トンボ鉛筆

・さよなら清原和博
TBSの清原引退特番。最初の30分を見逃してはしまったが残りはしっかり見た。3度ほどウルっときた。


自分が小さい頃の憧れの選手は何を隠そう清原であり、小学生の頃札幌にある円山球場に西武日ハム戦を清原見たさに観に行った。まさかその十数年後日ハムが北海道に移転するなんて思わなかった。当時はまだ日ハムがオレンジのユニフォームですよ。その時は西武の主催試合だったので、西武ファンは三塁側で応援するのが普通なのだが、清原はファーストの守備についていたという理由で父親が一塁側の内野席を取ってくれていた。周りが日ハムファンだったけど、堂々と西武の帽子をかぶって清原を応援していた。


とはいっても所詮小学生。しかもプロ野球というよりは清原が、さらに言えば当時コロコロコミックで連載されていた「かっとばせ!キヨハラくん」が好きだったため、野球の試合展開なんぞ殆ど興味がなく、途中から試合に飽きてそれこそコロコロコミック読んでいた記憶がある。なんて試合の見せ甲斐のない子どもだったんだろうと今更ながら思う。しかしそんなテキトーな自分の応援をよそに、清原は狭い円山球場で2ホームランをかっとばし見事西武は快勝。帰りに球場で売っているサインボールを購入してご満悦で帰ってきたとさ。


という自分の思い出話はどうでもよく、清原がVTRで見せた苦悩の表情と家族と過ごすときの幸せそうな表情の対比が激しく、加えて亜紀夫人のあまりのかいがいしさに思わず目頭が熱くなる。あと桑田との対決も号泣。最後の数年は野球選手としてはポンコツだったけども、やはり清原という選手は素晴らしい選手だったなあと思わせてくれた「いい番組」だった。