紅白・ボキャブラ・ミリオネア

どうも、新年一発目でございます。年末年始はおもろい番組から製作者が首を括ったほうがいいような番組までさまざまでしたが、その中から3番組を紹介。

まずは紅白歌合戦。報道もされているように視聴率は50%を割り過去ワースト2の視聴率だったようですが、それでも47%くらいは取っている。まあかつてがかつてなもんで低いと目されるかもしれないけど、大健闘の猪木祭りが18%なのを考えるとまだまだ健在であると言ってもなんら問題はないのでは。昨今数字の上がらないTV業界を考えてみても相対的には十分な数字である。誰も言わないから一応フォローしとく。

ただ、何かしら理由をつけるとすれば、その原因は「若者に変に媚びを売った」部分じゃなかろうか。

今回の紅白は若者をターゲットに絞ったのか演歌歌手が減り、若者以外にはとんと馴染みのない歌手が増えたため、高齢者の視聴率が下がったと言える。当たり前だ。キックザカンクルーのラップはもとより、その前に出てきた優香の茶番なんか見せ付けられたらそりゃチャンネル変えるって。

第一「若者を視聴者層」としてターゲットにする点がおおいに間違っている。今の若者は紅白なんか見ない。昔ならまだしも、今は年末に「家で紅白」なんて人は減ってきている。年越しのイベントに出向く人も増えているなかで、若者の在宅率はそう高くないはずだ。だが、そういうイベントに無関係なのが中高年の人である。だいたい年末は家にいる。となると自然にテレビをつけている人も増える。そう、答えはただひとつ。

高齢者に合わせた紅白を作ればいいんです。

「中高年がテレビを見ている」の根拠を挙げておけば、紅白の裏番組にテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」という演歌・歌謡曲オンリーの番組がある。その番組に紅白に落選した演歌歌手が流れていき、演歌見たさに視聴者までが流れ前年より数字が数%アップしたのだ。つまり紅白は演歌歌手とともに視聴者まで切り捨ててしまったことになる。これでは何のためにテコ入れをしたのかわからない。

というわけで来年から紅白を演歌7:若者3くらいの割合にしてしまえばいいのだ。どうせ宇多田なんかは出てくれないのならハナっから呼ばなければいいのである。したらなんか宇多田が寂しくなって出てくれるかもしれないし。まあそれは冗談としても、演歌歌手を大幅に増やす!若者を無視する!これだけで数字は50%台に戻るでしょう。だって、これから高齢化社会なんだから、ここから高齢化に合わせないと。

若者の紅白(のようなもの)はミュージックステーションにでも任せてしまえばいいのだ。NHKはあくまで大人向け。これが来年からのキーワード。しかしそれでも若者を惹きつけたいと思っているなら今からボブサップのスケジュールでも押さえとけばいいんじゃないの。

もちろん応援でも歌手でも可。応援ならば「白いシャツが血染めになって紅組の勝利!」というオチで。このベタさも紅白っぽいし。

話変わって復活した「タモリボキャブラ天国」である。ネタはあまり出来がよくなかったけど、復帰そのものに意義があるとすればそれでOKだろう。レギュラーの頃だって爆笑の連発というわけではなかったのでそれでいいのである。個人的には「陰陽師」→「四文字」というネタが最高にツボだったが。

それでも何だか「つまらなかった」という印象が拭えないのは、決して「過去の美化」だけではなく他に問題があると思えてならない。それはパネラーのせいじゃなかろうか。ヒロミや山田五郎赤坂泰彦、河合俊一(ホモネタがなかったことに不満をもらしていました)などは問題ない。しかし問題なのは女性パネラーだ。辺見えみりまではまだセーフ。過去にも出演していたし、ちゃんとコメントのツボもはずしていない。

いただけないのははっきりしている。秋吉久美子だ。以前のボキャブラを見たことがないのは80%くらい譲歩してまだ許すとしても、あまりにネタの理解も悪く、挙句の果てにはタモリの評価にまで口を出す始末。

秋吉、すっこんでろ。

テレビの前でこう叫びそうになったこと数回である。こんなことなら飯島愛神田うのを出してくれと言いたい。他の番組ではあまり見たくないけども、ことボキャブラに関しては秋吉が出ているよりはよっぽどマシである。なんて気の利かないキャスティングをしたんだ、スタッフは。

そして問題点はさらにある。それはボキャ天マトリックスが光らない!

なんでネタを貼った瞬間に豆電球が光らないんですか?もう全然ダメですよ。いくら島津製作所と共同開発だからといってそれでは全然ダメ。たぶんノーベル賞の田中さんが作ってたら豆電球はついてたはずだ(笑)

そして最後に咆哮せねばならん最大の点があります。

なんで「おとなのボキャ天」がないんじゃぁぁぁっっっ!!!

テレビの前で期待していた諸君(俺含む)を相当がっかりさせたに違いないこの出来事。誰も下ネタだけで許してくれはしないですよ、もう。これが全てです。そういうわけで「ボキャブラ天国」、もう復活しなくていいや。最後に誉めるところがあるとすれば「小島預かり」がすげえ懐かしかった。

最後にミリオネアである。ペア大会であった。叶姉妹やら和泉親子やら、これでもか!といわんばかりのメンバーが揃った。もちろん賛否両論あるだろうし、いろいろと言わんとせねばならんこともあるような気がする。でも、このキャスティングは意図的に下世話だからOK。

なんかそういうものを全てひっくるめてミリオネアのスタッフは「わかっている」感じがすごいする。なので批判するところはありません。逆に批判したほうがミリオネアの思うツボだと言ってもいいかもしれない。

とまあ、こういう感じで今年もだらだら更新していきます。