さらばメディアの自分、だとして

ハライチ岩井が奥森皐月と結婚を発表。

 

自分の脳の理解が追い付いた順番

①ハライチ岩井が結婚だって!あれだけ「自分は結婚できない」みたいなこと言ってたじゃねえかよ!つい最近「ボクらの時代」でも言ってたじゃねえかよ!結局そういうことかよ!

②相手は奥森皐月だって!あのラジオたくさん聴いてますつう女子高生だったな確か。ん?女子高生?女子高生。ほお……あ、今は19歳なのね。

③出会いは奥森が小学生の時に出演していた「おはスタ」ですか。そうですか……まあ、そういうこともあるよな。普通ないけど。

④年下論争はフェミニズム界隈の人にぶん投げるけど、奥森が商売にしていた「ラジオ好き」はどこに起因してんの?付き合ってたからラジオ好きなの?それともラジオ好きだからこそ付き合ったの?どっちにしてもモヤモヤすんな!

⑤それにしても今までの芸風全否定みたいなこのムーヴは、ラジオなりテレビなりでどう弁明するんだろうか。今までの自分を全否定してでも進みたい恋愛だとか結婚といえば聞こえはいいけど、どうやってこの後仕事していくつもりなんだ。まあいいんだけど。

⑥ん?結局文春がすっぱ抜いていたの?だから発表?これ「マジ歌」で歌うとしたらどういう「ダサさ」に分類されるんですかね。

 

とまあ現状でこんな感じ。「おはスタ」云々の話で盛り上がっているようですけど、自分はあんまりそっちには興味ないんですよね。結局男ってのは若いねえちゃんが好きだってだけの話ですから。女性にはぶん殴られるんでしょうけど。

 

それより自分は「今までの芸風をかなぐり捨ててまでの恋愛そして結婚」という筋書きが、あまりに今までのハライチ岩井の芸風とかけ離れていて、そこにしんどさを感じるわけですね。フット後藤で言うところの「高低差ありすぎて耳キーンとなるやつ」ですよ。

 

以前自分はこんな経験したことあるな、と思い出したのは「加護ちゃん喫煙事件」でした。今の加護ちゃん(指のない人とニッコニコ写真事件)に比べれば、こんなもの痛くもかゆくもない案件なのですけども、当時はたいそうな衝撃だったわけです。

 

未成年の喫煙なんてまあまあありがちな話ではあるんですけど、じゃあそれの何が衝撃だったかといえば、メディアの中の加護ちゃんは「天真爛漫でタバコ吸ってそうにない人」だったわけです。別に天真爛漫な人がタバコ吸ってても構わないし、加護ちゃんの出自を考えれば「さもありなん」なことだと今は思えるのですが、当時は「虚飾の加護ちゃん像」でもって無邪気に暴れるおこちゃまだったわけですね。だからそう、カフェで一服する加護ちゃんのアンニュイさに「アカン、これダメなやつ」とならざるを得なかった。他の人がどう思っていたかは知らないが、少なくとも自分はそう思っていた。イメージとかけ離れたことはダメージがでかい。のりピーのトランス動画なんてのもその類かなあと。同じドラッグでもエリカ様なんかノーダメージ。ぼちぼち復帰するみたいだし。

 

実際のところはどうだか知らないけども(ここはけっこう重要です)、自分がメディアで見ていたハライチ岩井は

 

①そもそも結婚に興味がない

②ましてや同業者なんか自分が売れるためにすり寄ってくる人間しかいないと思っている

③そんな中でもラジオ大好きとか言ってる女子高生なんか胡散臭さしかない

④文春にすっぱ抜かれて慌てて結婚発表するとかダサすぎるだろ

 

とか言ってそう(実際はどうだか知りません)だったので、もう眩暈がしそうなくらいに「ああ、そうっすか…」と自分は食らってしまったわけですね。「結婚した岩井勇気」じゃなくて、自分がメディアで見ていた「ハライチ岩井」だったら、こんな結婚した奴になんていうだろう。そう考えるだけで変な汁出ます。

 

岩井には結婚までの顛末を説明する義務なんてないのだけど、できることならしてほしい。もしメディアで語っていた「結婚に対する考え」がずっと本当だとしたならば、じゃあそれがどのようにして変わっていったのかは説明くらいしてくれても罰は当たらないだろう。逆に今まで語っていた結婚観にウソがあったならば、ウソついてまでそういう風になっていたのはどうしてか、そういうのを最も嫌っていたのが岩井だったんじゃないのかというあたりの話を詳しく聞きたい。どっちにせよこちらが聞きたいことはある。

 

南海キャンディーズ山里は、自身の結婚に関して「モテない人間として活動してきた自分が女優と結婚していいのだろうか」という葛藤があった。アンガールズ田中は「キモいという悪魔と契約し、笑いに魂を売ったけども、そろそろ自身の幸せをつかんでもいいだろう」と思って結婚した。自身の立ち位置を180度変えるかもしれないハライチ岩井はこの結婚にどんな逡巡があったんだろう。それをラジオで克明に語ってくれるなら自分は信用できるけど、ここをなんとなくボカすようであれば、なんだろう、それはとてもがっかりするに足る事件かもしれない。他人の人生をとやかく言う資格なんて一ミリもあるわけじゃあないのに、そう思えてしまうことの自分に対する何様感はある。

 

けど、この気持ちも偽らざる本音だからなあ。皆さんはどう思ってるんでしょうか。

 

 

(追記)

11/16放送の「ハライチのターン!」を聴いた。こちらが思っている以上に赤裸々に、そして正直に喋ってくれていたと思う。まるでこちらの考えていることなどハナっから見透かすかのように、こちらの疑問の全てに答えるかのように。自分は物凄く納得した。別にこっちが納得しようがそうでなかろうが、全く関係はないのだけども。ようやくこの言葉を言うときが来た。

 

結婚本当におめでとうございます。そして不躾な物言いごめんなさい。

 

今はこんな気分です。

(11/18)