ネガティブシンキングイズグッド

時間が少しできたので「Astudio+」をまとめて見ました。

 

「+」がついた途端にコロナの影響で収録がままならない状態になり、今までの総集編やかつてのアシスタントの近況報告などが放送されていたが、最近は元の状態に戻り普通に放送している。アシスタントに藤ヶ谷太輔が加わり、藤ヶ谷も独自で取材をこなすことにより相対的に鶴瓶の役割が低下。とはいえ最後の偽善芸(タモリ命名)は健在だし、まあ女性っ気が減ったくらいでそんなに違和感はない。

 

というわけで「山口紗弥香」「岡田健史」「麻生久美子」「鈴木浩介」「永瀬廉(king&prince)」「亀梨和也KAT-TUN)」(市川猿之助の回と総集編は以前に見ていたので既に消去済み)と6本立て続けに見たのだけども、6本も立て続けに見るとやはり鶴瓶最後の偽善芸のパターンが尽きていることをしみじみ感じる。もっともこの番組が始まった当初から大した変化はないのだけども、10年も続いていれば「言いたいこと」も尽きる。これは仕方ない。誰もそのことに気づかないフリをし続けているのか実は誰も関心がないから指摘しないのかは分からないけども。ここで自分が指摘したから何だというのだ、という話でしかない。そっとしておく。

 

 

「親バカ青春白書」は、メインがムロツヨシ中川大志ですからほぼ「LIFE!」なんですが、結局は福田雄一ワールドでありやっぱり苦手だ。自分が楽しめる要素が殆どないのです。自分は三谷幸喜が大好きで面白いと思っていますが、その一方で三谷幸喜の(作品および本人の)ノリが受け付けない人たちがいるのを理解しています。それと同様の感覚で、自分は福田雄一の作品が一定の人たちに支持されることを理解する一方で個人的にはあまり得意じゃない。見ていて恥ずかしくなる。だからこそ2話まで見て「ああ、これは見なくていいなあ」と思いました。苦手なものは苦手で仕方ない。ただひとつだけ言いたいことがあるとするなら「ガッキーを巻き込むのはやめろ」ということだけですね。三谷幸喜もあらゆる面で同じこと思われてそうだけどな。

 

 

相変わらず「脱力タイムズ」は面白いのですが、来週の出演者が三浦奈保子と伊沢拓司。まあクイズ回ということなのだろうが、これで伊沢を芸人枠扱いしてくれたら脱力班(というか有田哲平)には流石と言わざるを得ない。まあ最近の伊沢の「多少のことは許される感」は半端なく、自分はもはや「ウルトラクイズ」の名のもと全裸逆バンジーくらいまでならやってくれるような気がしている。今こそ復活だよお笑いウルトラ。

 

そんな一方で松丸兄弟(兄DaiGoと弟亮吾)の「自分はテレビにコントロールされているのではなくコントロールしてますから」感は鼻につきますよね。伊沢くらいテレビ芸人に徹しているほうが好感はもてる。好感は持たないけど。

 

 

「MIU404」に「アンナチュラル」の舞台であったUDIラボが登場し、アンナチュラルの出演者でもあったずん飯尾と松重豊が登場していました。今最も面白いドラマを書く脚本家(といって差し支えないだろう)野木亜紀子脚本で世界線を共有しているという設定によるもの。こういうのは「アンナチュラル」から見ていたファンは嬉しいのだが、あまりやりすぎると自分は「うるせえなあ」と思う。こういうので騒ぐのは熱狂的なファンであり、それが過ぎるとどんどん内向きになっていくのがうっとうしい。

 

ドラマはめちゃ面白い(ご存じかとは思うが「アンナチュラル」もめちゃ面白い)ので、やるのは構わないけどやりすぎないでほしいなあ、とは思う。オッサンだからそう思うのか、自分がひねくれているだけなのか。たぶん後者だな。リハビリは続く。

 

 

※備忘録

これ書くにあたってwikipediaで「MIU404」のページを読んでいて気付いたこと。7話で殺されたケンさんの人(佐伯新さん)、どっかで見たことあるなあと思ってリンク辿ったら「放送禁止6」でシエロに殺されたジャーナリスト古茂田だった。腑に落ちた。