マナーは守れよ

映画を見てきた。「踊る大捜査線ザムービー2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」である。細かいことは抜きにして、面白かった。

細かいことは映画館で確認してください。それだけの価値はある仕上がりだと思います。んでもって、ぜひとも映画を見る前に前作やテレビシリーズなどで予習をしておくことをお勧めします。そうでないと面白さは半減以下になります。これマジ。

でまあ、生まれてこのかた「映画を映画館で見る」という習性があまりない人間なので、映画館で映画を見たのは4、5年ぶりである。確か前作は「ホワイトアウト」だ。これまた織田裕二。友人に誘われて見に行ったきりである。

でまあ、5年も経てば映画館の状況も一変するわけで、今回映画を見たのは札幌駅のステラプレイス7階にできた複合型映画館、いわゆる「シネコン」である。シスコンではない。初めて潜入したのだが、広い。映画館ってあんなに広かったのか。

朝9時10分からの回を見るつもりだったので、そんなに人もいないだろうと高をくくっていたら、いるわいるわガキの山。どういうことかと思って周りを見渡せば、シネコンの利点のひとつである「一つの会場にたくさんの映画」つうわけで、子供向け映画である「ポケモン」が上映されてるわけね。そういうわけでおガキさまがうじゃうじゃ。それに伴って親もうじゃうじゃ。あぁ、邪魔くさい。

でもまあ邪魔なのは映画館の会場に入るまでで、それ以降はガキに悩まされることもなかった。・・・・と思ったのが甘かった。

シネコンの特徴なのかもしれないが、立ち見客を出させるということをしないように入場人数制限がなされているのだ。そして、そのため席が指定されている。いや、正確には「指定されている場所もある」であろう。「踊る大捜査線」のほうは、朝で人もまばらなのに、席が指定されていたのに対し、ポケモンのほうは席の指定がなされずに自由席であった。どう考えてもポケモンのほうが混んでいるのに。ガキに席指定しても無駄だからか?

まあそんなことはどうでもいいのだ。結局「あんだけガラガラなのに指定席でぴったり詰めなくてもいいじゃんか」ということなのだ。一応チケット購入が早い順に中段の真中の席(=一番見やすい席)を当ててくれるのだが、そのせいか両サイドぴっちり詰められちゃうのよね。周りはガラガラなのに。んでまあちょっと見づらくてもいいから席を後ろのほうに移動しようかな、とか思ったら両脇が固まっててもう移動できない状態。あれは映画を一人で見に行った自分への嫌がらせですか?映画はカップルで見なきゃならんというルールでも?

とまあ悲劇はそこから始まった。自分の右脇は中年の女性だったのだが、左隣が不幸にも「おガキさま」だったのです。そのガキの隣には母親らしき人物。

映画が始まるまでは特段うるさいこともなく、じっとしてたのに、映画がはじまる寸前でポップコーン買ってきやがる。まあ、映画館だからポップコーンくらいは許すけどさ。ガキゆえに食べ方がアレなのもギリギリセーフにしておく。しかし、許せんことが途中で起こる。それはいくら人がいないからって前の席に足を乗っけるのはどうだ。マナー違反じゃねえのか。

周りに誰もいないならまだしも、一応隣に客がいて、しかもその反対側には親もいるのに。なぜ親が注意しねえんだよ!本当にこういうのは頭くるんだわ。ガキは映画館で映画を見るなとはいわないけどさ、一応公共機関使ってるわけだし、最低限のマナーくらい守ってもらわんと。そしてその隣にいる親だよ、問題は。のんきにガキと喋ってんじゃねえよ。おまえのやることはただ一つ!ガキの注意!

これだから(推定)30代の親は。大声で怒鳴ってやりたかったが、我慢。にしても劇中に隣同士会話しすぎだ。黙って見ろよ!

なわけで、途中怒りが込み上げたものの映画が面白かったんでま、いいや。にしても映画本編もさることながら、「200のリンク」を探すほうに夢中になってしまって脇のほうばっか見てしまった。これはもう一度見なければダメだな。まんまと策略にひっかかってるな。ま、いいか。