江頭突撃

ジャパンのマスコミは薄情である。1ヶ月前まであんなに「白装束軍団」ことパナウェーブのみなさんにつきっきりだったのに、今ではマスコミはほとんど同行してないらしいじゃないですか。あれだけ「オウムに似ているから危険性がある」みたいな理由にかこつけてただの怪しい集団を面白がってガンガン報道かけてたくせに(特に日テレは)、今じゃパナウェーブのパの字も千乃代表の話もまったくしなくなりました。

かくいう自分だってパナの話題は最近扱っていないけども、それは単純に面白みが薄れていっただけだ。でも自分は単にこの集団を面白がっていただけで「危険だ」なんて少しも思ってはいなかった。まあどのマスコミもそうは思っていなかったとは思うが、マスコミの報道と自分の感覚が一緒だってのもそれはそれで危険のような気がする。

そんな旬を過ぎた集団に真正面から「お笑い」で対抗しようとした日本でナンバーワンのコメディアンがいる。その名は江頭2:50。今大人気のはなわの曲佐賀県でも「江頭も佐賀〜 公表するな」でまた注目?されている江頭である。北朝鮮に自腹で渡航してテレビに映ってしまったという「笑いの神」が降りてくる運命にある江頭。そんなエガちゃんが今回も自費でパナウェーブ研究所の千乃代表に会うべくして彼らの本拠地に乗り込んだのだ。

エガちゃんも千乃代表に会うべくして対策を練ったようでいつもの黒タイツを白いバージョンに変えていたようだ。これはエガちゃんの気合の入り方がよくわかる。マジだったようだ。しかし、エガちゃんはあっさりと周りの集団関係者に止められてしまった。千乃代表が面会を拒んだようだ。その理由もやはりお笑いの猛者千乃代表。

江頭の「(股間の)もっこりが嫌い」

という理由だそうである。もっこり。もっこり。面会拒否の理由がもっこりである。いやぁ、千乃代表、もっこり気になりますか。つうかもっこり知ってるということはエガちゃんもご存知だったわけね。世俗に詳しいですな。もしかしたらミカエル様ももっこり&エガちゃんを知ってるんだろうか。まあいいや。

そんな理由で面会を断られたエガちゃん。かなり落胆した模様である。その敗戦?の弁を語ったのだが、このコメントもまた秀逸。

「世間から煙たがられているやつらに煙たがられてしまった」

はっきりいってこのコメント、構成作家が考えたかのごとくに素晴らしいコメントである。やっぱ神が降りてるな、エガちゃんには。

とまあこの事件(というかお笑いバトル)はドロー(個人的な判定)に終わったのだが、こんな報道はテレビでは一切されなかった。もし仮にまだマスコミがこの集団につきっきりだったらこの報道もされていたに違いないはずである。それなのに日テレをはじめとしてこんなリアルで電波少年なネタを報道できなかったのはマスコミの不徳の致すところだと断言してしまいたい。一体何のために今までパナ報道してきたんだよ、と。