「いいとも!」のテレフォンショッキングに中居。
言わずもがな主演映画である「私は貝になりたい」の宣伝であり、製作のTBSに限らずジャニーズの強みを最大限に発揮して、各局問わず絨毯爆撃のようにあちこちの番組に出まくっている。平時殆どジャニーズが出ないテレ東「きらきらアフロ」にも同じく映画に出演している鶴瓶のよしみで出演していた。
「いいとも」は中居が火曜レギュラーであるにも関わらずテレフォンに出演。過去にレギュラーがテレフォンに出演したのはさんま、小堺に続いて3人目のようだが、少なくとも21世紀になってからは初である。その特例とも言える措置が今回の宣伝の凄さを物語っている。
しかも「いいとも」はテレフォンショッキングの時間をいつもより10分近く早い12時5分あたりから開始した。中居が出演するだけでも特例なのに、出演時間まで早めるとはどこまでVIP待遇なのか。仮にもレギュラーだぞ、レギュラー。明日も出るんだぞ。休日とはいえそんな特例でいいのだろうか。
映画の中身が至極マジメであるから宣伝のほうも至極マジメであるかといえば、そうでもない。中居という人間の為せる技かもしれないけど、他局(TBS以外)に出ている以上は他局にもオイシイ部分がないとダメよ、ということなのだと思う。特に平時から中居の扱いに関しては雑でお馴染みの「黒バラ」では完全なる悪ノリで「貝づくし」の番組に。素直にバカバカしい。
話を「いいとも」に戻すと、中居はお友達として草ナギ、香取と同じくSMAPのいいともレギュラーに電話を回すも断られる。そういやかつてのテレフォンはガチで、断られることもあったよなあということを思い出させるも、この電話そのものがガチじゃないという一種の倒錯。そんでもって最後に電話した先がTBSの安住アナ。
レギュラーのテレフォン出演は過去にあったが、他局のアナウンサーがいいとものテレフォンゲストとなればこれは正真正銘の「初」だろう。*1一応安住は「仮いいとも」とはしていたが、これも当然のように既定路線で明日安住は何事もなかったかのように恐縮していいともに登場するだろう。
安住アナに関してはたけしと組んで新しく始まった「ニュースキャスター」の数字も良く、TBSの至宝であるとも言える。本人のフリー宣言も時間の問題なのかもしれない。そんな安住をむざむざ他局に出演させるというのは諸刃の剣のような気もするが、映画の宣伝という大義もあるしTBSに出演を断るという選択肢は残されていない。TBSと安住の水面下の駆け引きにすら見える。
それはともかくテレフォンは恙無く終了し、その後のコーナーゲストとしてエグザイルのメンバー2人とドラマ「イノセント・ラヴ」の主演二人である堀北真希と北川悠仁が出演。エグザイルに関してはボーカルの二人ではないし、イノセントラヴに関しては苦しすぎる視聴率のテコ入れというやむを得ない側面があり、必ずしも豪華というわけではない。
しかし休日の中居のテレフォン出演が「豪華」というパッケージでひとまとめになっている感がする。少なくとも普段いいともを見ない人が何も知らずに今日のいいともを見たら「なんかすげえ豪華」とさしたる根拠もなく思ってしまうのだろう。実際のところは「中居の映画のゴリ押しもいいところな映画の宣伝」であるにも関わらず、それらしく見せることで「妙に豪華」になるのだから面白い。
まあ映画は全く見たいとは思わないんですがね。