紅白2008の出場歌手

今年も紅白歌手が発表になりました。昨年は12月アタマまでもつれ込んだのですが、今年は例年通りに11月末に発表されました。


例年通りに初出場ならびに気になる歌手について書いておきたいと思います。オチなしです。


紅組

まあここは売上から言っても順当でしょう。マスコミは彼女が支持されているように報道しているが、実は「ここにいるよ」以外の曲ってあんまり売れてないんだよな。いまや「一発屋」という言葉は芸人のための言葉になっているけど、元々は歌手に多く使われていた言葉。いま最も「一発屋」に近いのはこの人なんじゃないかと思ってる。

存じ上げない方なのですが、調べてみると「愛のままで…」という曲がヒットしている模様。NHK歌謡コンサートがブレイクのきっかけということもあるらしく、ここも順当なのでしょう。

別に今年急に名前が知れたというわけでもないグループなので、「なぜ今年?」という疑問は残る。ひとつ手掛かりがあるとすれば、NHKのタイアップ。「スタジオパークからこんにちは」の主題歌として「Happy Smile Again」が、ドラマ「キャットストリート」の主題歌として「プラネタリウム」が起用。併せ技一本というところでしょうか。

エイベックスごり押しよったな、としか言えない。同じ事務所ではないけども所属プロダクションがエイベックス系のmihimaruGTが割り喰った印象。他のエイベックス系の歌手は漏れなく出てるし。mihimaruGTについては後述。

今年は妹のほうが目立ってたような気はしますが、メディアがこぞって持ち上げた手前今更切るわけにもいかない感じでしょうか。

  • SPEED

復帰。まあここは手堅いカードですわな。新曲を歌わずとも過去の遺産で楽勝。

ここも当然と言っていいでしょう。下手したら去年出場でもおかしくなかったですし。今年は文句なしというとこで、特に言うべきこともない。

復帰。香西・長山・藤・伍代あたりがローテーションなんだろうか。それよか小林幸子出さなくてもいいと思うんだけど。

今年は「プロフェッショナル」で宮崎駿も取り上げたことだし、堂々の映像つきで登場する姿が目に浮かぶ。それより倒れてしまった藤岡は紅白までに復帰できるんだろうか。

  • 落選組
    • あみん まあここは去年だけで問題ないでしょう。
    • AKB48 ハハハハハハハハハハハ。
    • 香西かおり なんで?秋元順子さんに押し出しをくらったのだろうか。
    • DREAMS COME TRUE 今更ここを切ってどうすんのと思う。新曲売れてるのになあ。
    • 中川翔子 ここは本当に意外すぎて。アイドル枠は例年2枠(昨年はハロプロ抱き合わせと中川AKBリア抱き合わせ)であるが、今年はPerfumeとSPEEDってことなのだろうか?しょこたんのNHK貢献度は結構なもんであり、落とす理由がないんだがなあ。本人が一番衝撃受けてそうだ。
    • 中村中 別に白組に戻ったわけでもなく。
    • 長山洋子 この人もか。女性演歌は上が詰まりすぎていて、ここらへんの中堅が落とされる。
    • モーニング娘。℃-ute Berryz工房 去年で既に限界でした。お疲れ様でした。
    • BoA もう今年はあのケツカメラワークを見ることが出来ないとは残念。まあ日本での活動も減ったし仕方ない。
    • mihimaruGT ここは当落上のラインで落とされたんだろうなあ。「上海タイフーン」の主題歌も歌っていたのでチャンスはあったが、最終的にいきものがかりに競り負けてGNDに蹴落とされた感じ。
    • リア・ディゾン 誰も産休明けのあなたを待ってないので出産に専念してください。


ここ数年の紅組は出場歌手の不作が目立つ。Perfume青山テルマ以外は「これ」という人がいなかったのも事実だが、それでもなんだか名前を見ただけで白組と明らかに差がある感じを受ける。



白組

今年も「千の風」なんですかね。ポスト夏川りみ

復帰。彼らも今年一切売れた印象がなく、なぜ出戻りなのかと考える。おそらくではあるが、彼らの今年出したシングル「虹」がごくせん第3シリーズの主題歌。紅組司会の仲間由紀恵と絡ませるという接待出場だと推測。そこまで仲間を持ち上げる必要ってあるのかい?

今年からUFA所属になったので、娘。の枠は五木に統合されました。昨年堀内が紅白から去り(今年もいない)、残ったのは五木だけ。どうせなら「よこはま・たそがれ」英語版熱望。

まあ今年ヒットしたから、そんなに悪くないチョイスだとは思いますが、季節感は確実にない。

サラリーマン歌手の人。日テレの「歌スタ!!」出身でもある。後述の羞恥心がフジ、総合司会の二人がTBS(「私は貝になりたい」はTBS出資)、と随分民放に擦り寄った感がある。以前からNHKの民放化を危惧している立場としてはあまり好ましいことではない。ま、「home」はヒットしてるんで妥当といえば妥当ですが。

  • ジェロ

Perfumeと並んで今年の大本命。出場して当然でしょうね。また秋元に印税が入るのが癪ですけど。

  • 羞恥心 with Pabo

結果的に「アラジン」ではなくこのような形に。ま、売れてしまったんでねえ。バラエティ番組出身の歌手は今まで幾度となく紅白には出ているんで、その流れを受ければ出場は妥当なところなのかなと。どうせならmisonoも姉のバックダンサーとして出してやってくれ。あとは年末までにドラマ2本掛け持ち出演の上地が死なないことを願うのみ。

遂に来たか、という印象あり。実際オリコンでも上位に食い込むので一応「売れている」人たちですからね。誰が買ってるのか知らんけども。過去に冬ソナのRyuも出てるし、BoAもいなくなったので一組くらいはいいんじゃないでしょうか。

いまや流行りとなってしまったカバーアルバムの先駆者は今年も登場。来年は稲垣潤一出してほしいなあ。

藤山直美とのデュエットでも可。

今年の目玉と言わざるを得ないのか。ゆず同様にNHKの五輪主題歌を歌ったからには「折れた」というのが正しいのかもしれない。ま、1度くらいは出てもバチは当たらん。NHKホールにいるかどうかは微妙なところです。

  • 水谷豊

今年の「水谷豊ブーム」ブームの集大成とでも言うのか。今まで一度も出てなかったことに驚きもある。歌手活動を再開させた年ですし、きっちりカリフォルニアコネクション歌ってくれれば満足。寺脇康文が応援に来れば完璧。

  • 森進一

いよいよ「おふくろさん」を歌うときが来たようですね。是非セリフ有りバージョンを歌ってほしい。

復帰。出場は3度目になるけど、連続出場がない珍しいタイプ。「生きてることが辛いなら」は歌詞変更なしで歌うのだろうか?

  • WaT

出るんだ。

  • 落選組
    • w-inds 2年前くらいから出場するのも辛かったろうに。ようやく肩の荷が下りたのでは。
    • Gackt 今年は大河に出てないですから。
    • 米米CLUB ま、この人たちも去年だけと考えたほうが適切。
    • さだまさし 何の根拠もないんだけど、今年はさだまさし生放送シリーズに専念したんだということにしておく。じゃないと出ない意味が分からないし。きっと来年元日もやるんだろうし。
    • スキマスイッチ 今年は別々にソロやってましたし、まあいいんじゃないでしょうか。
    • すぎもとまさと ん、ま、妥当。
    • 寺尾聰 やはり妥当。
    • 鳥羽一郎 山川豊に続いて、ついに鳥羽一郎まで消えた。白組は初出場がが増えただけにベテランの演歌にしわ寄せが来ている。
    • 馬場俊英 うん、ま、いいんじゃないでしょうか。木山裕策に引継ぎ。
    • 槇原敬之 この人はもはや出るも出ないも自由な感じ。「落とされた」という感じはしない。

白組は細川たかしの2年連続自粛もあってか、なんだか演歌に元気のない印象。また、紅白通じて昨年の初出場組が翌年誰も出場しないという事態にも。いかに今のヒットチャートが人々に根付いていないかが良く分かる。あとDAIGO率いるBREAKERSは出れなかったのか。DAIGO一人だけで応援に駆けつける可能性は大だが。鼠先輩はやはり出なかった。


例年の如く今年も「FNS歌謡祭」のほうが豪華ではあるけども、今年はそれなりに揃えてきたのかなという印象はある。少なくとも去年よりはいいんじゃないだろうか。視聴率は第2部で40%を超えれば成功ですかね。第1部は20%台でしょう。まあ数字に関しては毎年言ってるように「今のご時世このメンツでこれだけ出せれば充分お化け番組」ですので、さほど気にしてはいません。


なんだかんだ言っても自分にとって紅白は見るものですから。