どう使うのが正解か

首相官邸に小型の無人ヘリであるドローンが落ちたってね。小型カメラと発煙筒と放射性物質を積んでいたとか。詳しいことはこれ書いている時点ではよく分かっておりません。


今年の1月にはアメリカのホワイトハウスでも同じような事件があって*1、おそらくはそれを参考に「日本ならどうなるのか」と考えたうえでの犯行になるのでしょう。手軽に低空を飛行することが出来るドローンがなにがしかの犯罪に使われるであろうことは予測できた話であり、自分の印象では「やっぱり起きたか」である。今回の犯行はいたずらというか様子見というか、テロに代表される本格的な犯罪の印象は薄いのだけども、搭載物からも「明確な意図」は感じられるわけで、今後の犯行も充分に予見される。いよいよ「SP」の世界が迫ってきたなあというい感じだ。


こういう事件が起きた以上は今後ドローンの購入、飛行に関して規制がかかるのは想像に難くないわけで、仕方ないと思う反面やっぱり悲しい気持ちにはなります。なぜならドローンに搭載したカメラはテレビの世界においても可能性を秘めていたからである。てか、むしろこっちが正しい使い方なのに、である。


何の番組だったか失念してしまったのだけども、カンニング竹山が1日の様子をずっとドローンで撮影される(もちろんガチではない)というものがあった。そこでは有人のヘリコプターを飛ばさなくても程よい空撮が出来たり、なかなか人が入るようなことが出来ない場所での撮影とか、いろんな使い方を提示していた。特に地面から次第に離れていく空撮なんてのは今まででは撮影できない映像であり、これを利用した企画・番組なんてのが生まれても不思議じゃあなかった。


しかしこれが規制されるとなると、「気軽に撮影できない」という足かせが出来るわけだ。もちろん許可を取ればいいだけの話にはなるんだけども、許可が下りるまでにどのくらいの時間がかかるのか、申請は煩雑じゃないのか、とか迅速な対応が出来ないことも充分に考えられる。これではテレビの撮影に使うにはちょっとハードルが高くなってしまう。惜しい。


便利なものは使い方次第。これはネットが最たるものなんだけども、こういう最新機器もそうですよね。せっかく使い方さえ正しければとても面白いものを、そうでない使い方によって規制さえてしまう。仕方ないことではあるんだけど、正直悔しさはにじむ。






とかいうマジメを装った文章で締めておけばよかったものを、最後に本音をぶちまけておく。


自分は、ドローンで撮影したアホなAVが見てみたかった!既にあるならどなたかご一報を!

*1:アメリカの場合は単にコントロールミスでたまたまホワイトハウスに墜落しただけですが