ジャニーズのちから

TBS「音楽の日」に続き、日テレの長時間音楽特番「THE MUSIC DAY 音楽のちから」が放送。あー長い。


TBSが立ち上げとして「震災の復興」をテーマに掲げているのに対し、こちらは「音楽で時間と空間と人とをつなぐ」が合言葉。要するに過去現在の曲をやたら流す、というただの音楽特番というだけ。後発で同じテーマというわけにもいかず、とりあえずやってます的な雰囲気で。それでいいんだと思う。


とにかくこちらは「ジャニーズ祭り」感が酷かった。「酷い」という言葉を使うと悪く捉えられてしまうのだが、別にジャニーズが大挙して出てくることを批判しているのではなく、「なんかもう、ジャニーズ祭りでやったほうがいいんじゃねえのか」という意味で「ひどいなあ」と素直に思ったのだ。音楽のちからつうより、「ジャニーズのちから」のほうが相応しいわな。


もっと言うなら、ジャニーズ派閥争いがTBSと日テレを巻き込んだ形になっており、そこらへんも「酷い」なあ、と。自分はジャニーズに詳しいわけではないので詳細は検索してほしいのだけど、なんかこう露骨に派閥争いを見せられた日には、「もう勝手にしてくれ」と言いたくもなる。


あと仕方ない部分もあるんだけど、出演者も「そこ被るの?」というメンバーばかり。日テレの独自性はかなり薄かったように感じる。独自の部分があるとするなら、最後のほうのいわゆる「ヒッパレ」パート。こんなもん24時間テレビでもやってるし、わざわざここでやる必要があったのかと言いたい。


とかく「長いだけで完成度低い」感が目立ったこの番組。来年はあるんだろうか。来年は「夏のジャニーズ祭り」にタイトル変えたほうが素直に数字取れるんじゃないだろうか。3時間くらいにコンパクトにしてさ。