掌リターン

W杯予選で日本がカメルーンに1−0で勝利。


直前の親善試合で面白を連発していたことから、日本が一勝も出来ずに終わるんじゃないかと思っていた人も多かったと思うのだが、何の因果か勝ってしまった。これはこれで非常に喜ばしいことだと思う。


しかしまあ日本国民も現金なもので、1勝する前と後では盛り上がりに露骨な差がある。昨日までこんなに盛り上がっていたっけ、というほどに朝の報道ではサッカー煽っているし、どこにこんなにサッカーファンが雌伏していたのか分からんまでサポーターが盛り上がっている。ま、それが正しい姿なんだろうが。


かくいう自分はどのようなスタンスだったかといえば、間違いなく0勝3敗で終わると思っていた。だから試合結果とか全く興味なく、「ただ酒飲みながらお祭気分で見れればいい」とばかりに、酒を飲みつつ「雑学王」をザッピングしながらの視聴。そして運良くザッピングの合間に本田のゴールに遭遇、後半のプレーを見ることなく起きてみたら試合が終わって勝っていた。その程度のもんである。


これが4年前のドイツの時はどうたったかといえば、ほぼ4年前と同じことをしている。4年前はせいぜい「ドイツ大会だから雰囲気を出さねば」とソーセージを食いながら酒を飲んでいた程度であり、今年は「南アフリカっぽいものってよくわかんねえや」と普通に酒のつまみを購入しただけだ。


そういう意味では個人的には4年前とほぼ同じ熱量でもって応援しているわけで、「強いから応援する、弱いから応援しない」という掌返しをしているわけではない。自分こそまっとうなサポーターなのでは、と言ってもいいんじゃないかと思うくらいだ。ま、本当のサポーターは後半寝落ちはしないんだろうが。


ちなみに寝落ちしながら見た夢では、巨大な蟹(しかも足のみや甲羅のみ)が車道で車に突っ込んでくるというSFチックなものでした。そんな光景を見たあと普通に病院にいくという展開もまさしく夢。


昨日の勝利も夢のようでしたよね!


お後がよろしくは、ない。