小市民

朝っぱらから普通に更新しちまったんで、夜の部はたまーに気の抜けた日常生活の話します。

今日、コンビニからFAXを送ったのですが、値段に驚いた。100円もした。

いやいや、100円ぽっちで「も」なんて表現を使うんじゃないよとお思いでしょうが、こちとら生まれつきのしみったれケチ根性が染み付いているわけで、たったあれだけの作業で100円も取られるという理不尽さに参った次第だ。

実は今までFAXなんぞ送ったことがなかったのだ。使う機会などなかった。ところがバイト先から「4月の勤務時間記録が提出されてないからFAXで送ってくれ」と言われたもんで、未提出によるバイト代支払いの先送りも困りものなんでFAXを近所のコンビニから送信するハメになったわけです。

んでまあ、コンビニでFAXを初めて送ったわけですよ。書いてある説明を読みつつ。別に大した操作があるわけでなく、送信したい用紙をセットして電話番号入れて送信するだけなんだけど、初めてだから妙に緊張するわけですよ。で、本当に何の滞りもなく終了したわけで、その使用記録をレジに持っていくと「100円です」といわれた。たったあれだけの使用で100円。高い。

よくよくFAXの「ご利用の金額案内」を見てみると、1分以内に送信が終われば50円らしい。しかし、何をどう頑張れば1分以内に終わるのだろうか。自分が送信したのはB5のルーズリーフ1枚の内容である。特に量が多いわけではない。一体どれだけの量ならば1分以内に終わるんだろうか。結局1分半くらい自分の場合はかかったのですが、電話番号を超速で打てばよかったのだろうか。

しかし、FAXの利便性を考えると100円では安いと考える方もたくさんおられるであろう。まあそうでしょうね。相手がFAXを持っていさえすれば、これほど便利な伝達手段もないわけですよ。ちょっと前まではね。

2004年を迎えたこの世の中、Eメールつうもんが発達しているわけですよ。それこそ相手のEメールアドレスさえ知っておけば携帯電話から1通数円で飛ばせる代物があるんですよ、今の世の中は。パソコンからならばメール送信だけに関して言えば無料ですよ。それなのに何だ、1回100円て。

結局、電話口で「あの、メールじゃだめですか?」と聞くことが出来なかった自分の負けである。FAXで送ってくれと言われて「はい」と言ったからにはFAXで送らざるを得ない。そこらへんの気の弱さが小市民だ。もう一度電話をかけて「あの、FAXじゃなくてメールで送りたいんで、メールアドレス教えてくれませんか?」と言えない自分の小市民さを呪うばかりである。

そんな小市民は小市民の代償として100円を払うべきだったのだろう。そう神様が教えてくれたに違いない。

ただ、自分の微細な給料もらうために100円支払うっていうのもちょっと本末転倒気味な感じもするが、その小さいこだわりもやっぱり小市民たるゆえか。