月曜に働かない大人

ももクロちゃんの男祭りのライブビューイング@ZEPPSAPPOROに行ってきました。本来であればモノノフの先達にして小学校からの友人Fと参戦予定だったのですが、Fが38度の高熱を出して倒れてしまい、急遽ひとりでの参戦となりました。というわけでこれは自分の備忘録であるとともにFへの鎮魂を目的としております。以前の「ももクロ大冒険2」のときと同様、好事家だけがご覧いただければと思います。


時は11月5日月曜日。普通の大人であれば休日だった前日の気怠さをこらえて仕事に精を出すところだが、私のような人間ときたら昨日まできっちり働いているもんで、本日が休日。というわけで仕事に後ろめたさなどなんのその。大手を振ってももクロちゃんに会いに行くのであります。といってももちろん日本武道館に行けるわけもなく、大きなスクリーンで見るだけなんですけどね。


16時早々に物販でタオルを購入したら、ライブまでは暫し時間があるので一旦ススキノまで戻りゲーセンでQMA。久々にやったら新しいモードは実装されているしいつの間にかパセリが失効しているしでなんか微妙な気持ちになりながらも、最後にきっちり優勝してZEPPに戻る。5時半開場の6時半スタートということで、自分は独り身だし6時過ぎに会場入りしたのだが、既に会場は静かなもんで何の苦労もなくロッカーに荷物を詰めて入場。すると驚くことにイスがずらり。西武ドームのLVのときはオールスタンディングの完全ライブハウスだったので、イスのあるZEPPに違和感を覚えながらも「やった、座れるじゃん」とオッサン丸出しな気持ちで悠々と後方の座席を陣取る。


ライブ開始までの時間は独りなので完全に呆けて過ごし、ようやく中継開始。会場にいた南海キャンディーズ山里やバナナマン設楽が映る。くりぃむしちゅー有田もいたという話なのだが、全然気づかなかった。設楽の隣のグラサンの人が有田だったんだろうか。ここらへんの気づかなさ加減はテレビについてああだこうだ言ってるサイトの中の人としてはちょっと恥ずかしくもあるんだけど。確定情報ではないのでなんともいえん。


オープニングはももクロちゃんたちによる空手の組手からスタート。overtureに乗せて組手をこなすももクロちゃんはふつうにカッコよかった。特に夏菜子の組手がカッコよすぎ。さてここからはセットリスト順に簡単に感想を乗っけていくわけだが、その前に全体の感想を。やはりというか女祭りのセットリストに入らなかった曲を重点的に組み込んだ模様。意図的なものだろう。女祭りでも披露された楽曲はわずか7曲。両方見れている人はスタッフを覗けばいないわけだから、もうちょい組み込んでもよかった気もするが、それはそれで楽しいのでよしとする。それでは楽曲ごとに。

全力少女

某ラジオ局が行ったアンケートでの1番人気だったのがこの曲。「ももいろクローバーZを一言で表すと?」という質問の模範解答のようなタイトルである。1曲めから飛ばしてくるなあという印象。サイリウムを振るときに横に振っていいもんか迷うよね。振らなかったけど。

最強パレパレード

イントロを聴いたときに「そう来たかっ!」と思わず叫んでしまった。全然この曲に思い入れはないんだけども、発売されているDVDには未収録の曲なので(「きみゆき」に収録はされてますが)自分もライブで歌っているところを見るのは初めて。youtubeでチラっとみたことあるくらい。でもまあ曲そのものは知っているので特に問題もなし。会場はちょっと戸惑った雰囲気があったような気がする。ステージ床のメンバーを描いたイラストが気になりました。

ピンキージョーンズ

ご存じチャパチャパな曲。ここまでまだ無印!昨年の男祭り同様にノスタルジーを醸しているのか?と考えながらサイリウム3回振りますよね。早く「黒い週末」聴きたいZ。

気分はSuper Girl!

またも無印!「未来へススメ!」のカップリングだよバカヤロー(アウトレイジ風)。楽曲は一通り網羅している自分には問題ないが、Z以降の楽曲しか知らない人にはなかなかノリにくいセットリストですわな。まあ去年の男祭りでもやっているので想定の範囲内ってとこでしょうかね。


自己紹介のMCがここで。男祭りらしくいつもの自己紹介が男らしくなってました。あーりんを佐々木と呼んでも今日だけはOK!

Believe

まだまだ続く無印攻勢。といってもこの曲はモノノフにはお馴染み。男祭りでも魅せるぜ横移動!

ももいろパンチ

ここまで徹底的に無印攻勢をやられると新規としては清々しいんだけど、古参モノノフは何を思うのだろうか?自分はこの曲に関してはやっぱりれにちゃんの命で笑ってしまいます。ちょっとヨロけていたところも良い。

未来ヘススメ!

この流れならば出てこないと当然おかしい曲。個人的に好きな曲なので「だいじょーぶー」とサビで大声で叫びますよ。しかしここまでそこまで激しい曲がないので、曲数を重ねてはいるんだけどそんなに疲れてない。ありがたいことでした。


極真空手の師範たちのよるデモンストレーションショー。バットが折れたり氷が豪快に割れたりすると、大して興味がなくたってやはり興奮はしますよね。男の子ですから。

PUSH

ようやくZの曲が!(笑)掛け値なしに盛り上がります。サビの部分でやっぱり卓球のフリマネはしますよ。イスがなくてもっと自由に動けたならばもっと暴れていて今頃とっくのとうにダウンしているはず。冷静と情熱の間です。あと衣装が完全に亀仙流でしたね。

BIONIC CHERRY

これまた鉄板に熱い曲のコンボ。ようやくエンジンがフル稼働。サビの部分で最初加減を考えずにジャンプしすぎてよろけちゃったよ。二回目以降は周りに迷惑がかからないようにきっちり飛びました。こう考えるとイスが邪魔だよね。まあいいけど。

白い風

唯一のバラード。完全に冬の曲ですが、札幌はもうそこそこ寒いので(このLVにもユニクロのウルトラライトダウン着て行きました)雰囲気はあります。でもライブだろうがなんだろうが、この曲聴くと泣きそうになっちゃうのよね。オッサンのくせに。オッサンだからか。


ここで夏菜子から「今日は何曜日だ〜」という質問。もちろん大声で「月曜日!」と叫ぶと「お前ら、働け〜〜!!」と一喝。そして当然の流れでこの曲。

労働讃歌

いつ何時何処で聴いても最高にシビれる。今日は仕事を休んできたわけではないんだけど(元々休日でした)「嗚呼、明日からまた働こう」と一瞬だけ思った。もちろん明日は今日の燃え尽きで全く働く気力なんかないんだろうが。サビの部分で思い切り拳を突き上げてこその労働讃歌。労働してない学生にこの曲の真価など分かるまい。


西武ドームDVD&Bru-ray12.24発売告知。気の利いたクリスマスプレゼントじゃねえか。泣かせるぜ。しかし初回版のDVDは5枚組って大過ぎじゃないか?Bru-rayは2枚くらいで済むのかな?

猛烈宇宙交響曲第七楽章『無限の愛』

ヒャダイン節炸裂であります。とっても好きな曲でガンガンノリたいんだけども、いざLV会場で合わせるとなるとけっこう合わせにくいなあと今更ながら思ったり。モーレツ!のあとにサイリウムを上にあげるのが楽しい。

ワニとシャンプー

この曲に関してはあーりんの「と・ぶ・よ!」に尽きる。そりゃ飛ぶって。扇子を持ってないのでセンスのごとくサイリウムを振るのもまた乙なり。しっかし曲中の間違った答えをすべてスラスラ出てくるというのも不思議なもんだ。酸素を作るには二酸化マンガン過酸化水素水ですよ。

走れ!

正直このタイミングで登場し、「あれ?早いな?」と思った。もちろん好きな曲なので出てきたことには嬉しかったのは間違いないのだけど、早いと思ったのも事実。この曲はコールがしっかりつく曲ではあるんだが、自分は普通に歌詞を歌いたい派なので、割とコールを無視して歌ったりしてました。この曲のサイリウムの波はいつ見ても綺麗。


角田信朗登場。「よっしゃあ漢唄」という曲を披露していたようだが、そんな知識のない自分からすれば、角田信朗ももクロちゃんと一切からまずに一曲歌いきるという現象そのものが面白くて終始半笑い。

サラバ、愛しき悲しみたちよ

新曲初披露!これが見たくて今日があったと言っても過言じゃない。PVで見た踊りを中心に、とにかく楽曲も踊りも、そして悪魔の衣装もかっこよすぎる。推しだから、ということは多分にあるのだろうが、杏果が可愛くて仕方ない。早くテレビで天使バージョンも見てみたいもんだ。さすがに布袋さんがギターで登場するってことはなかったですね。ももクリまでお預けかな?出ないか。

行くぜっ!怪盗少女

定番も定番、ド定番でございます。安定安心のエビぞりですよね。推しなんだけど、この曲で杏果がフェイクで「いえいえいえ〜」と歌っていると、急いで最後のパートに間に合うように帰ってくるのも含めてちょっと笑ってしまうのは自分だけなのだろうか。

スターダストセレナーデ

この曲を聴くと「ああ、そろそろ終わりなんだなあ」と気づかされてしまいます。小学生のころ友人の家に遊びに行ったときに晩御飯の用意をしている匂いが流れてきたときに感じるあの寂しさ。ハートフルな曲ではあるんだけど、ほんの少しのほろ苦さがこの曲にはある。


ここで新日本プロレスのみなさんが乱入。「男気問答」がありました。出題のときのSEがウルトラクイズのそれで、そこに反応してしまうのは確実にオッサン。そういうところを狙いに来ているのがまた憎いじゃないっすか。今回の男祭りは(今回も、かな?)絶対に10代、20代の若者よりも30代以上のオッサンのほうが琴線に触れる部分が多かったと思います。これがつまらんとか言ってしまうのはやっぱり10代の成せる業ですよ。あとは玉さまのヒップアタックが至高。

Chai Maxx

プロレスの流れでこの曲が来ないわけがない!そりゃもう踊りまくり、のはずだったんですがイス席が災いして全力で踊ることがままならず。せめてこの曲のサビだけでも全力でドリフやってからキックボクシングやりたいのです!いっちょめいっちょめだけは全力でやってやったさ。あとプロレスの寸劇からの流れで一回ミスったのはご愛嬌か。

コノウタ

コノウタも聴いちゃうと「終わり」感がこみあげてきて、明るい歌なんだけどやっぱり寂しくなる。実際アンコール前はこの曲で終わりだったので寂しかったんだけどね。思いのほか体力が残っていた自分にもびっくり。一気に体力を消耗するパートがなかったからなのか、と冷静な分析すら。


ここで本編終了。この時点で21時を過ぎていたので、アンコールで22時過ぎてしまわないかとちょっと不安。法律には勝てないんでねえ。

ココ☆ナツ

ZEPPはイス席で基本的にイスからはみ出ちゃいかんという指示がなされていましたが、この曲のときだけはココナツサークル解禁!自分が参加したわけではありませんが、前方で楽しそうに回っている人たちを見て「ああ、やっぱりこれがライブハウスでのLVだよなあ」としみじみ思ってしまいました。しかしココナツサークルで回っている人たちはなんであんなに幸せそうな顔をしているのだろう。世界中の人がココナツサークルでコココ言い続ければ世界は平和になるな。たぶん。あと個人的最大の見どころがこの曲。ももかコケる。

ツヨクツヨク

この曲がかかった時からはやくタオルぶん回したいと思っていて、サビになって「よしよしきたー」と思ってタオル振り回そうと思ったら、なかなか上手く回すことができない自分にしょんぼり。まさかタオルを回す練習が必要だとは思わなかった……。自分の回していたタオル(西武ドームLV限定のやーつ)が悪かったということにしておこう。

あの空へ向かって

音源化されていないけどももクロちゃんの裏代表曲。でもこの曲で締める=感動、みたいな図式にはイマイチ乗り切れない自分でありやす。思い入れが少ないからかもしれないけど、「これで締めておきゃいいだろ」的な意図を感じなくもないんだよね。悪くはないんだけど、ここらでもうちょっとヒネりが欲しいというのは贅沢な注文だろうか。



というわけであっというまの3時間弱。漢というかオッサンを喜ばせる演出多数で、オッサンとしては非常に満足です。独り身らしく撤収は恐ろしく早く疾風のように地下鉄に乗り込み帰宅しました。なぜかって?それは独りで酒を飲みながらこの文章を書くために決まってるだろうが!というわけで役目は果たした。全然レポートではないんだがそれでいい。満足した。寝る。