うすっぺらなんだよ、あんた

キズナ食堂
「海の家一発屋」完結編。「完結編」と言いながら2週に渡って放送した挙句、しかも特に何が起きるわけでもないという、完全に「薄く延ばした」感じ。一応録画して見たのだが、こんなことなら「レッドカーペット」録画すりゃよかったと思えてしまう。


一発屋にスポットが当たるというよりは、一発屋の中でも群を抜いてダメな小梅太夫にずっとスポットを当てていた、いや当てざるを得なかったのがキツかった。ほかのメンバーは「一発屋」とはいえ、今現在もそこそこ仕事がある中、小梅太夫だけはリアルに仕事がなくてそしてダメすぎる。完結編で放送されたのは「小梅太夫が書き入れ時のお盆を前に仮病で休む」という本っ当にしょうもない内容。


そんな内容でも自分がなぜ気にしていたのかといえば、ちょっと前の予告で「マネーの虎」に出演していた小林敬が出ていたから。小林といえば虎の中でも厳しいことで有名で、志願者に罵声を浴びせることもあった。そんな厳しい小林が一発屋芸人、とりわけ小梅太夫にどんな罵声を浴びせるのかが気になって仕方なかったのだが、放送を見ると大した叱責でもなく拍子抜け。折角小林を呼んだにも関わらず全く面白いことがなかった。ダメすぎる。


結局この企画そのものが小梅太夫のダメさに導かれるように落としどころを見失ったまま失速した。最後も最後で何かしら盛り上げ方があったような気もするんだが、さほど盛り上げるでもなく淡々と終了。さんざん企画中に「この後小梅太夫はどうするんだ」みたいなことを言っておきながら、企画が終わるとともに追いかけるつもりもなく放置。小梅太夫のダメさも大概だが、キズナ食堂の投げっぱなしジャーマンっぷりも大概である。


これで来週から心置きなくレッドカーペットに戻ろうと思うが、「キズナ食堂」そのものも海の家とともに9月で消えそう。不毛だ。