第1回・独断と偏見で選ぶ「事務所の力だけでテレビに出ている不快な人間」大賞

年の瀬も迫ってくると1年のことを振り返りたくもなる。そうすると「なんであいつは大して需要もないのにテレビに出演できてるんだろう?」と思う人物をチラホラと思い出す。特に「いいとも!」に顕著に多い。そういうわけで、「事務所の力だけでテレビに出ている不快な人間」大賞をやってみることにしよう。これは悪意があるわけではなく、ただ単に来年はブラウン管に出現するなよという願いを込めただけであります(それを悪意というんじゃないのか)。もし自分のファンの人が受賞していたらごめんなさい。

第4位 THE☆SCANTY

実力と人気を兼ね備えていないバンドとして堂々のランクインである。彼女らの曲ってどういう評価を下せばいいのかわからない。上手い?いや、よくわからん。とにかく「何でテレビに出てるんでしょう?」と素直に思ってしまう人たちである。特に嫌いなわけではないのでこの順位。ドラムのトーブさんだけ妙に印象に残る。

(追記:2004年現在、行方不明)

第3位 ポカスカジャン

ワハハ本舗所属の音楽芸人であるが、ちっとも面白くない。もちろん久本雅美絡みでの番組出演が多いが、かえって場が寒くなる。肯定的な要素を見つけるのが難しい。このあと2位にランクインしている三瓶のように何か持ちネタがひとつでもあって出てくるなら「一発屋」としての価値は認めないでもないが、あれだけ面白くないと悲しくなる。もちろん今後ブラウン管で見る必要はない。

(追記:2004年現在、立場も芸風も面白さも変わらず)

第2位 三瓶

まあ、第3位のところで若干擁護はしたもののやっぱり見たくない芸人である。持ちネタ「三瓶で〜す」も賞味期限が過ぎ、また新曲なんて出してるようだが誰一人買うやつはいない。なにより一番ブラウン管で見たくないのは、野郎が少し勘違いして「面白くないことに気づいていないどころか俺って面白い」と思い始めていることである。心なしか態度が以前よりデカいのも気になる。同じ一発屋として「自分に芸がないのに気づいていた」と発言するつぶやきシローのほうが好感が持てる。彼のブレイクの要素はおすピーもそうだが、なにより「吉本所属」というファクターを忘れてはいけない。

(追記:2004年現在、細々と活動中。執筆同時の勢いはなし)

そして栄光?の栄えある第一位の発表です!

第1位 飯尾和樹(ずん)

いいともに「浅井企画枠」で出演している本当に面白くない芸人である。関根勤氏が絶賛しているのだが、その面白さが一般には微塵も伝わってこない(彼がいかに絶賛されているかはコサキンのラジオを聞けばわかる。あれだけ面白くないのも一種の芸なのかもしれないが、本人のやるネタがさらに寒さを増す。

一番気になるのはいいともの出演者たちが妙に飯尾を丁重に扱うことである。確かに出川哲郎ふかわりょうのようなおちょくられ芸人のタイプではない。しかし、出川やふかわがあれだけ「面白くない」だの「消える」だの言われてしぶとくこの業界に残っているのは、やはり「いじめられる」という立場をまっとうすることによりこちらの見たいものを充足しているという部分はあると思う。「いじめられるべき人間がいじめられる」という大事な話だ。その点で「まったく面白くない」飯尾はもっと周りから冷たくあしらわれても何の不都合もない。しかし妙に周りが飯尾の「面白くない芸」をかばうもんだから、完全にフラストレーション爆発である。今後ああいう扱いのままこいつは死んでいくのだろうか?誰か彼に引導を渡してあげるべきだと切に思う。

ちなみになぜ飯尾が1位なのか?という疑問があるかもしれないが、決して

「いいとも増刊号で女子アナと交際しようとしているのに無性に腹が立った」

という理由ではない。うん、断じて違う。…………俺って小さい男だな。でも実力でテレビに出ていて交際できるならいざ知らず、あんなコネ出演でああいうことされた日にゃ黙っていられなかったのです。許せ。

(追記:2004年現在、「いきなり!黄金伝説」などに出演。いいともレギュラーからは消える。完全には消えていない。ただ、当時交際しようとしていた女子アナとは中野美奈子アナであり、翌年イケメン俳優伊藤英明との交際が報じられる。顔が180度違うタイプであり、この自分の怒りはなんだったのかと今更に思う。)