名探偵紙ちゃん<今週の平岩紙増刊>

・探偵Xからの挑戦状
NHKで始まったミステリードラマ。登録をしておくと番組放送前に予め携帯電話に小説が配信され、その結末がドラマによって明かされるというもの。携帯とテレビの連動企画であり謎解きを楽しみたい人は登録必須だけども、基本的にはテレビさえ見ておけば問題はない。


ミステリーの執筆陣も有名作家を起用しており(初回は辻真先)、またナビゲーターとして谷村美月竹中直人というハズレのない起用であり、「安楽椅子探偵」シリーズほどではないけども面白そうではあったので「とりあえず見ておこう」ということで録画しておいたわけです。


でまあ、放送を見たわけですが面白かった以上に驚いた。なぜか。平岩紙が探偵役で出てきたからだ。


谷村美月竹中直人はあくまで「ナビゲーター」であり、ミステリーの中身とは関係ない。ミステリーの中身を演じる人は別に登場するわけで、その中の「探偵」役が紙ちゃんだったわけである。そんなものテレビ雑誌にも公式プロフィールにも載ってないので、普通に知らなかったんです。だから探偵役(といっても実際に探偵が職業なわけではなく、主人公の妹で推理作家の妻という役)として出てきた紙ちゃんを見て驚いたとともに「あ、自分やっぱり持ってるな」とイチローばりに思ってしまったわけです。


普段レビューしている「タイノッチ」ではかなりすっとぼけた感じの紙ちゃんばかり見ているわけですが(暫く放送がないため次のレビューまで間が空いてしまいますけども)、本業は女優。このドラマの中で探偵役として鋭い推理を連発する紙ちゃんは、目線も鋭く完全に「デキる女」モード。シビれますね。つうかあんなにハキハキ喋れたのかと。


いや平岩紙ホリックとしては非常に嬉しいキャスティングではあるんですけど、紙ちゃんのどこを買って探偵役に選んだのでしょうか?とても洞察力に優れた人物を演じるのに向いていないような気がするんですけど。ま、NHKのキャスティング担当に自分と同じ趣味の人がいたということなのだろう。


次週以降のドラマ部分にも登場するかは全く不明でありますが、自分は普通にミステリ部分も面白かったので次回以降も継続視聴しようと思います。これで次週以降も紙ちゃんが出てくれば儲けものですから。別に紙ちゃんはどうでもいいという人も、ミステリが好きならば普通に楽しめると思います。