己のサイズを知るがいい

「クレイジージャーニー」がとても面白かったです。前衛美術家の篠原有司男・乃り子夫妻の回。

 

以前SPで放送されたLA在住の日本人ネイルアーティストBritney TOKYOが取り上げられたとき、彼女がニューヨークで開いた個展に訪れたときに少し登場した夫妻。短時間ながら強烈なインパクトを残し、今回取り上げられるときに「あの夫妻か!」とすぐ分かるくらいだった。

 

御年87にして自身の作品同様パワフルな生き様にはただただ圧倒させられる。しかしそれは芸術家にありがちな相手を寄せ付けないようなものではなく、生きることが作品を生み出すことと同じであると言わんばかりにの圧倒的な生命力によるものだ。

 

自分のようなものはとてもではないが生命力にあふれている個体とは言い難く、日がなテレビと仕事の繰り返しで命をいたずらにすり減らしていると言ってもいい。だから本物の芸術家のような生命力にあふれた人を見ると、憧れを通り越して敬服してしまう。見ていて体の奥底から「ちゃんと生きろよ」と言われているような気がした。己の人間の、というより生命体としての小ささを思い知るわけだ。

 

 

ところで、あなたはチャンミーを知っていますか。

 

twitter.com

今をときめくクリエイティブキャット、チャンミーである。とぼけた味わいのネコである。ネコに見えないんだけど。たまに「美味しんぼ」ネタをぶっ込んでくるあたりが30代男性(主に自分)に好評です。

 

 

このたびチャンミーのグッズが札幌ロフト(札幌駅に隣接するエスタにある)で小さいスペースながら販売される、というtweetを見た自分は「これは行かねばなるまい!Tシャツ買わねばなるまい!」と意気盛んに足を向けたわけです。仕事中に(やめとけ)。

 

札幌ロフトは以前今は亡き五番館ビルにあったとき以来ずっと足を運んでいなかった(嘘みたいだけど本当の話なのだね)ので、エスタに移転して初めて行くロフトに完全に田舎者丸出し。完全に場違い感丸出しなスーツのオジサン(なにせ仕事中)がチャンミーに逢いに行くのだ。

 

ほどなくしてチャンミー発見。興奮に打ち震えてTシャツを手に取る。「ヒャッホー!これで明日からチャンミーTシャツ生活な!(「~~な」はチャンミーの口癖です)」とか思っていたら、その夢は瞬時に打ち砕かれる。

 

TシャツのサイズがMしかない。Mはさすがにキツい。

 

自分のTシャツのベストサイズはL~LLくらいです。Lで入らないことはないが、LLあればそっち、くらいの感覚。Mは厳しいのです。小さなスペースでの販売なのでLLはなくとも、Lは1着くらいあるだろう、と楽観視していたらまさかのオールM。これには自分も「着れんし、買えんな…」としょんぼりですよ。背中を丸めて仕事に戻りました。

 

これはロフト側やチャンミー側が悪いわけではありません。あの小さなスペースではサイズを用意するのは非効率ですから。生命体としての小ささはSSくらいなのに図体だけはLLな自分が悪いんです。

 

ちなみにチャンミーTシャツは通販もされておるので、別に札幌で直接買う必要はないんです。通販のほうがサイズも色もバリエーションも豊富なのです。素直にそっちで買えよ、ということですね。そうします。

チャンミーグッズな。|デザインTシャツ通販【Tシャツトリニティ】

 

 

生命体としての小ささを知り、図体だけはLサイズ。こんな自分には「梅ズバ」に出ていた玉井さんが腰を落として体操やっている姿を見て「チャイマのLOVEプロレスポーズと同じだからさすがにキレイ!」という感想を述べるしかできません。ありがとうございました。

 

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 これは完全にチャイマのLOVEプロレスポーズ手前。ゆりやんがでかいな。仕方ない。