意図的じゃないにしろ

昨日は成人式だったわけですが、TVの上での成人式恒例と言えば「青年の主張」であろう。現在は「青春メッセージ」とかいう名前だっただろうか。

名称はともかく、若者が壇上で自分の主張を語るというコンセプトのもので、ああいうものを見て老人が喜ぶのかと思うと少しげんなりとした気分になるのだが、毎年続いているのでそれなりの需要があるのかもしれない。もっとも、一番見てほしいと思われる若者は見向きもしないのは言うまでもないのだが。しかし、そんな現状を憂慮してか今年のNHKは少しばかり考えたようだ。司会にあの二人組を起用したのである!

タッキー&翼

ああ、また意味もなく文字を太くしてしまった。意味はない。で、この二人だって去年に成人式を終えたばかりであり、いわば新成人とはそんなに開きがない。おそらく「身近な存在」という意味での起用があるんだろう。しかしどう考えても若者に媚びているようにか見えましぇん。

NHKなんでそんなに青春メッセージに必死なの?紅白でも若者に媚びようとして失敗してるじゃないですか。このマヌケっぷりは新成人をバカ呼ばわりできないくらいである。いいかげんそういうやり方考え直したらどうですか?

とまあここまでNHKをバカにしてみたものの、実はそれが目的ではない。じつはちょっと感謝すらしている。それはNHKがこういうマネをしてくれたおかげでちょいと面白い「画」が想像できるのである。

若者の主張なんてどうでもいいけどタッキー見たさにチャンネルをあわせる女子中高生に対し、主張を真剣に聞いてると思い込み感動する親。

この後、勘違いによる親子不和。そんなドラマチックな展開を無邪気に演出するNHKってなんかお茶目。