祭はたまにあるからいいのに

・イロモネア
ウンナン司会のネタ番組。過去数度に渡って特番として放送されてきたが、この春からレギュラー化。今回はそのレギュラー化に先駆けての2時間SPであったが、正直今回の2時間SPでかなりお腹一杯。また半年後でいいかな、と普通に思った。


爆笑レッドカーペット」もそうだけど、特番でたまにあるから面白いというのは視聴者ならずとも制作側だって分かっているはずなのに、なぜこうレギュラーになってしまうのか。数字を見込めるソフト(番組)がないから、今まで数字を取ってきたものを昇格させてしまおうという安易な考えが横行し、そしてまた反対出来るだけの番組が育っていないということなんだろう。さらには「短くネタを見せる」という番組のブームが去る前に消費してしまおうという魂胆も見える。


イロモネアは特番時期にひょっこり放送され、ルールのゆるさ(一応ジャンル分けされてはいるが、厳密なものではなくとりあえず強引であっても笑わせたもん勝ちみたいな曖昧な部分)がお祭り的であり、その雰囲気が結構好きだったのだが、レギュラー化されてしまえば逆にそのゆるさが腹立たしく思えてくるような気がする。レギュラー放送するということは自分の中ではそういうことだ。特番レギュラー化の罪悪は「番組の疲弊」が一番であるが、「お祭り要素が失われる」というのも結構大きい。