好きなタレント2002

今年もNHKが調査した「好きなタレント2002」の結果が発表された。男性は5年連続で明石家さんま、女性は2年連続で久本雅美という結果になった。1位だけでも疑念が湧き上がるこのランキング、下(といってもトップ10圏内)にいくにつれ「そりゃねえだろ、オイ」というツッコミが入りまくる。

まず男性3位の高橋英樹からして既に謎である。高橋英樹ってそんなに人気あるのか。よしんば自分の知らないところで人気があったとしても3位ほどのもんか、高橋。おそらく高齢者からの支持が高いんだろうけど、あまりにあまりではないか。自分の中では高橋英樹はクイズに「越後製菓!」と答えるイメージしかないんだが。

まあ、越後製菓の一言で好感度が3位になったんならば、それはもう文句のつけようがないんだけど。

あとこれは調査の方法そのものに問題があるんだろうけど、「SMAP」と「木村拓哉」が別ってのもちょっと訳がわからないですね。SMAPなのか木村拓哉なのかどっちか一つにするべきだと思うんだが。

女性3位の上沼恵美子ってのもなぁ。今でも上沼の人気って全国区なのか?投票の内訳見たら「大阪のオバハン99%」とかするんじゃなかろうか。釈然としない。女性6位の優香もねえ。確かに2000年くらいならこの順位にいても文句は言わねえけども、最近の坂を転がるような「安っぽさ」の拍車のかかり方を考えればどうも疑問である。全員老人が答えてるんじゃないのか。

そもそも、1位すら自分はあまり信用してはいない。さんまも久本も確かに人気者ではある。ただ、「組織票」という概念が自分の頭をどうしてもよぎってしまう。あまり大きな声でしたい話ではないけども、久本はある政党と密接に関連している某宗教団体の信者であることは有名。いくら久本が一般的に人気があるとはいえ、やはりこの集団による「組織票」が存在するのでは、と勘繰りをしてしまうのだ。

組織票に関して言えば、それは「人気投票」というものの性質上完全に防止するのは不可能なものであり、その是非を問うのは難しいことなのかもしれない。しかし、この調査のようにある程度権威となっているようなランキングに関して「情報操作」されているということになれば、少し話は別ではないだろうか。組織票や宗教団体にとやかく言うつもりはないけども、そのことを宣伝に使ったりするんだと思うとちょっとイヤな気分にはなりますわね。
NHKの発表する好きなタレントにどれほどの意味がある。みんなそう思えば解決する話のような気はするが。