やっぱそうなるのね

アメトーーク」でバラエティ大好き芸人。

 

普段出演する側のお笑い芸人が、自分の好きなバラエティを語って丸々1時間。Abemaで放送されたAVサミットの地上波版だと思って頂ければいい。違う。

 

放送内容に関して言えば「自分が普段ここでやっているようなことを芸人がしっかり語ってくれる」というものであり、「それを芸人がやってしまっては、もうこっちは何もすることない」である。楽しかったけど、「さすが芸能人!」というような発見だとかがあるわけじゃあなかった。まあ芸能人といえどテレビ見るときはいち視聴者なんだなあと。まあ「新春テレビ放談」みたいな「私たちわかってますよ」感がないだけマシだったかなあと。完全にひねくれ目線なのでこうなってしまう。イヤな視聴者ですね。何様だと自分でも思う。

 

そんなクソ視聴者が今回の放送を見て思ったのは「やっぱりフジは偉大だった」んだということ。過去形なのが悲しい。収録時間が差し迫る中、芸人が「永久保存版の番組」として挙げたのが、「いいとも」「めちゃイケ」「おかげでした」の最終回と、ことごとくフジの長寿バラエティの最終回だったということ。そりゃあまあ永久保存版なのは芸人じゃなくてもよく分かる話だ。これだけの番組が数年の間に、そして平成の間に次々と終わっていったという事実を鑑みると、やはりフジは大きな転換を迫られたんだなあと改めて思った。切ない。

 

一方で芸人が「今見ている番組」として挙げられたフジの番組は「脱力タイムズ」くらいだろうか。そして「脱力タイムズ」は見ているんだけど、その後の「ネタパレ」は全然見られてない。まあ自分も見ていないんだけど。なんでだろう。

 

最後にこれだけは絶対書いておきたい。おしゃクソこと品川祐が誰に頼まれたわけでもないのに「好きなプロデューサー」をフリップに書き並べていたが、「アメトーーク」加地氏を筆頭に、フジ片岡・戸渡氏、マッコイ斎藤氏、テレ東佐久間氏、TBS藤井氏と自分のようなテレビ通ぶったクソ視聴者が言い出しそうなことごとく有名な人ばかりで、「やっぱり品川ってこういうヤツだよな」って思わせてくれました。最近「品川はやっぱり有能」キャンペーンが激しかったので世間に許されつつある雰囲気を醸してはいたけども、こういうところに本来の「クソ」部分が見え隠れして、それは面白かったです。