「新すぃ日本語」の楽しみ方を間違ってはいけない

TBSの水曜深夜にやっている「新すぃ日本語」であるが、なかなか面白いと思う。ただ、どう楽しむかで非常に微妙なところではあるが。

番組の内容としては、視聴者から投稿される「新すぃ日本語」、簡単に言えば造語なんだけど、を芸人がネタ形式で披露してその使い方を学ぶ、という建前の番組ではあるが、正しくはネタ番組であると自分での理解。

司会がさまぁ〜ずであるが、レギュラーコメンテータに武田鉄矢をおくあたりはトリビアへの対抗意識であろうか。ゲストのコメンテータも若者やアイドルが多く、視聴者層を絞っていることろも好感が持てる。

さて、そこで先ほども述べたが、自分はこの番組の楽しみ方をあくまで「芸人のネタ」であると理解している。そこまでで充分だと思う。一番やってはいけない楽しみ方、しかし番組側が誘導しようとしている楽しみ方なのだが、は日常会話で「新すぃ日本語」を使うことである。これだけは絶対にやってはいけない、というかやって欲しくない。

番組側としてはこの「新すぃ日本語」を日常会話で使って、それこそトリビアのようにブームにしたいのかもしれないが、そうは問屋が卸してくれないのだ。つうか、卸してはならないのである。以前にも同じようなことを書いたかもしれないが、もし電車に乗っているとき、自分が昨晩見た「新すぃ日本語」を日常会話として使おうとする高校生の会話を耳にしてしまったらどうだろうか?それも得意げに使う姿コミでですよ?もう耐えられない。

中学生や高校生はここらへんの「うすら寒さ」に気がつかないこともままあるので、使ってしまうのはもうしょうがないことだと思うしかないんだが、だからといって世間に「新すぃ」と称したしょうもない単語が会話の中にはびこるのは許しちゃいかんことだと思うわけで。それを阻止するのは大人の責任ですがな。

新すぃ日本語」はあくまでネタ番組。ネタのあとにコメンテータがその言葉について語るのなんてどうだっていいのである。もっと平たく、そして端的に言えば友近のネタだけ30分流しててもOKだと思う。むしろそっちのほうが有難い。友近面白いなぁ。


とか、偉そうに言ってみたものの現在の水曜深夜は「新すぃ日本語」(TBS)「BEST HIT TV」(テレ朝)「大人のコンソメ」(テレ東)「新型テレビ」(日テレ)と、放送内容によってはどこにでも転べる受け皿があるため、最近では2週続けて同じ番組を見た記憶がない。なんでこうも集中しますかね、見たい番組ってのは。