投資ではなく双務契約だ

昨日の「マネーの虎」では、元ジャニーズジュニアだという男が出てきた。そう、あのフライデー喫煙飲酒すっぱ抜かれ事件でクビになった男である。別に名前なんぞ知らなかったし顔も覚えちゃいなかったが、まあそれだけで見る価値はあったというものだ。

なんでも自分のオリジナルブランドを立ち上げたいとかで260万くらい(うろ覚え)希望して、高橋がなりが全額投資して終了となった。別に結果なんてそう問題ではない。今回はそのプロセスもさることながら、その「条件付投資」が注目されるべき点である。

もともとジャニーズをクビになって(本人は「やりたいことがあった」といって、クビを否定していたが、どう考えてもクビである)、現在はホストをやっているという絵に書いた感じの人生であるが(いろんな意味で)、まあプレゼンも正直虎たちを納得させるような出来ではなかった。それでも金が動いたのはがなりのおかげである。

がなりは、その志願者がダメであることを早々に見抜いており、「失敗するから投資する」という理由で金を出した。さらに、その金を出す条件として「失敗したらその金を体で払って返してもらう。つまりAVに出演する」ことが条件なのである。がなりはこう言い切った。「元ジャニーズのAV男優が欲しい」と。

失敗したら体で返す。いかにもがなりらしい結論である。つうか最初からこうなる気がしてた。がなりならそう言うだろうな、と。でまあ実際にそうなったわけなもんで。

でまあ、これをなぜ「双務契約」と言いきるのかといえば、がなりはこの番組において現金を積まずに「SODの小切手」を志願者に手渡すのだ。つまり、この金の出所は会社である。会社が自分のとこの作品に出演してもらうために金を出す。これってどこのAV会社に限らず、普通の女優でもやってることであり、どこにも「投資」な雰囲気はない。ただの「公開AV男優契約」となったわけだ。まあ、一応条件つきではあるのだけども。

間違いなくこのジュニアは失敗して近いうちにSOD(ソフトオンデマンド:がなりが社長のAV会社)から作品がリリースされるだろう。でもこいつが出てるからといって飛びつくのは間違いなく男性ではなく女性なんじゃないか、とも思うわけで。

近年「女性向けのAV」というカテゴリが叫ばれているのだが、自分が男性のせいかめっきりその風潮に進歩が感じられないのである。でもこれは逆にいい機会なのではないかとも邪推してしまう。

もともと「元ジャニーズの男優」なんてのはおおっぴらにはならないものの、存在しているのかもしれない。ただ、ここまで名前が割れててある程度知名度があれば、AVという狭い業界の中では相当に活躍できる可能性は秘めている。あとはポテンシャルの問題であろう。

ただ、やっぱりランクから言えば「お菓子系(クリームなどのいわゆるブルセラな雑誌に出ているモデルのことを指す)上がり」程度なのかもしれない。お菓子系からヌードを披露したモデルはたくさんいて、AVに入るのも珍しくはない。ただ、ある程度知名度があると最初は話題になるが、人気がなければ即フェードアウトだ。だから、いくらジャニーズ男優とはいえ人気がでなければその程度なのかもしれない。

結論として言いたいことは、お菓子系だった萩原舞はいつAVに出演するんだということです。お菓子を卒業し脱いでから久しいが、なかなかAVには出ないんだよな。もう旬を逃した感はあるが、需要はまだまだあると思うんだが。結局今日のネタのオチは下ネタでした。こんなんでいいのか。

(追記:この後萩原舞は2004年2月にAVデビューしました)