タオルは何処へ消えた~Juice=Juice札幌公演備忘録~

Juice=Juiceの春ツアーの札幌公演に昼夜どちらも参戦してきましたので、備忘録。

 

ハロプロのライブはもうマジ本当に20年くらい振りでマジ緊張しました。前日上手く寝付けなかったもの。最後にZepp札幌で見たハロプロのライブは藤本美貴の最初で最後のソロツアーの千秋楽。いまやママタレの代表格みたいになっているミキティが初々しくロマモーやブギトレ歌っていた頃の話です。神話みたいなもんだな。

 

それはともかく、あまりに久々すぎるハロプロのライブなので、もう勝手が分からない。自分が参加していた頃のハロプロ(主に娘。本体やあややなど)はもうほぼほぼ男祭りで、とにかくあの独特の輪に入るのがイヤでイヤで。傍から見れば自分もその輪の一部であるにも関わらず。しかし年月は流れもはや自分がその一部であることは抗いがたい事実。全てを受け入れる態勢である。だからとりあえずグッズで身を固めるべきだと思った自分は、早朝9時からの物販に並ぶことを決めていたのです。

 

自宅から自動車でススキノへ。駐車場どこにするか問題はライブ前日からずっと悩んでいたが、最終的には勝手知ったるススキノのジャンボな駐車場で一日料金で停めるのが合理的だと判断。迷うことなく車を停めて、小雨降るなかいざZeppへ。

 

開始の9時に間に合えば、まあそんなに時間かからずに欲しいものが買えるだろうという呑気な心構えだったのが甘かった。既にZeppには長蛇の列。思わず「ウソだろ…」と言ってしまった。早朝くんだり馳せ参じたのに、買いたいグッズも買えないこんなライブじゃPOISONなわけです。来た以上は並ばないという選択肢はない。おとなしく並ぶ。

 

現在ハロプロのグッズは専用のアプリから購入するものリストを作っておき、そのQRコードをかざすことで購入できるというよく出来たシステムになっている。そして随時売り切れ状況が更新される。事前通販で買っておけばこんなことしなくても良かったんだけども、そこまで気が回るような人間ではない。だからおとなしく並ぶ。そして売り切れないように祈る。

 

物販会場に入れたのは1時間経った10時過ぎ。リストに変化はない。よし全部買える。そう思った矢先「タオル売り切れ」の報。マジかよ。何はなくともタオルさえあればライブは乗り切れるし、ここでタオル買うことを前提にしていたのでタオルもってきてねえよ。こりゃ参った。内心沈みながらもようやく購入にこぎつける。ランダム生写真×2とサコッシュとペンライト。最低限の装備。最終的には「どれもなくてもなんとかなる」ではあったのだが、タオルはマジで必要。想定よりもかなりかかった物販を一時後にして一旦ススキノ→大通へ。徒歩。

 

大通まで戻った目的はタオルを買うため。別に百均のタオルでもよかったのだが、どうせ買うなら普段使いできるタオルがいいので、無印良品まで行きタオル購入。本当はついでに今札幌PARCOで行われているロバート秋山の「クリエイターズファイル展」を見たかったんだけど、時間にあまり余裕がないため、会場の前だけ通り過ぎて去る。

 

一度装備を整えるために駐車場の自分の車へ。途中軽食を買うためにローソンに寄ったのだが、レジの列に並ばない外国人に対してレジの店員が大声で「ノオオ!」と言っていたのが頼もしかった。それでよい。

 

ライブ会場ではなるべく軽装のほうが良いので、先ほど購入したサコッシュに荷物をまとめ、両手が空く状態で再びZeppへ。既に整理番号順に並べている作業が始まっている。900番台半ばだったので入場するまでにはややしばらくかかった。その間雨は多少の強弱はありつつも振り続ける。傘はライブには邪魔になるだけなので車においてきた。先ほど購入したタオルが傘代わりになり威力を発揮。ありがとうタオル。

 

自分は一般の抽選販売で購入しているので、周りにいる人もファンクラブ経由ではなく一般発売のいわゆる「はじめまして」の人が多い印象。自分も「はじめまして」ではあるんだけど、なんか売れてるグループの勢いを感じる。

 

どうにかこうにかようやく入場。とっととワンドリンク交換を済ませ、会場に陣取る。昼夜2回見ることは決まっていたので、初回はなるべく後ろのほうで体力的に負担をかけない場所がいいと思い、1階後方PA卓の前へ。ちょうどステージのど真ん中で、見晴らしもよく、ステージ全体がよく見える。メンバーの顔までははっきり見えないけど、最初見るには申し分ない位置取り。

 

左隣には自分より多少年配のオジサン。さらに左隣のおそらく初対面であろうこれまたオジサンとハロプロ談義をしているのが「おお、ハロプロの現場だな」と少し懐かしい気分に。そしてライブが始まったわけだが、さらに左前方には自分の狭いパーソナルスペース内でフリコピするオジサン。思わず「いやあ、ハロプロの現場だな」としみじみしてしまった。

 

自分は耳があまり丈夫ではない(昔ライブ会場の爆音を浴び続けた結果一時的に聴力が落ちた経験がある)ので、ライブハウスでは耳栓が欠かせない。今回も耳栓を用意してきたのだけども、あろうことかに車に置いてきた。マヌケすぎる。しかし不幸中の幸いとでもいうのかワイヤレスイヤホンは持ってきたので、外音取り込みモードにしてイヤホンをつけることで事なきを得る。周りは耳栓している人見なかったけども、そういうもんだろうか。

 

ライブの感想は最後にまとめて書くのでここでは割愛。

 

1回目の公演が終わり、自分はそそくさと会場を後にし再び自分の車がある駐車場へエスケープ。1回目の公演で「この荷物でどうにでもなる」が分かったので、今の装備をさらに簡略化すべく戻っていたのだ。で、車について気づく。

 

タオルを落とした。

 

今日はとことんタオルに縁がない。さっき買ったタオルをわずか数時間で落とす。おそらくライブ会場に落としたんだと思うが、もはや見つける術もない。タオルそのものがそこまで惜しいわけではないが、2回目のライブタオル無しは若干きつい。けどまあライブ中にそこまで汗かいたわけではないので、まあなんとかなるだろうという気持ちで2回戦へ。

 

雨足強すぎるだろ。

 

2回目の整理番号は800番台だったので、1回目よりは前にいたが、それでも1回目と同様の時間は並ぶことになる。並ぶだけならいいんだけども、1回目より雨が強い。タオルはない。すなわちこれ濡れ鼠。入場したころには全身びしょびしょ。拭くタオルもない。ハンカチだけは持っていた(大人だね)ので、ハンカチで応急処置を取りながら再び会場へ。

 

先ほどは真ん中らへんで見たので、今度はどちらかのサイドから見ようと左側に陣取っていたが、ライブハウスお馴染み「奥に詰めてください」コールとともに、あれよあれよという間にまた真ん中へ。中央という意味では1回目と同じではあるが、先ほどよりも前方にいるのでステージが少しはっきり見える。結果ライブ中はメンバーの表情まで見えるくらいではあったのでそれはそれでよかった。

 

というわけで前段が長くなりすぎたけども、ライブの感想を大きなネタバレなしでメンバーの雑感とともに残しておきたい。多少のネタバレはありますので気になる人はスルー推奨。あとライブの細かいトークとかエピソードとかは他の人の感想見てください。そういうの書けない。

 

まずは全体の印象として、見映えが良い。それは全員の美しさがとんでもないという意味でもあるが、背の高いメンバーが多いので、ステージに迫力がある。昔Zeppでももクロちゃんを見たときは「みんな意外に小さいなあ」と思ったもんである。一番大きい玉井さんでも160cmくらいなもんで、これはJuiceでいけば工藤さん川嶋さんで真ん中らへんのメンバー。一番大きい遠藤さんは168くらいあるので、もうこれは見映え良すぎ。ホールツアー規模だとそこまで感じないんだろうけど、ライブハウス規模でやる場合、この身長の大きさはかっこよさに直結する。というわけで、ステージ、めちゃかっこよかったです。

 

段原瑠々

現Juice=Juiceを率いるリーダー。圧倒的スキルの持ち主。特に1回目見たときにはモノが違う歌唱力とその歌唱力に呼応するように躍動するダンスにマジで圧倒されっぱなし。古のハロプロでここまでスキルフルな人はいなかった(あややとかは別のベクトルで素晴らしかったんだけども)と思う。アンコールの「Magic of Love」のフェイクは見事過ぎて涙が出てきた。一方で2回目は少し声が苦しそうな印象。声を絞り出している感じがした。ライブ全体を通して歌うパートが多めであり、そりゃ1日2公演したらこうなるよな、と思った。しかしそれでも最後のほうは今出せるチカラを技術と気力でもってぶつけてくる様は「Juiceのこのメンバーをもっと高いところまで連れていく」といわんばかりの気迫にあふれたものだった。ライブを見て好きにならないわけがない。

 

井上玲音

現Juiceサブリーダーの顔面国宝。マジで美しい。段原さんが「国王」ならば井上さんは「女王」と形容するのが何より相応しい。顔も美しいが何より佇まいが美しい。段原井上(いわゆる「れいるる」)というJuiceの2枚看板がいれば世界は平和です。段原さん同様歌唱パートが多いので、やはり2回目は少し出力を落としていた印象。2回目が悪かったという意味ではなく、1回目がとんでもなく高出力だったってことです。CDで聴いてるのかライブで歌ってるのか分からんということがなく、ライブのほうが圧倒的に「良い」という人たち。恐ろしい。

 

工藤由愛

北海道出身の愛すべきタコさん。一昨日のJAPAN JAMでは歌唱せずのパフォーマンスで今日のライブも心配ではあったが、ちゃんと歌えていた。1回目よりは2回目のほうが調子が戻っていた印象。バシッと高音を決めてくれると気持ちいい。ライブ映像では切実な表情で歌うのが印象的だけど、今日は地元公演ということもあってか常に楽しそうな表情でした。ピノコチックなリボンも可愛い。地元公演でエンディング2回とも話を振られていたが、まあたくさん喋りますよね。「キタコイ」で飯田さんに気を使っていた時とは大違いだ!当たり前だ!地元「どんぐり」の名物ちくわパンを差し入れ、地元でもリリースイベントをやりたいと願っていた。お気に召すまま!

 

松永里愛

カッコよすぎる。オチサビを担当することが多く「オチサビの女王」なんて呼ばれているけども、ダンスもカッコよすぎるのよ。ライブ中思わず「カッコええ」「うわあ」と言ってしまったのは松永さんが一番多かったような気がします。随所でこちらの心臓を打ち抜いてきます。あと1回目2回目ともに出力安定。でカッコいいカッコいいと思っていたら急に可愛らしさ見せる箇所があったりで、完全に手玉に取られてますね。最高です。

 

有澤一華

優秀な音楽家。さすがに今回バイオリン披露はなかった。れいるるの歌唱力の影に隠れがちだけど難しいパートを難なくこなしているにも関わらず「そりゃまあできますよ」的なさりげなさでもって裏回しをしている感じ。2回目のアンコール時に「盛れミ」のMVの再生回数が1000万回を超えたという報告がなされたのだけども、直後のアンコールラストの曲で涙ぐんでいたのが印象的。

 

入江里咲

スマイルボンソワ。とにかくニコニコしていてニコニコしていてこっちまでニコニコしてしまうよね。そうかと思えば「甘えんな」って真顔で言ってくるし、どういう情緒で向き合えばいいんですかね。また、そうかと思えば「どこにいるの」って尋ねてこられたら松永さんに煽られて「ここだよりさち!」って叫んでしまうし、悪い女ですよ入江さん。

 

江端妃咲

超優秀なアイドル。前にも書きましたが、自分がこのライブに行くと決心したのは「BLOODY BULLET」という曲の最後に江端さんが「Ah!」と発したからです。というわけでライブ中もついつい目線が江端さんを追いかけてしまいがちでしたが、ずっと優秀。歌上手いダンス上手いそして表情管理上手い。1回目も2回目も出力変わらずの安定感。当たり前ですがライブでは全然不憫じゃないです。ちなみにコレクション生写真を2枚買いましたが、1枚えばちゃんが出て私は思わずガッツポーズをしたのは内緒にしてほしい。

 

石山咲良

「GIRLS BE AMBITIOUS!」でも「様子のおかしい美人」と形容されるくらいには美人で様子がおかしい人という認識でしたが、全然様子がおかしいこともない真っ当な美人です。北海道ということで地元のりんごちゃん(遠藤さん、後述)が煽る機会が多かったですが、普段ライブで煽ってくるのは石山さんなのでなんならもっと煽ってほしかったですね。身長も大きいのでやっぱりステージに映える。あんまり感じたことはなかったのですが、大きいアイドルはステージにおいて最強かもしれない。

 

遠藤彩加里

北海道出身のりんごちゃん。この人は一人だけステージで異様に目立つ。もちろん身長が大きい(前述、168くらい)ということもあるんだけど、やはりダンスの所作が美しすぎて目に留まらないわけがない。そして笑うと童顔で年相応なのに、ステージで見せる色気のある所作と表情は「あれ?ハロプロの中にKPOPの人混じってないか?」と脳がバグを起こしそうになります。映像で見ても素敵だし素晴らしいけど、生で近くで見るあかりんごさんは破壊力半端ない。そんな全てを無に帰するシヴァ神のようなあかりんごですが、昨日はスープカレー初めて食べたって言ってました。かわえええええ。

 

川嶋美楓

侮れないお嬢。見た目可愛らしいしリボンでかいし歌声も可愛らしいんだけど、なかなかどうして天才的なパフォーマンスをします。何と言いますかダンスに艶がある。段原さんの全てが大きく見えるダンス、松永さんの所作の全てがカッコいいダンス、そしてみっぷるの妙に艶があるダンス。映像でも見ているはずなのに、なんというか生で見たときのこの艶。そして実は身長も小さそうで小さくない。全てにおいていい裏切りをしてくるお嬢。歌もいいけどダンスが艶。

 

林仁愛

底が知れない。まだ加入して1年経ってないけども、加入のタイミングでJuiceに快進撃をもたらした「何か」を持っているのは間違いない。既存曲ではまだまだ歌唱パートが少ないので相対的に目立たないのは仕方ないけども、歌う機会が回ってきたときの実力は折り紙付き。歌唱やダンスの表現力はまだまだ先輩たちに敵わないけども、これだけ現時点で実力を持っている子がさらに実力を持ったメンバーに囲まれて成長したとき、この先どのような化物級の存在になるのか想像がつかない。今回のライブでいけば手足の長さは本当に映えていたし、そして大きい。なんならもうあかりんごの身長を抜かして170超えてるんじゃないかと思った。トークパートではナチュラル煽りスキルを存分に発揮していて、そこらへんも大物の片鱗。

 

 

てなことを考えているうちにライブは2回終わっていた。さすがにライブ始まる前は「2回もライブ見たら生きて帰れないのでは」と思ったんですが、なんとか生きて帰れました。「ひたすら楽しいアイドルのライブ」ではなく「カッコよさ可愛らしさ美しさ歌の上手さダンスの上手さ何でもござれの超全方位型ライブ」でした。誰にも何かしら刺さる部分があるという意味で本当にオススメできる。言い方は難しいですが、もうZeppくらいの距離で見られるライブはないんじゃないかと思えば、これは全くもって貴重な体験すぎた。

 

とりあえず「タオル」と「ポップミュージック」*1という忘れ物が見つかるまでは通う、かもしれない。かもしれない。

 

Juice=Juiceの皆さま、ライブに参加した皆さま、そして自分にお疲れ様でした。

 

 

*1:「ポップミュージック」は今回のツアーでは披露せず

称号

「ONE CHANCE」は思った以上にとっ散らかっていて。良くも悪くも。

 

漫才で王者になったことがある芸人が推薦する漫才師が登場し、その面白さを争うというもの。推薦する側の「王者芸人」という括りに関して言えば、ほとんどがM1王者であるがダイアン津田だけ上方漫才大賞王者というあんまり聞かない肩書。もちろん上方漫才大賞が聞かないのではなく、上方漫才大賞に王者って使うの?という話。そこらへんのよく言えば大らかさ、悪く言えばテキトー加減がこの番組の在り方なんだなと思えば色々ストレスがないだろう。お笑いの特番なんて、本来このくらいの温度のほうが楽しめると思うんだけど。

 

「少し大げさで少し金のかかった競うタイプのお笑い番組」的な捉え方でいい。ていうか番組も堂々とそう言ってくれればよかったとすら思う。全然違うと言われてしまうかもしれないけど、「ソウドリ」とか「笑いの金メダル」とか、勝ち抜きバトルをしているような番組の仲間。賞レースだと思えば一家言ある人から文句も出そうなもんだが、そうでないのなら基本笑えればいいじゃないっすか。

 

そんな中でもイチゴに「ゴールデン特番の優勝」という肩書がついたのは少し良かったのかもしれない。

 

イチゴが破壊的に面白いのは、一度でも彼らの漫才を見たことがあれば分かると思う。どう考えても面白い。しかしいわゆる賞レース的なもので評価されるという世界線が見えてこないというのも、これまた分かると思う。そういう芸風。だからこそ普通の賞レースでは取るのが現段階では難しそうな肩書がこういうガチガチの賞レースではない番組によって「面白いことの(それなりの)お墨付き」が早めについたっていうのは良かったんじゃないかな、と。ただまあイチゴくらい破壊的に面白い人たちは、今はまだダメでも、何かしら評価されるときは遅かれ早かれ必ず来るので、ここで中途半端に目立たなくてもよかったんじゃないかって気もするけども。そんなことないのか。

 

というわけで単純に3時間は長かったですが(2時間尺5組くらいでちょうど良かったんじゃないのかね)番組としてはそこそこ楽しめました。タルタル関数が一番得したという意味でMVPはアンタッチャブル柴田でしたかね。

 

単純じゃあない

ドラマ「銀河の一票」が面白いです。てかまあ今期これしか見てないんだけども。朝ドラは見てますが。

 

黒木華が主演。与党幹事長(坂東彌十郎)の娘にして秘書だったが、医者が謎の死を遂げた件に関し追及しようとしてクビ、絶縁されてしまう。落とし物をしたときに助けられたスナックのママ(野呂佳代)に都知事選出馬を打診するも、という流れ。まあ詳しいことはまだTVerで初回も2話も見れる(2話は5/4までだが)ので見てほしい。

 

この脚本、何がいいかっていうと「今のところただの悪人がいない」ということ。「日曜の水戸黄門」ことTBSの日曜劇場は分かりやすく敵役がいて、それに対して立ち向かう勧善懲悪タイプ。分かりやすいのが悪いわけではないし、痛快爽快というのもいいんだけど、そればっかり見ているとやっぱり物足りなくなる。そこにくるとこの物語は一筋縄ではいかなさそう。

 

もちろんメインは黒木華と野呂佳代ですから、現段階で不審死をもみ消した可能性がある幹事長は悪役側である。しかしこれも「本当にもみ消したかどうかは分からない」し、そこにどんな理由があったか明かされていない。早々に主人公を裏切った幼馴染の国会議員(松下洸平)も悪役側ではあるが、1話で裏切った理由を説明しているが、そこに理不尽はなかったりする。今のところ登場人物がみな「自分の理想・理念に従って動いている」わけでただの悪がいない。でも世の中ってつまりはこういうことですよね。

 

今の世の中は思考が単純化しすぎて、本当に善悪の二元論でしか語られない。しかもその判断が「道徳的に」「倫理的に」ではなく、「法律違反かどうか」っていう最低限のルールでしか語られない。まことに荒んだ世の中である。世の中に100%善も100%悪もなかなか存在しないものだ。その間にたゆたうグレーをどのようにジャッジするかは己の頭で考えるしかない。法律はあくまでその最低限のルールであり、物事の判断基準をそのラインに置くのは本来は情けないことだと思う。まあこの話はとりあえずこのくらいで。

 

ドラマに話を戻す。今物語が進んでいるのは、黒木華演じる主人公目線だ。もちろん彼女には譲れない正義があり、その正義に反する行為に見える父親でもある幹事長が許せなかった。これは彼女の側面から見た物語である。しかし裏を返した父親である幹事長の目線からすれば、全く違った見方が出来て、そして幹事長の正義がそこに存在するのではないか。もちろん2話の段階なので、そんなものはなく、単純に悪人の可能性もあるけども。

 

政治も世の中も単純ではない。けど人間はなんとか自分で理解できるように自分の能力に合わせて物事を単純化する。もちろん自分の能力もたかが知れているので、この程度の理解でしかない。このドラマは「単純じゃないものを単純じゃないと受け止め、それを一生懸命考えることが今必要ではないのか」と問われているような気がした。自分の小さい脳みそではこの程度が限界である。だからあとは女優の話。

 

黒木華のドラマってついつい見てしまうというか「見ておいたほうがいいんじゃねえの」と言われている気になる。今回も本当に良い。黒木がこのドラマの「緊張」ならば、「緩和」は野呂佳代。野呂無双。世の中の「そこにいる人」を全部持っていく勢い。本当は野呂佳代はそこらへんにいないけど、いる。凄い。あとは三浦透子。期待。

 

見たほうがいいドラマは見たほうがいい。結論は至極単純である。見たほうがいいよ。

 

私が間違ってました

GW休み中なのでヒマに任せて更新も行っているのですが、同じくヒマに任せて休み中に行ったイベント2つの備忘録。

 

①「奇界/世界 佐藤健寿トークイベント&サイン会in札幌」4/26 コンカリーニョ

「クレイジージャーニー」でお馴染みの写真家佐藤健寿氏のトークイベントが札幌であるという宣伝を見て、どうもチケット取れそうということで行ってきた。

 

コンカリーニョは演劇をやることの多い施設で、個人的には初めて入った。案外広い。当日も200人くらいいたような気がする。年齢層は割と広く男女比も同じくらい。自分含めてやはり「クレイジージャーニー」から知った人が多そう、という感じ。

 

佐藤氏はテレビで見るのと同じく、淡々と自分の撮影した写真について語っていた。当たり前といえば当たり前なのだけど、いろんな場所に行って撮影しているのによく覚えているなあとか思ってしまった。よく考えたらこういうイベントも数多くこなしてある程度喋ることも決まってるわけで、喋れないなんてことはない。

 

出てくる写真は「クレイジージャーニー」で見たことあるものから、「なんじゃこりゃ」というものまで様々。印象的だったのは「今撮らなければなくなってしまう(変化してしまう)ものも多く、撮影に忙しくまとめるという作業がなかなかできなかったけども、コロナ禍で移動の制限がかかったことでまとめることができた」という話。コロナ禍で基本ヒマだったのに部屋の片づけを少しもできず「もう一生無理」と諦めた自分とは雲泥の差である。

 

90分のトークはあっという間に終了。その後サイン会はあったのだけど、ここで本を買ってサインをもらってもおそらく読まないと思ったのですごすごと退散。こういうところが良くない。「何のためにイベントやってんのか分かってんのかお前」と言われても反論する言葉が出てこない。でも自分の部屋はもう片付かないのだ。勘弁してほしい。

 

②「プレバト才能アリ展」4/22~ 大丸札幌店7階

TBS系で放送されている番組「プレバト」。芸能人が様々なジャンルに挑戦し、その道の一流講師に査定を受けるという番組。十年以上続いている番組で芸能人が創作した作品および講師のお手本が一堂に集まり展示されるイベント。全国を巡回しているがこの度札幌に上陸。

 

「プレバト」を見始めたきっかけは忘れてしまったが、気づいたら毎週見ている番組。夏井いつき先生の俳句の添削はこの番組の名物であり、一切俳句とか作らないけども勉強になる。

 

会場では俳句も展示されていたが、さすがに俳句は優秀な句が並べられているだけで、正直この場で見なくてもいい感じ。やはり水彩画や色えんぴつ画など、ビジュアルに訴えるものが見ていて楽しい。

 

水彩画はテレビで見ていても「みんな上手くて差なんかないじゃんか」と思っていたが、実際展示されているものを見てもその気持ちは変わらない。しかし大きく違ったのは「先生のお手本は芸能人の作品に輪をかけて上手い」ということ。正直テレビで見ていても「そりゃ上手いだろ」とか「もうAIに描かせてるんじゃないか」とかテキトーなことを言ってたわけですが、実際展示されているものを見ると、桁違いに上手い。私が間違ってました。鼻水出ちゃった。

 

一番印象に残ったのはくっきー!が描いた色えんぴつ画の「チャーハン」。いつもは浜ちゃんが絵の中に入り込んでいるが、このチャーハンは色えんぴつ画の講師三上先生が描かれていて、そして激似。このクリアファイルがあれば迷わず購入したが、なかったのでスルー。どんな絵が見たい人はこちらの記事から。

news.livedoor.com

やはりテレビ見るだけでああだこうだ言っててもダメですね。先生の絵は桁違いに上手い。反省した。けど今更テレビ見ながらああだこうだ言ってる生活をやめることはできないので、今後も「どうせAIに描かせている」とテレビの前でうそぶきます。

 

ジジイてめえお呼びでないぞ

ドラマ「GTO」が28年ぶりに連ドラ復活ですってね。悲報である。

 

これを読んでいる同世代の方に説明は不要のような気もするが、万が一若者が読んでいる可能性もあるので簡単に説明。「GTO」は反町隆史主演の漫画原作のドラマ。当時「少年マガジン」に連載されていた原作漫画が大ヒット作となり、その勢いを受ける形でドラマも制作されこれまた大ヒットとなった。俳優反町隆史の代表作でもあり、のちに反町と結婚する松嶋菜々子との出会いの場でもあった。まさに反町の人生を大きく変えた一作である。

 

ドラマ放送当時高校生だった自分は少年マガジン読者でもあり、リアルタイムで原作を読んでいた。だからドラマもなんとなく見ていたし、いまだに反町自身による主題歌「POISON」は酔っぱらうとカラオケで歌うくらいの直撃世代ではある。しかし当時から自分はひねくれていたこともあって、内容に関してはけっこう半笑いで見ていた記憶がある。自分にとっては「美味しんぼ」も「GTO」もギャグマンガのカテゴリ。だからストーリーそのものを神格化しているとかはないし、感化もされていない。案外こういう人も多いのではないかと思っている。

 

そのことを差し引いたうえで「これ自分の世代より下の誰が見るの?」なんだよなあやっぱり。リメイクでもなく続編。反町続投。直近でいえば目下制作中の「踊る大捜査線」の映画と同じパターン。

 

今回の件は、反町がコメントでも挙げていた通り武田鉄矢の代表作でもある「金八先生」との比較がしっくりくる。「金八」は作中の坂本金八が定年になるまでドラマが作られた。作中の金八と同じく武田鉄矢が老けていくことによって、初期の金八とはまた色合いの違った面白さがあった。かくいう自分も初期の金八を当時見ることなく第4シリーズ(風間俊介を一躍有名にした兼末健次郎のシリーズ)を見て衝撃を受けてファンになったわけで、今作の「GTO」を自分より下の世代がすんなり受け入れてたくさんの人に見られる可能性がないわけではないと思う。リメイクではないので脚本次第だとは思うが。

 

ただ自分にはどうしても「自分と同世代のオッサンオバサンが、かつてのノスタルジーを満たすもの」にしかならないような気がして、だったら思い出は思い出のままにしておくほうがいいんじゃないかって思ってしまうのだ。でもこういう話ってドラマを作る際にさんざん議論されているとは思うのです。素人のオッサンが秒速で思い浮かぶ発想は、ドラマの制作側に浮かんでいないわけがない。だからこそ、そこらへんを意識しすぎるがあまり、色々中途半端すぎて「結局誰に向けたドラマなんだよ…」みたいなことも起こる。リメイクや続編は常にこういうところの戦いなんだろう。

 

正直なところ、ドラマはもう完全に飽和状態なのだ。良い原作の小説・漫画・アニメは既に作り尽くされ、「こんなんドラマにするのかよ」っていうものまでもう作り尽くされている。オリジナルドラマは当たりはずれが大きく、よっぽど金をかけて成功することが見込まれないと作られないので配信の独壇場。こうなると地上波では実績のある脚本家のドラマしかオリジナルで放送されない。ただその実績をいまどこで積むんだよ、というは話にもなってくる。じゃあ他にやることないんでリメイク続編リバイバルでも、つう話は気持ちとしてよく分かるんだけど、「じゃあもう再放送でよくないか」って誰か勇気出して言えればいいのにね。

 

なんにせよ「GTO」の続編が作られるほど地上波のドラマは来るところまで来たつう話である。どのくらいの人がこれをポジティブなニュースとして捉えているのだろうか。言いたいことも言えないこんなブログじゃポイズン、というマインドで書いてみた。

 

 

帰省、そしてしばし滞在

久々に帰った実家の居心地が良すぎて、しばらく居ついてしまいそう。

 

これはGWで帰省しているほのぼの便りではありません。現在わたくしハトヤが置かれている精神的状況を表したものです。そう、実家とはアイドル集団ハロー!プロジェクト。通称ハロプロ。

 

もはや1、2か月更新をしていなくても通常営業でしかない当ブログ。年明けに「ハロプロ逆噴射」というタイトルで更新。一言で言えば「Juice=Juice沼に落ちました」というだけの話です。リアル帰省してやることない民は時間潰しにどうぞ。

nageyarism.hatenablog.com

 

では更新していなかったこの数か月、テレビのことも書かずに何をしていたかといえば、そう、Juice=Juiceばっかり見ていました。前にも書きましたが仕事するかTV見てるかおっぱい見てるかラジオ聴いてるかの日々ですが、ここに「Juice=Juice見ているか」が追加された。マジでこんな感じ。

 

アイドルという範疇でいうと、何度も言い訳するように書いてますけども、ももクロには帰依しておりますので、彼女たちから興味が無くなることはありません。おそらく自分のほうが先に死にますが、彼女たちの芸能生活を最後まで見届ける所存です。とはいえGW中に行われるFCイベントには申し込みすらしていない。理由は後述。

 

いっぽうここ数年注視してきたラフ×ラフに関しては、少し興味が収まったように自分でも思う。もちろんメンバーには頑張って売れてもらいたいし、全く興味がなくなったわけではないけど、現状のラフ×ラフに感じていた「物足りなさ」を全てJuice=Juiceが補完してくれてしまった気がしていて、「じゃあJuiceでいいじゃん」って感じになっている。これは仕方ない。

 

盛れミこと「盛れ!ミ・アモーレ」の武道館ライブの映像をYouTubeで見てしまったことが沼の入り口。圧倒的歌唱力・ビジュアル・そしてヲタの熱狂。どれを取っても自分が落ちない要素がなかった。というわけで自分にとってのアイドル出発点、いわば実家であるハロプロに、ここでひとまずお帰りなさいとなった。盛れミだけで済めば「盛れミが巻き起こした熱に浮かされた」くらいの話だったと思う。

 

しかしこういう盛れミ新規を落とすのに余念がなかったJuiceスタッフは偉い。追撃弾として武道館ライブの映像を小出しにしていたのだけども、自分は完全にこれで落ちた。

www.youtube.com初めて見たときは知る由もなかったが、まだ音源化されていない楽曲「BLOODY BULLET」。楽曲のどこを切り取っても魅力が炸裂しているのだけども、動画のサムネイルにもなっている江端妃咲(えばたきさき)さんがラスサビで放つ「Ah!」で完落ちしました。あーはいはい応援する。ライブ行く。そのためにこの武道館公演の映像買う。こう決めました。だって生で見たい。ハロプロのライブなんて20年くらい参戦してないけど、それでも行く。そう思わせてくれるのに理屈はいらんのです。そのくらい強い衝撃。

 

自分はこの動画でえば(江端さんの愛称)沼に落ちましたが、知れば知るほど11人のメンバーに11個の沼があるJuice=Juice。正直全員推せる。箱推しってやつですね。ただ箱推しは甘えという指導を絶対神ももクロより賜ってますので、ひとり推しを挙げるとすれば、えばちゃんも捨てがたいのですが同郷北海道出身の工藤由愛(くどうゆめ)ちゃんです。北海道出身メンバーは由愛ちゃんとあとひとり遠藤彩加里(えんどうあかり)さんがいます。この二人は冗談のようですがはとこ同士です。遠藤さんは遠藤さんで高身長とバレエ経験が融合したとんでもなく美しいダンスを踊り、また見た目も山口百恵や河合優実を彷彿とさせるクールビューティーで正直推す要素しかないような人なんですけども、それでも由愛ちゃんが上位なのです。

 

それはなぜかと問われれば、自分はハロプロから遠ざかっていたくせに底意地の悪いテレビ視聴者でもあったがゆえに、どうしようもない北海道ローカルのハロプロ番組「キタコイ」ガチ勢でもありました。今やハロプロ内の各グループの要職を担う北海道出身のメンバー(アンジュルムのリーダー伊勢鈴蘭、つばきファクトリーのリーダー谷本安美など)が、ハロプロの大先輩飯田圭織を前にしては愛想笑いしかできないという圧倒的絶望の状況を戦い抜きました。この状況をヒントに作られたのが、これまた北海道出身で元Juice=Juiceのメンバーでもある稲場愛香さんのソロ曲で二代目「キタコイ」OP曲の「圧倒的LΦVE」です。ウソです。ちなみに稲場さん(まなかん)は「キタコイ」でいいい意味でかなりやりたい放題でした。それはともかく、基本的に「キタコイ」メンバーは全員推してます。その中でもあえて誰かひとりを推すとするなら、執拗にタコにこだわる女工藤由愛ですよ。

 

 

だからいくらJuiceのメンバーが皆魅力的で推しにしたいという欲望に駆られようとも、「キタコイ」からの推しである由愛ちゃんを裏切ることはできません。由愛ちゃんがライブで活躍する映像よりも先に「キタコイ」で四股踏んでる映像を見た人間は自分くらいだと思います。マジで。Juiceも歌っておりKANさん最期のシングルとなった「ポップミュージック」をこよなく愛してくれているのもポイント高い。こんなことを書いてるとまるであかりんごちゃん(遠藤さんのニックネーム)が「キタコイ」出てなかったみたいですが、実はきっちりちゃんと出てる。ただし今と違って前髪下ろしていて雰囲気全然違っていたので、盛れミで踊る超絶美人と同一人物だと気づかなかったことは内緒にしておいてもらいたい。なんなら見ている当時は由愛ちゃんと同じグループだってことすら認識してなかったかもしれない。「キタコイ」の話が長くなってしまった。

 

 

というわけで仕事の繁忙期を死んだ目で乗り切り、その合間には武道館の円盤を見て予習を重ね、そして5/4に控えたJuice=Juiceの春ツアーの札幌公演を来週に控えた状態が、今。ももクロちゃんのFCイベントは5/3であり、遠くの神を祈りながら近くに来てくれるJuiceを優先させた罰当たり。しかし今回は罰当たりでもいいと思った。近くに来るなら見るしかないんだもん。

 

さすがに今はJuiceのことだけで手一杯だけども、なんとなく評判のいい他グループのハロプロ楽曲まで少し手を伸ばしつつある現状。もはや残りの人生楽しければそれでよい。約20年ぶりのハロプロライブ、無事生還できるのだろうか。今の心配はそれだけである。本気でやらなくちゃTHE ENDなんてことにならなきゃいいけど。特にオチはない。

 

 

ハロプロ逆噴射

あけましておめでとうございます。どうやら21世紀も4分の1が終わったらしいですね。

 

年末年始も馬車馬のように働いて働いて働いていたのですが、仕事が終わり家に帰って酒を飲んではテレビの録画見ているかTVerで番組見ているかネットで動画見ているかラジオ聴いてるかいやらしいもの見ているかのどれかなんです。それ以外にしていることとしたら、アイドル眺めているつうのもありますわね。40代独身それでいいのかとかはもう気にしていない。

 

昨年はまあまあラフ×ラフに気持ちを持っていかれていました。在宅でリーチしやすい動画が多く、また昨年後半からアイドルとしての実力が上がってきており、最初から追いかけている身としてはやはり感情移入するところでもある。無課金で2回ほど札幌で見られましたし、なんやかんや応援しておりました。とはいえ自分の絶対神ももいろクローバーZであり、ここを裏切ることは未来永劫ないのです。

 

しかし自分は罪深き人間であり、絶対神ももクロを崇めてはいるものの、根っからのももクロ信者ではないのです。根底にはハロプロの血が流れております。古のモーヲタってやつですね。FRUITS JIPPERとCANDY TUNEの区別は全くつきませんが、黄色5と青色7とあか組4の区別はつく、という具合です。長年娘。をはじめとしてハロプロを追いかけていましたが、2008くらいから徐々にフェードアウトしていき、そのまま2011年頃までには完全にももクロに宗派替えをしました。理由としては娘。本体を含むハロプロが巨大化しすぎてついていけなくなったことと、いい加減少し飽きていたこともあったんでしょう。それから数年のブランクを経て、ももクロちゃんの「極楽門」に衝撃を受け現在に至ります。

 

だからまあ自分にとってハロプロというのは「故郷ではあるものの、現在の自分の居場所ではない」という感じだったのです。別にないがしろにする必要はないが、ほどほどの距離でもってたまに思い出したように当時の曲を聴く。そういう存在。だから昔の楽曲がサブスク解禁となればそりゃあはしゃいだくらいにして。

 

だから年末もそのノリで「たまにはZYXつんくの声でも聴きたいな」とか思ってZYXの「行くZYX!FLY HIGH」という古の名曲を聴いていたわけです。

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すると懐かしくなっていろんな動画漁っていたら、オススメに現役ハロプロJuice=Juice(ジュース・ジュース)の楽曲「盛れ!ミ・アモーレ」つうのが出てきたわけですよ。もちろん名前くらいは知っているJuice=Juice。現在ハロプロは追いかけていないけど、元モー娘。飯田圭織が司会の番組「キタコイ」だけは録画までして欠かさず見ている変人なので、ここに出てくる北海道出身のハロプロメンバー工藤由愛(くどうゆめ)ちゃんがいるグループだってぐらいの認識。KANさんの最後のシングル曲となった「ポップミュージック」をアレンジ違いで歌っていたのもJuice=Juiceだ。Juice=Juiceが活動し始めたのは2013なので、自分はもうそのころすっかりももクロの門下。だから本当に2025年末、門外漢となった自分が知っていたのはそのくらい。

 

で、オススメされたもんだからせっかくだしちょっと見てみるか、と思ってこの動画見たわけですね。

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飛んだ。あっという間に飛んだ。これはヤバい。全てが想像の枠を超えていた。

 

ずっとハロプロを、Juice=Juiceを追いかけている人からすれば「おいおいなんだ今更」であることは百も承知である。なんなら楽曲そのものがまあまあバズっていることすら自分は知らなかったのだ。「バズるって何かね」と田中邦衛ばりに言いたくはなるがそれは自分がInstagramTikTokもやってないからだろう。ただこの曲が単にバズっているどうこう関係なく、この動画から放射される熱が「あきらかに本物」だったことに自分は「極楽門」以来の衝撃を受けたといっても間違いではない。一発で分かる。このライブは楽しい。

 

自分が見て感じたのが「え?このレベルで歌えて踊れて全員美しく、そして熱いって何の間違い?今まで何で知らなかったんだ?」である。これも自分が知らないだけだろうが、「歌えて踊れて美しい」という条件を満たすアイドルはKPOPを中心にいくらでもいるんだろう。けどもその中に「ライブの動画一本見ただけでこの滾る感じは何?」と自分の奥底に流れるハロプロの源流に訴えかけるような熱さ。これはこの動画で全く端折られていないヲタのコールと無関係じゃないだろう。

 

アイドルのコールといえばお決まりのMIXと呼ばれるものがある。ラフラフの現場でも見られているのだが、自分はこれが大嫌いなのだ。ただうるさい。アイドルも観客も盛り上がるから廃れないのだろうが、嫌いなものは嫌い。しかし「盛れ!ミ・アモーレ」の動画におけるコールは完全に楽曲の一部。ないのが考えられないくらいだ。会場が一体となって熱狂している。ももクロちゃんの「Chai Maxx」や「労働讃歌」の熱狂を思い出す。自分の中に眠っていた「ああこれこれこれ!」が目覚めた感じ。あとはもう単純に曲がいいです。冗談じゃなくて年末年始で100回くらい聴いている。

 

そんな茫然自失の中、漁るように次の動画、次の動画でこれに辿り着く。

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熱狂具合、派手さであれば先の動画に譲るところはある。しかしこの動画の凄さは「生バンド演奏でほとんどぶれないパフォーマンス」でしかない。決して歌唱力が高くなかったももクロちゃんも口パクなしの生歌唱、生演奏で実力をつけての現在がある。カラオケと生演奏では全然勝手が違うことを承知しているがゆえ、生演奏でこんなに歌えて踊れて安定してるのかよ!」という驚き。これはもう止まらない。

 

そしてメンバーのビジュアルがおかしい。全員凄い。なんだろう、今時流行りのアイドルのメイクではない「良さ」が爆発している。ラフラフもみんな可愛くて良さがあるんだけど、唯一苦手なのが「イマドキのメイク」だ。「何満開」のPVでアップになったときに「不自然すぎる目はどうにかならんか」と思ったのだけども、それが今流行りだということも理解はしている。けどJuice=Juiceのメンバーには全然感じない。それは単に好みってことならば、自分は圧倒的にJuice=Juiceのほうが好みだ。

 

というわけで自分は年末年始、Juice=Juiceの動画を見続けることによって名前と顔とパフォーマンスの強さを一致させる作業に勤しんでいた。ここに一通りメンバーのことを書き連ねることが出来るまでにはなったけども、さすがに新規すぎる人間が語ることではないので遠慮しておく。

 

まさか2025-2026にかけて自分の興味関心がハロプロに逆噴射することが起きるなんて正直思ってもみなかった。もはや超安定の平穏であるももクロちゃん、向上はしているもののまだまだ発展途上なラフラフときて、パフォーマンス、ビジュアルが超絶レベルまで達している現在のJuice=Juiceは、こちらの心を鷲掴むどころか胸倉をつかんで離さない暴力的な強さを持っていると言ってもいい。宗派替えはしないし、ラフラフも引き続き追いかけていくとは思うけども、Juice=Juiceも動向は押さえておかねば、と思えるくらいの衝撃はありました。今日も江端妃咲さんのホイッスルでご飯3杯食べると思います。

 

で、弊害としてテレビ全然消化できてないんだよなあ。テレ東旅の日とかアメトーークとか長すぎて消化できる気がしない。ついうっかり今のフジテレビに「ミリオネア」で1000万出せるんだなあとか余計なこと考えてしまいますよね。今年もテキトーに読んでやってください。