みだらな男女関係は危険だ

ファンキー加藤がW不倫。


もうこの字面だけで笑ってしまうんですけども、事実だからしょうがない。妻子持ちのファンキー加藤が不倫した相手は、アンタッチャブル柴田の元嫁(現在は離婚成立)。ともに不倫だからW不倫。アンタッチャブル柴田も柴田でコンビ活動がままならない現在の立ち位置は自身の女性問題なもんだから、そりゃ当然強く出ることもできない。離婚も成立しているので、柴田サイドは反応として大人しめの印象。


一方でファンキー側は大慌て。なにせ自身の主演映画「サブイボマスク」が今週末から公開。もちろん加藤自身はプロモーション活動で大忙しだったはずだが、ここにきて冷や水どころかアイスバケツチャレンジ真っ青な氷水ぶっかけられたのだからさあ大変。もはや謝るしかないという状況を作られたうえでの謝罪会見ときたもんだ。


自分は今朝「ファンキー加藤W不倫」の見出しを見たとき「やったーー!」と思わず小躍りしてしまった。欣喜雀躍とはまさにこのこと。あのファンキー“自己評価高い”加藤がどんな会見を行うのか。それはもうベッキーなんか比べ物にならない世紀の一戦。先日急逝したモハメド・アリが猪木と戦ったときほどの緊張感ですよ。あくまで自分だけだが。


記者会見は午前中に行われるという。本日仕事が休みだった自分は、用事をなるべく午前中に片づけて、昼からおそらく記者会見の様子が放送されるであろう「ミヤネ屋」にロックオン。舛添都知事の弁明なんかどうでもいいと思いながら、なかなか放送されない加藤の記者会見を待つ。そんでようやく加藤が神妙な面持ちで語る記者会見を見ながら、自分はどうしたか。


気付いたら寝てた。


フェスに出ればペース配分なんぞ考えず3曲目あたりでバテバテになる男がだ。「熱い」ことをなりふり構わず貫き通すあの男がだ。なんか真面目な顔して「書いていることは全て事実です」とか「一生かけて償っていく」だとか、耳に触りのいいことばかり喋っている。いやまあファンキー加藤の楽曲って全部そんなんばっかりだけど、自分が求めているのはそんな優等生的な答えじゃなくて、もっと自らの熱さを、厚さ(厚顔さ)を前面に出して、「不倫だけどもこの愛に偽りはなかった」とか、自分の都合のいい解釈による言い訳に終始してほしかったのに。こんなのが見たかったわけじゃない。つまらん、オマエの話はつまらん!


いつもは自分の期待を裏切らない加藤ちゃん(柴田風)がなぜこんなつまらない会見に終始したのかを、自分は考えてみた。すると案外あっさりと答えは出てきた。


こうなることを予め想定してたんだよね。


そりゃそうだ。今年の初めにベッキーがゲス不倫でワーワー言われていた頃、自分だって同じように不倫していたんだもの。ゴムもせずにさ。そりゃ「自分の身に同じことが起きたらどうするか」なんて、イヤでも考えないわけがない。そんでベッキーという偉大なる先人が大いにやらかしてくれたおかげで、ファンキーは「その逆を行けば騒ぎは大きくなりようがない」ことを学んでしまった。不倫の事実関係をきっちり認め、そして素直に謝った。これ以上責めようがない。オリラジ中田が「ビビット」で褒めそうな会見だった。あー、つまらん。


そして多分、加藤は「不倫騒動もしっかり謝ることで世間に赦してもらえたし、自分はちゃんと赦してもらえるような謝り方をした。危機管理能力も優れている俺すごい」と自己評価を高めることだろう。どこまで行っても自分の評価を高めることしか考えてない。そんな加藤を見て自分は「こんなつまらん対応しかできない男だったのか」という評価にしかならん。


あと間違ってほしくないから予め言っておくけど、不倫騒動があろうがなかろうが映画はコケてたからな。騒動のせいにするなよ。