不況の煽り

水着キャンギャル冬の時代である。まあ水着は冬に着ないんだけど、そういうことではない。毎年ここから知名度があがる人間も多いのだが、昨年の東洋紡に続き、今年はテイジンカネボウが水着キャンギャルの募集を終了した。

この水着キャンギャルを侮るなかれ、今活躍している女性タレントもこのキャンギャル出身がどれだけ多くいることか。グラビアもそうだが、このキャンギャルも登竜門としてはかなりの影響があるのだ。今や女優として活躍している松嶋菜々子だってもともとは旭化成のキャンギャルだったのである。

でまあ、なんでこの水着の募集を止めるかに至ったといえば、新作水着のPRという最大の目的が、経営の多角化によって水着・繊維事業に軸足を置いた活動のその意義が薄れているというのだ。そんな言い分にはこちとら黙ってられません。

おまえら本当に分かってないよな、バカ野郎と言いたい。何のためのキャンギャルだと思ってるんだよ、まったく。こちとら繊維事業なんかにハナっから興味はない!(断言)。それをいまさらになって「意義が薄い」だと?おまえらのキャンギャルにかける意思のほうが薄いわ!水着のねえちゃんすらテレビで見ることが少なくなった昨今、これ以上その風潮を後押ししてどうするつもりなんだ!

とにかく、経営が赤字になっても水着だけは続けるべきだと力説したくなりますね。だって、ほら、一応タレントが活躍すればそれだけ会社の知名度だって上がるわけだしさ、そんなに貢献度が低いとも思えないんだよ。あ、でもグラビアやめて女優で成功したやつに限ってこういう仕事の遍歴を消したがるんだよな。

と自分がこんだけ力説したところでキャンギャルは姿を消していく時代なのかもしれんね。寂しいことである。今日のは本当にただの愚痴である。寂しいんだよ、だってさ。