうだか知りません)だったので、もう眩暈がしそうなくらいに「ああ、そうっすか…」と自分は食らってしまったわけですね。「結婚した岩井勇気」じゃなくて、自分がメディアで見ていた「ハライチ岩井」だったら、こんな結婚した奴になんていうだろう。そう考えるだけで変な汁出ます。

 

岩井には結婚までの顛末を説明する義務なんてないのだけど、できることならしてほしい。もしメディアで語っていた「結婚に対する考え」がずっと本当だとしたならば、じゃあそれがどのようにして変わっていったのかは説明くらいしてくれても罰は当たらないだろう。逆に今まで語っていた結婚観にウソがあったならば、ウソついてまでそういう風になっていたのはどうしてか、そういうのを最も嫌っていたのが岩井だったんじゃないのかというあたりの話を詳しく聞きたい。どっちにせよこちらが聞きたいことはある。

 

南海キャンディーズ山里は、自身の結婚に関して「モテない人間として活動してきた自分が女優と結婚していいのだろうか」という葛藤があった。アンガールズ田中は「キモいという悪魔と契約し、笑いに魂を売ったけども、そろそろ自身の幸せをつかんでもいいだろう」と思って結婚した。自身の立ち位置を180度変えるかもしれないハライチ岩井はこの結婚にどんな逡巡があったんだろう。それをラジオで克明に語ってくれるなら自分は信用できるけど、ここをなんとなくボカすようであれば、なんだろう、それはとてもがっかりするに足る事件かもしれない。他人の人生をとやかく言う資格なんて一ミリもあるわけじゃあないのに、そう思えてしまうことの自分に対する何様感はある。

 

けど、この気持ちも偽らざる本音だからなあ。皆さんはどう思ってるんでしょうか。

 

 

(追記)

11/16放送の「ハライチのターン!」を聴いた。こちらが思っている以上に赤裸々に、そして正直に喋ってくれていたと思う。まるでこちらの考えていることなどハナっから見透かすかのように、こちらの疑問の全てに答えるかのように。自分は物凄く納得した。別にこっちが納得しようがそうでなかろうが、全く関係はないのだけども。ようやくこの言葉を言うときが来た。

 

結婚本当におめでとうございます。そして不躾な物言いごめんなさい。

 

今はこんな気分です。

(11/18)