奇跡じゃないか

「THH W」が面白かったので久々に更新してみよう。

 

Aブロック

・ヨネダ2000

めっちゃボケそうな愛さんがずっとドスコイ言ってる。クセが強いけど構成がしっかりしていて、大爆笑はないけど終始ずっとうっすら笑えるやつ。

 

・紅しょうが

安定の関西の笑い。なかなか優勝できないけど、腐らずにやってほしいよなあ。絶対に報われる時がくる。

 

・茶々

この手のタイプのネタは面白いけど勝ちきれないんだよなあ。でもこの後いろんな需要がありそうで。

 

TEAM BANANA

ライブの中盤に出てきて安心するタイプ。

 

・オダウエダ

昨年の頭のおかしさをブラッシュアップしてもっと頭おかしいとかどうかしてる。

 

勝ち残りがオダウエダ。

 

Bブロック

・天才ピアニスト

設定が巧みよね。どうしても上沼恵美子のモノマネの人って印象なんだけど、それをいい意味で覆す普通に笑えるコント。

 

・女ガールズ

ちょっと相手が悪かった。充分面白い。

 

・ヒコロヒー

0票の出来じゃあないけど、この大会の意義において、どちらかといえば天才ピアニストという審査員の判断はごくまっとう。しかしヒコロヒーは今年MVP級の売れ方であり、僅差なら負ける(勝たせなくてよいかなと思わせる)というのは名誉なことだと思ってほしい。

 

・スパイク

とりあえずは昨年のぶんの借りは返したわけで、来年が勝負よ。

 

・Aマッソ

なすなかにしを放り込んだことで勝負アリ。

 

昨年の4対3の悪夢を振り払い、今度は4対3でAマッソの勝ち。アンガールズ田中の投票が今年はAマッソだったことに興奮する。

 

決勝

・Aマッソ

去年披露したプロジェクションマッピング漫才の進化版。完全に温存してたし「獲りにきた」完成度。どれもこれもばっちり面白く、これを見た時点では「ああ、遂に勝ったかな」と思った。マジで。

 

・天才ピアニスト

買い物から献立を当てるレジのおばさん、というだけなのになぜこんなに面白いのか。力あるなあと思ったよ。

 

・オダウエダ

カニのストーカー。何度も言うがどうかしてる。どうかしてるんだよ。面白いんだもん。

 

 

見終わった時点で「これはAマッソか天才ピアニストか、さあどっちなんだろう」と思っていた。オダウエダは面白かったけど、さすがにこれで勝つネタじゃあないよなあと思っていた。けど「これでオダウエダ優勝したらTHE W最高すぎるな」と思っていた。んで結果発表。Aマッソと天才ピアニストに票が集まりつつも、後半追い上げるオダウエダ。そして最終的にAマッソ2票天才ピアニスト2票、そしてオダウエダ3票で、まさかの優勝。自分はこの瞬間にガッツポーズしてしまった。

 

こんなことがあるから、賞レースって最高だよね!

 

普通の感覚でいけば、Aマッソか天才ピアニストなんだろう。けどここでオダウエダがエアポケットに入ったがごとく3票入って優勝してしまう。審査の妙だ。審査員3人がついうっかり入れてしまいたくなる魅力がオダウエダにあったんだもん。これはしゃあない。視聴者が納得しようがしまいが、これは結果だ。オダウエダに勝利の女神がほほ笑んだのだ。実力的にはAマッソと天才ピアニストのほうが上だろう。けど賞レースは実力があるから勝つとは限らないのだ。何かのイタズラでこういうことが起こり得る。こんな奇跡的な瞬間を目の当たりにしたことに興奮しないことがあるか。文句を言ってる人間の気が知れない。奇跡を目の当たりにしたんだ。喜べよ!

 

今回勝てなかったとはいえ、Aマッソも天才ピアニストも、その実力を見せつけたのだ。もう既にAマッソは売れかけているが、これで本格的に売れるだろう。天才ピアニストも同じ。オダウエダは逆にこれだけで売れるかどうか分からないところも含めて本当に最高だ。去年も書いたけども、誰も損しない。それでいいじゃないか。

 

来週はM-1だ。アルピーが敗者復活から優勝という奇跡を目の当たりにすべく、自分は死んだ目で仕事をして、一切の情報を遮断したのちに夜通し敗者復活から全て見るという来週末の未来予想図。

 

それはともかく、オダウエダ、胸を張ってくれ!最高だ!