僕らは夢見てるか

三谷幸喜がテレビに出る季節となりました。


映画「ステキな金縛り」が近々公開されるということもあり、テレビ局を問わず三谷幸喜がさまざまなバラエティに出ている。呼ばれているのではなく「出ている」という表現がこれほど似合う人もいない。主演を差し置いて誰よりもテレビに出る映画監督。それが三谷幸喜


正直なところ映画はあまり期待していないのだが、このテレビ出演ラッシュに唯一期待していたのは「堂本兄弟」における三谷ソングである。前回「ザ・マジックアワー」のときには広瀬香美の「ロマンスの神様」を熱唱というか絶叫し、視聴者に強烈なインパクトを残した。正直映画よりも強烈だったと思う。映画はCMで死ぬほど流れていた佐藤浩市のナイフ舐めシーンがピークだっただけに、一度しか聞けなかったロマンスの神様が絶頂だったように思う。


今回三谷が選んだ曲はAKB48の「beginner」であった。正直AKBならばもっと他に歌いやすい曲とか狙いやすい曲とかあったように思えるのだが、「beginner」を選んだ三谷。理由は「歌い甲斐がある」というもの。ロマンスの神様からそのコンセプトは変わってない。


しかし見ているぶんにはあまり面白くなかった。そりゃまあ歌い出しのセリフとかちょいちょいAKB本人たちと合うダンスとか、見どころがないわけではなかったが、ロマンスの神様を超えるほどではなかったように思う。それでも自分は歌部分だけHDに残していたりするんだけども。


曲に期待が大きすぎたぶん、映画の期待度は相対的に下がっている。毎回毎回ハードルは低めで設定しているのだが、果たして今回はどうか。今再放送している古畑のほうが面白いなんてことがないように願っている。願っているんだけど、な。