なんとなく、よく分かった

あまり他人様の文章とか紹介しないんですけど、こんなものをたまたま読んで「ほう」と思った。


なぜ指原が1位なのか。自分もこの理由を考えよう(というか何とかネタにしよう)と、漠然とずっと考えていたわけだが、ここでようやく理解が出来た。理解が出来たのは、この匿名ダイアリーの作者の論旨、ということではなく(もちろんこの人が書いていることもよく分かるんだけど)、自分が「なぜこの選挙の結果に対して何も思わなかったのか」である。


結局、大風呂敷を広げて「総選挙」なるタイトルでまるで国民の関心事、なんてテイストでやってるから「人気者」単位で考えてしまうがゆえに「なぜ指原が?ファンと寝たアイドルなのに?」とかいろいろ考えてしまうんだけども、そうじゃなくて「コップの中の嵐」だと考えれば合点がいく。この匿名ダイアリーの主が書いているように「AKBファンは指原のことが好き」だというのが全てであり、この結果に「?」となっている人は所詮AKBのファンでもなんでもないから、理解が出来んということだけの話だ。だから極論を言うならば「指原の1位が納得できない人は、それはAKBのファンではない」つうことなんじゃないかと思う。


もちろんファンにも色々な形があるので、指原が嫌いならAKBファンではないってのは暴論であるかもしれないが「システムとしてのAKB」そのものを愛しているのであれば、指原1位はごく自然の結果というか納得できるんじゃないか。それを「AKBのシステム」には興味がない「個人的なファン」あるいは「なんとなく世間がAKBのファンだという認識のもとにAKBというシステムを誤解している人」からすれば、納得のいかないものなんだろうな。もちろん自分のようなAKB門外漢にはこの結論の正当性なんか知る由もない。


つまりはこの選挙結果自体は、「AKBの濃い側面」が出ているにも関わらず、あまりに多すぎる票数から「世間の意見」と捉えてしまい、そこに世間との齟齬が生じるということなんじゃないのか。AKBの濃い方々が指原を推す理由なんか知ったこっちゃねえし、それは理解できるべくもない。例として間違っているかもしれないが、あの頃のハロヲタ後藤真希の「スクランブル」を評価している理由なんて一般人からすれば知るべくもないって事だと思えば非常にすっきりくる。自分の中ではひどく収まりのいい結論でした。匿名ダイアラーさんにありがとうと言いたい。