福澤怒る

昨日の続きを。

福澤アナは自分が司会をつとめる番組「バンキシャ!」の中でタトゥーとそのプロデューサーであるイワン氏に対して、インタビューというよりは半分ケンカ腰の追及をしていた。どうもこの福澤アナの態度は見ている人にとっては賛否両論だったようで、「よくやった」派と「福澤何様だ」派に分かれたようである。確かにゲストに招いておいてあの態度はいささかやりすぎではあるし、常識的なインタビューの範疇を逸脱した行為であったとは思う。

しかしまあ、タトゥーの態度とプロデューサーのイワン氏の自分勝手な言い分を聞いていれば福澤アナならずとも怒りはこみ上げてくるのはわからんでもない。むしろ自分はちょっと応援してしまった。

それに福澤アナは感情的ではあるものの同時に論理的かつ嫌味な発言をしており、ただ怒りに任せて発言をしていたわけではない。例を挙げると、PV撮影の許可がおりずに銀座で撮影をしようとしていたイワン氏の「撮影許可は10日くらい待たないとおりない、という話なのでやるわけにはいかなかった」という発言に対して「じゃあ来日する10日くらい前に許可の申請をすればよかったんじゃねえのか、オイ」という反論をしている。

それに対してイワン氏は「ああ、そうかもしれませんね」の一言。返す言葉がない、というよりは完全にやり過ごした感があり、福澤空回りというほうが正しいのだけども、今の状況を考えると福澤の感情的な嫌味のほうが正論である。

プロデューサーがプロデューサーなら、タトゥーもタトゥーで番組中にふたりで足を絡めて座り始めるくらいにして。これには福澤も相当ご立腹だった模様で「なぜそんな座り方をするんですか?(お前らも仕事だろうが。金もらって働いているんだろうが。アーティスト?知るか、んなもん。最低限の礼儀も知らずに日本の地を踏みやがって。お前らがもう二度とこの地を踏めないように東京湾に沈めてあげましょうか)」という質問に対して「こっちのほうが座りやすいから」という完全にナメきった返答。

こんな感じでFB5(福澤ブチ切れ5秒前)でインタビューは終わりを迎えたわけなんですが、最後に福澤が「タトゥーのお二人は、飛行機では危ないからあのような座り方はしないでほしいですね」という趣旨のコメントを。

とにかく、もう何のユーモアとかそういうレベルの発言ではなかった。完全なる捨て台詞。そりゃ笑いながらこういう発言をしてればユーモアなのかもしれないけど、目がマジ。ちっとも笑える雰囲気ではない。殺意にあふれた発言だった。菊川怜が珍しくおびえてた感じ。タトゥーが帰ってからは、いつもの福澤に戻ったようだが、そのあとの特集がスーパーフリーの話題で、早稲田出身の福澤アナにとってみれば痛し痒しか。