ショウマストゴーオン

「明日、ママがいない」は結局視聴率だけでしか話題になってないです。しょうもないです。


しかも数字がいいのであればまだしも、「こんなに話題にしたのに数字取れませんでしたー」みたいな感じで話題になっているのがどうにもこうにも頭が悪い。番組内容にクレーム入ったから注目が集まって数字が高くなればいいのか、それとも内容が悪いから視聴者がそっぽ向いて数字が低くなればいいのか。もう報道しているほうもよく分かんないんだろうな。自分は単にオリンピックが始まったから低くなっただけだと思うんだけど。


今回の騒動で一番マトモなことを言っていたのは意外にも(と書くと失礼だが)爆笑問題の太田だった。ラジオで「話の展開がミエミエで面白くない。表面上の悪人はどうせ最後はいい人になるのが目に見えているし、そうでない悪人は単純に悪として描きすぎだ。デフォルメとはこういうことなのだろうが、見せ方が悪いと伝わるものも伝わらない」という旨の話をしていた。自分はこのドラマをマトモに見てはいないが、太田の話が言わんとしていることはよく分かる。


だから自分はこのドラマについて言うべきことはこれ以上見つからないのです。結局最後まで子役たちの演技に助けられながらつまらなく終わるんでしょう。それ以上でも以下でもない。ただ一つ気にしていることはある。


「脚本の変更」の件はどうなったのだろうか?


抗議に屈した、と言っては語弊があるのかもしれないが、抗議内容を受け入れた上での脚本変更をすると日テレ側は発表したはずだ。まあ最初から見ていないものが、どこがどう変わったのかなんてやっぱり知る由もないんだけど、もし、もしですよ。この脚本が最初の設定だけかろうじて残した「全く別の話」になったら、世間はどう思うんだろうか。


たとえば、来週いきなり「20年後」というところから始まり、20代後半の大して可愛くもない女がコンビニでダラダラバイトをするシーンが流れるわけです。特に説明もないまま。それで50分終了。どうせスポンサーもついてないんだし、好き放題やったらいいんですよ。んでもって最後の5分くらいで獅子舞が登場し


「最後までこの放送を見てくれた方、ありがとう。そして今までの放送に文句をつけた奴全員死ね!お前らが望んだドラマの結末これやぞ!誰が見るかこんなドラマ!関係ないけど陣内別れろ!」


と、たむらけんじが吼えて終了。間違いなく伝説に残ります。このドラマの最終回が流れた後で、ぜひとも自分は有識者の意見を伺いたいです。「ドラマの骨子に抗議する」ということは「ドラマそのものをぶち壊す」ということを今一度確認してもらえればいいんです。