終わるか、テレビ

雨上がり決死隊宮迫とロンブー亮が事務所と契約解除をしたうえでの記者会見に臨む。そしてその記者会見で今まで記者会見が開けなかったのは吉本の社長による圧力があったことを告発する。

 

昨日

nageyarism.hatenablog.com

を書いたけども、まさかこんな展開が待っているとは思いもしなかった。自分の想像力の貧弱さを呪うばかりである。今まで宮迫とロンブー亮が会見しなかったのは「しなかった」のではなく「できなかった」のだ。それをあろうことに吉本の社長が「ロンブー亮が単独で記者会見したら、全員クビにする」という恫喝そのもので阻止していたというのだから、これはもう目の前が真っ暗になる案件だ。

 

もちろん二人の言葉を額面通り全部受け取っていいもんか、という葛藤はあれど、ここにきて二人が嘘をつく必要性もメリットもないわけで、二人の言葉を素直に受け取るべきなのだろう。

 

一度言ってしまったことを何度も覆して発表すれば事態が大きくなるから、記者会見をせずに静観すべきだ、という吉本側の「会社としての判断」も分からないわけではない。しかし早期の謝罪と記者会見を望んでいた二人に対して社長が取った対応は最悪すぎた。批判の矢面に立たされ続けている二人に対してのその言葉は「お前らが我慢すれば済む話だ」としか言っておらず、会社側に不信を抱くのには今までの恩があったとしても充分すぎるものだった。

 

そして吉本の社長がロンブー亮に語った「在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫やから」という言葉。今回の報道の核心だと思う。「何が大丈夫か分からないですが」とは亮の言葉だが、まさにその通りだ。

 

なめんなよ吉本興業。何が大丈夫なんだよ。

 

二人が謝罪会見もせずに黙ってやり過ごせばそのうちテレビに出られるようになる、ということなんだろ?良心の呵責に耐えられない二人に対してその言葉がどんな救いになるというのか。それは不信を抱く。相方にすら本当のことを話せないくらい疲弊もする。あんまりだ。あんまりだぞ。

 

これはもう反社会組織とのつながりがどうこう、というレベルの話じゃないと自分は感じている。テレビが終わるか終らないか、というレベルに達していると自分は思う。

 

テレビ局が吉本の株主だから黙っていれば大丈夫だ、という発言は、今後吉本の社長の処遇如何によってはテレビが終わる。こんなクソ舐めた発言を視聴者はさすがに甘受しないだろ。こんなにテレビが好きでテレビがないと生きていけない自分ですら引いている。もうテレビなんてなくなっていいんじゃないか、と本当に思うよ。クソが。

 

宮迫もロンブー亮も最初はウソをついてやり過ごせると高をくくっていた。それと同時に吉本は「彼らを謹慎させておけばそのうち事態は沈静化する」と高をくくっていた。しかしもうそんな時代じゃない。「芸人全員を解雇する」という圧力だっていずれバレる。驕りだ。これは驕りだ。滅びてしまえ。

 

 

あと、宮迫に「もし答えられるならで結構なのですが、不倫報道の時、『オフホワイト』と言っていましたが、今の心境を色で表すと?」と聞いた「アッコにおまかせ!」の記者はドアホだと思う。しかしそれを答えなかった宮迫にも「そういうとこだぞ」と言いたい。どいつもこいつも。

 

 

吉本の社長の発言は、テレビに対する信用を著しく失墜させた。テレビが終わるか終らないかの正念場だ。自分は、悔しくてたまらない。