失敗から学ぶ

・プロファイリング失敗学
昨年末フジで放送された番組。北海道では先日放送。木下優樹菜の司会で過去に失敗した人物が登場し、その失敗を専門家が分析する番組。


「失敗した人物」として登場したのが泰葉、加護亜依、大旗一生(旧坂本一生、旧旧新加勢大周)という顔ぶれを見てもらえば分かるように、昨今ちょっと扱いにくい人物と木下を絡めてみようという下心に溢れた番組。そしてその下心が上滑りしていてどうしようもない番組に仕上がっていた。正直面白くなかったんで大旗の途中で見るのをやめた。


最初から番組そのものに期待はしていなかったが、個人的に木下と加護という組み合わせに非常に興味があったので見たようなもの。なぜなら木下は2001年に行われたモー娘。の5期オーディションで最終候補にまで残りながら落選。最終候補に残った9人はスタジオに呼ばれており、そのスタジオには当時バリバリ現役のモー娘。だった加護がいた。つまりは7年ぶりのご対面というわけだ。


7年経って明暗分かれた二人。木下は「(結果的にモー娘。に)入らなくて良かった」といい、加護は「解雇された」という。両者にとってのモー娘。との距離感は本来全く違うはずなのに、どこかしら似た「よそよそしい」感じがしたのはちょっと面白かった。


ただし番組の加護の扱いは疑問。確かに解雇そのもののきっかけは2度の喫煙であるが、それ以上に加護がアイドル・タレントとして致命的だったのは、あんな胡散臭いオッサンと温泉旅行に行ったことがバレたことだろう。そこに触れずして「失敗から学ぶ」とは鼻で笑ってしまう。


近々「月刊加護亜依」でセミヌードを披露するようだが、そのセミヌードにしたってあのオッサンにいいようにされた体だと思うとどうにもこうにも。ヌードから交際相手が透けて見えるのは仕方ないにしても、その相手があんなオッサンでは価値も急落するってもんだ。


とりあえずこの番組を作ったスタッフは自分の番組の失敗をプロファイリングしてみてはどうでしょう。ただの反省会とも言うが。