法廷に出る人、出ない人

弁護士ドラマを2本見た感想。

グッドワイフ

常盤貴子主演。専業主婦になり十数年間弁護士を休業していた主人公(常盤)。旦那の検事(唐沢寿明)が不倫のスキャンダルを報じられるとともに贈収賄の疑いで逮捕。子どもたちの生活を守るために弁護士に復帰する。


名誉棄損裁判を初回の軸として見せながら、話全体を貫くストーリーを小出しにしていくのは最近のドラマの必勝パターン。唐沢が捕まったことから常盤が弁護士に復帰したところまで、全ては弁護士復帰を後押しした同期の事務所代表(小泉孝太郎)が「自分の忘れられない女性(=常盤)を自分のものにする」ために糸を引いているのか?と分かりやすく匂わせている。こういうやり方は分かっていても気になってしまう。だから次回も見てしまう。

 


スキャンダル専門弁護士 QUEEN


竹内結子主演。表沙汰にはできないスキャンダルをチームで秘密裏に解決していく。こちらは主人公が一応弁護士ではあるが、初回に法廷シーンも法律で争うシーンも登場しなかった。なので、どちらかといえば探偵とか便利屋とか、そういう人たちでも話は成立するように思える。今後「弁護士であることの必然性」が出てこないと、今まで山のようにある「便利屋稼業」のドラマの目先をちょっと変えただけ、ということになってしまう。てか現時点で自分はそう思っている。なんで弁護士なのか。


全体的な雰囲気は「木曜劇場らしい」スタイリッシュでオサレな感じ。けどこのオサレ感が便利屋稼業の泥臭さとどこまでマッチするのだろうか。欲張りに詰め込み過ぎて全体で中途半端、ということになりそうな感じ。今日2話が放送されたが、その録画を見ることはあるのかなあ。一応見るのかなあ。

 

弁護士ドラマ大飽和時代にドロップされた二つのドラマ。ひとつは王道、ひとつは変化球(すぎて弁護士ドラマじゃない気がしている)。毛色の違う両ドラマであるが、共通しているのは「弁護士がキラキラした職業として描かれている」こと。もちろんそういう一握りの弁護士はいるんだろうが、これだけ法廷モノが増えている中、そこだけは全然変わらないんだなあとは思う。

 

 

あと完全に個人的な話であるが、ももクロのファンクラブのチケット認証で必要な顔写真登録が2回もはじかれてかなりイラっとしている。ダメな基準が正直なんだかよく分からない。「メガネのフレームが目にかかっている」にひっかかっているような気もするんだけど、一応ギリギリ見えているのでそこじゃない気もする。ダメならちゃんと直して提出するから、「ここがダメ」って提示してくれよ。「以下の条件に該当していません」だけじゃあ困る。

 

ももクロちゃんは好きなんだけど、どうもAE(ファンクラブ)とは相性が良くない。こういうところから気持ちが離れることって、あるよ。「じゃあ離れれば」って言われそうだな。あーなんかまた腹立ってきた。