究極の美乳

新美味しんぼ
TOKIO松岡が山岡になってからの「美味しんぼ」第3弾。前2回もなかなか飛ばしていた印象があったが、今回遂にヤケになった感じ。原作を踏襲しつつも山岡が文化部を異動したり、なぜか7人の侍とか言い出したりと、なかなかカオスな展開。


落語「子別れ」のエピソードを題材にした「父のコロッケ」で有名な東西新聞社員食堂の相川シェフをフレンチの名人にしてみたり(元々洋食屋ではあったけど)、またかなり初期(海原雄山登場前だったりする)のエピソードで登場した守衛さんの旧友の息子の大里シェフを女性としてみたり、はたまた以前のシリーズでやったはずの「カキの料理法」で登場する元気亭のシェフ川地を東西新聞の社員食堂に就職させてみたり、とやりたい放題。


それでも彼らは実際のエピソードに登場する人物なのでまだいいが、松尾諭演じる男(名前を忘れてしまった)は出てこないし(あれは原作でいう難波あたりをモデルにしているのだろうか?)、田中義剛に至っては結果的に「花畑牧場でアルバイト」とかいう話に。しかも本筋とは全然関係ない感じで登場して、完全に生キャラメル需要だったはずなんだが、微妙に時期を逸しているのも哀しい。ちなみに松尾諭に関しては「産業交流プロジェクト(だったはず)、略してSP」というちょいネタが挟まれていたが、誰も気付かなかったんじゃないだろうか。*1


でまあ、最後の「牛肉対決」に関しては、いろんなエピソードをツギハギしたような内容。全部単行本に収録されているものであるが(至高のメニューで登場した「牛肉とフォアグラのステーキ」は実は至高のメニューではなかったはず)、そもそも「牛肉対決」は究極VS至高には存在せず、おおかた美味しんぼのアンソロジーで「牛肉特集」でも読んで思いついたんじゃなかろうか。


というわけで究極VS至高の料理対決はどうでもよかったのだが、優香VS仲里依紗の巨乳対決は究極と至高の名に相応しい対決でした。仲が谷間を寄せてみれば、最近では滅多に谷間を晒さない優香が谷間で応戦。こちらをメインにしたほうが良かったんじゃないかと思われる。ちなみに視聴率は11.7%でした。



また忘れられたころに思い出したように更新します。

*1:松尾諭は同局のドラマ「SP」にて堤真一岡田准一、真木ようこらの同僚のSPを演じていた。ところで「SP」の映画はどうなったの?