あんまりここで書いた記憶はないんですが、チャットモンチーのファンです。好きです。昨年秋に北海道倶知安で行われたライブ「JUNK! JUNK! JUNK!」で初めて生チャットモンチーを見たときはちょっと発狂しました。札幌でも何度もライブやってるんですが、仕事の都合上一度も行けてません。
そんな中で届いたドラマークミコンの脱退。これは素直に悲しい。チャットモンチーの3人はそれぞれに個性的であり、全員が作詞をするのだけども、その中でもクミコンの書く詞というのはキャッチーであり、チャットモンチーの代表曲も多い。これからのチャットモンチーがマニア寄りになっていかないことを願いつつ、彼女の素晴らしいリリックを垣間見ることで惜しんでみたいと思う。有名な曲ばかりで申し訳ないが、彼女の詞を味わってみてほしい。
シャングリラ
チャットモンチーの代表曲。
「胸を張って歩けよ 前を見て歩けよ 希望の光なんてなくったっていいじゃないか」
人は何か縋る「希望のようなもの」がないとなかなか前には進めないものです。しかし人は時にそんなものがなくったって進まなければならないときがあるわけです。そこに「希望の光なんてなくったっていいじゃないか」の言葉は、力強く、そしてしなやかである。
バスロマンス
ガーナのCMで流れていた曲。ファンにはおなじみ。
「あなたを好きでいてよかったな あなたを待っていてよかったな 新しいスタートラインから今 走り出すよ二人だけを乗せて」
ストレートな喜びの歌詞が身に沁みます。結婚したい。相手はいない。
親知らず
2ndアルバム「生命力」の1曲目。
「親知らずが生えてきたよ 怖いから歯医者には行かない」
歌い出しだけを聴くと「なんだこりゃ」って歌詞なんですが、最後まで聴くとその意味が分かります。アルバムの1曲め、しかもこの歌い出し。見事な掴みです。
8cmのピンヒール
こちらは3rdアルバム「告白」の1曲目。
「月を見て 綺麗だねと言ったけど あなたしか見えてなかった」
失恋の曲ですが、あんまり関係なくこの表現がけっこう好きです。自分も異性に限らず心非ずの発言をすることが多いので、なんか身につまされる思いがするからだろうか。