全裸体操、アカデミー賞

サイゾー」という雑誌が面白い。ただし読む際には注意したほうがよい。毒にもなって薬にもなる。いわゆる「批判記事」は手厳しいものからただの「僻み」や「茶化し」などの低俗なものまである。あれをすべて肯定するつもりはないが、面白い連載があるのも確かだ。現在江川達也(「東京大学物語」なんかで有名。豪邸を建てたことでも有名)が連載している漫画もなかなか面白い。

さて、「サイゾー」の話はこのくらいにしておいて、ネタをいくつか紹介。

ルーマニアの全裸体操、処分
ルーマニアの元体操選手がほぼ全裸で体操しているDVDをTBSの番組内で放送したところそれを見た日本体操協会が激怒、ルーマニアの体操協会にまで抗議してその元選手3人が処分(公式大会などのコーチを5年間禁止)をくらったというものだ。抗議した日本体操協会は「メダリストということは子供のあこがれの的でもあるのだから、本人たちが節度を持つべきだ」なんて言っております。ごもっともである。その発言事体に間違いはない。

ただ、その言葉はもっと国内に向けて先にすべきなんじゃないのか。

他国のヌード体操にかまってる暇があったら、タレント活動などにおいて国内でもっと無様な醜態を晒している(ように見える)池谷(兄)をどうにかしろ、日本体操協会。もう協会を離れたから関係ない?いやでも「池谷=体操」っていうイメージ抜けてないし、完全にマイナスだと思うんだけど。自分が体操やってたら池谷見て少し悲しくなると思う。

千と千尋の神隠しアカデミー賞をとる勢い

日本国内でも大ヒットした「千と千尋の神隠し」(海外のタイトルは「宮崎氏による神隠し」なんだとか。それはちょっと嫌。)がアメリカでも高評価らしく、アカデミー賞のアニメ部門を取るのではないか?と言われている。そんなわけで日本のマスコミはまだ取ったわけでもないのに大騒ぎである。

ちょっと待て、日本のマスコミ。
アメリカで認められたことが、どうだというのだ。

おそらく今現在、日本はもっともアニメ技術・作品ともに世界で最も優れている国ではないのか。それに比べたらアメリカは「アニメ後進国」じゃないのか。アカデミー賞のアニメ部門なんて歴史だって浅いわけだし、受賞することでどれほどの価値があるのか自分はちょっと疑問である。

いや、受賞したらそれはそれで結構なことですが、アメリカで日本のアニメが評価されて喜ぶのは明らかにおかしいと思う。「アメリカに認められれば凄い」なんて認識はもう捨ててくれ。むしろ受賞したら「やっとアメリカも理解できるようになったか、アニメを」くらいの勢いでまったく構わないと思う。