そのポジション、似てる

昨日の「HEY!3」のゲストがガクトだったらしいが、見てない。興味が薄れた。

ひところは若干の興味があったが、最近はあまり面白みを感じることはない。なぜか。それは「いつまで経っても同じガクト」だから。もう見てもしょうがないような気がして。

それが悪いことだとは思わない。そりゃ人間テレビの都合にあわせてコロコロキャラを変えるなんてことをする必要はない。ただ、しててもそれが悪いことだとも自分は思わないと時分は思うんだけど。

でまあ、ガクトなんだけど、誤解を恐れず言えば「ガクトの立ち位置はすでに和田アキ子レベルに達した」と言いたい。

別にキャリアがどうこう、という話ではなく、ゲストとして置かれているポジションがどことなく和田に似てきたような、というニュアンスで。和田の長いキャリアはこの際無視すれば、和田とガクトには「歌が上手い」「けどそんなにバカ売れしてるわけではない」「けど特に否定されることもない」「なぜなら強いので、否定を結果的に許してない」という共通項があることに気づかされる。和田の場合は「強い」が権力も含まれるんだけども。

ガクトの代表曲といえば「Another world」なんだけども、これ以外の曲ってそれほど売れてはいない。けど、そのキャラクターのせいで(おかげで?)ちょっとした大物感を醸している。これは本人にとって幸か不幸か自分には判断しかねるが、自分はこのガクトの評価のねじれ方に違和感を覚えるわけです。なぜここまでガクトに需要があるのか、と。

誰もあまり口撃しないが、今年ガクトが紅白に出てるのってよくよく考えれば少し不思議な話だと思いませんか?後藤真希も確かにそんなに売れてはいないが、ガクトだって大しちゃ売れてるわけでもない。後藤の場合はそれこそ「ハロプロ枠だ」なんて揶揄されちゃったりするわけですが、ことガクトに関しては誰も異論を挟むこともない。結局、キャラの問題に落ち着くのかもしれないが、そこまでガクトって世間一般に愛されているのだろうか。

フォローするわけではないが、地方局のラジオに出演したガクトは非常にサービス精神旺盛な方だったので、個人的に悪い印象は持っていない。けど世間にそこまで認められているのかといえば、そこには疑問が残る。