自分は自分が思っている以上にエビが好きだった、というどうでもいい話

タイトル以上でも以下でもない話なので。

 

KANさんが亡くなってからというものの、なんとなくYouTubeとか手持ちの音源とかでKANさんの楽曲を夜な夜な聴いている。最近の曲も昔の曲も、いいものはいい。夜中に「孔雀」聴いちゃう。

 

そんな佳曲だらけのKANさんの曲に「甘海老」つう曲があるわけです。自分はファンを名乗るのはおこがましい程度の人間なので、曲についてあれこれ語る気はないのですけども、これもいい曲です。何が甘海老なのか、つう話ですよ。

 

スーパーやコンビニで最近カップヌードルの「○○まみれ」が売られているのです。お馴染み「謎肉」まみれ、シーフードヌードルの「イカ」まみれ、そして「エビ」まみれだ。

 

カップヌードルは大好きというほどでもないが、人生のなかで人並みに食べてきたし、久々に食べると「ああこの味だなあ」と思うくらいには好きだ。謎肉にもなじみがある。しかしこの「謎肉まみれ」はあんまり食べようと思わないし、シーフードの「イカまみれ」も同様。なんならシーフードヌードルはノーマルより好きかも、くらいの時期があったにも関わらず。

 

けど「エビまみれ」は超食べたいと思ったんですよね。

 

別にカップヌードルのエビなんて「ああ入ってるなあ」くらいの認識で、入っていてすげえ嬉しいという気持ちになったこともない。けどなんでかよく分からないけども、カップヌードルのエビまみれは妙にそそる。

 

なんでだろう、とふと考えたときに自分は地味に「エビ好きの人生」を歩んできたような気がするのだ。

 

寿司ネタでも甘海老は好きだ。北海道民にとって寿司ネタの「エビ」とはボイル海老ではなく甘海老のことに他ならない。コストコの寿司もたびたびお世話になるのだけど唯一イマイチだなと思うのはエビがボイルエビであること。これ北海道だけでも甘海老にしてくれないかとマジで思っている。

 

札幌には「一幻(いちげん)」という有名ラーメン店がある。ススキノから少し南に行ったところに店を構えている。ここのラーメン店は海老出汁で有名なのだ。味噌にしろ醤油にしろ、その中から登場する海老出汁の甘味はエビ好きにはたまらない。ラーメンも人並みには好きだと思うが、食べ歩くほどでもない。ただこの店は職場からそこそこ近いのと夜中でもやっているということで、以前は同僚とよく行ったものだ。最近では混み過ぎていてとんとご無沙汰ではある。

 

ハライチ岩井の結婚発表があった日、実はあの日1月のリベンジ戦として某ビュッフェに友人と訪れていまして、まあまあ腹いっぱいメシを食べていました。残念ながらカレーがなかったので、1月のような惨劇は回避されたのですが、それにしても2回目の慣れを発揮してさほど面白いこともなく戦いを終えたので、岩井の更新に代えてそのままにしていたのです。けど今になって思い返してみたら、デザートを一通り食べたあとで海老の天ぷらを立て続けに4本食べるとかいう奇行をしていました。

 

そんなことを思い出しているうちに、幼少の頃海老が好きすぎてボイルエビを際限なくパクついていたら、途中で気持ち悪くなって寝込むという超絶しょうもない記憶まで蘇ってきた。小さい頃から食い意地が張っていたという事実、そして「気持ち悪くなるまで食うなよ」という、今の自分に全く生かされていない教訓。

 

こう冷静に思い返してみると、自分が「好きな食べ物はエビ」というプロフィールは全く想定していなかったのだけど、どうもエビ好きを名乗ったほうがいいのかもしれない、という気がしてきた。人生も折り返しを回ったような年齢にして気づくことじゃないんだけど。

 

そんなことを考えながら今「エビまみれ」を食べている。

 

というオチがキレイな着地なんだけど、結局自分は「エビまみれ」を購入すらしていない。見送ったのだ。さすがに買えないほど貧しいわけではないのだけど、躊躇した。なんか甲殻類アレルギー発症したらどうしようとか、余計なこと考えてしまったんだよな。エビ好きなのにアレルギー出てしまったら元も子もない。そんなことを考えて、自分はエビ好きとしてカップヌードルを買わなかった、というだけの話。たぶん食べても平気だろうけど。