ウソだと言ってよノリカ

藤原紀香陣内智則夫婦が離婚に向けた話し合いをしているとかいないとか。


旦那の陣内は生放送の「ラジかるっ」で否定したようだけども、紀香の事務所は否定しとらんし、スポーツ紙が一斉に報じたということはそれなりに確かな情報だと見受けられる。紀香が離婚に対する主導権を握っているのであれば、おそらく現実のものになるんじゃないかと思われる。現段階ではとりあえず「離婚か?」でしかないことは一応断っておいて話を進める。


今朝この報道をテレビで見たときには「うそぉーーん」と思いました。いや別れるだなんて思ってなかったもんで。芸能人カップルは別れるのが常でありまして、今更誰と誰がくっつこうが離れようが驚くことなんてありゃしないんですけど、でもこのカップルは別。なにせ2年前に5億円という豪華披露宴を行ったばかりです。そうそう簡単に別れることが出来るような「披露宴」じゃなかったはずです。


まあ別に豪華披露宴をしたから別れないという保証はどこにもありません。郷ひろみ二谷友里恵だって離婚してますしね。でも彼らだって10年は夫婦生活を続け子供も二人いたわけですから、少なくとも「夫婦生活」を経たうえでの離婚でしょう。けど紀香陣内夫婦はわずか2年。なんかウソのようですらある。


愛をお金で換算するのは野暮かもしれない。それでも自分のような道端に10円が落ちているだけで狂喜乱舞してそこらへんを歩いている人に「オレは富豪!オレは富豪!」と叫んで回るような人間からすれば、5億円という費用をかけた結婚披露宴をしておいて2年で別れるなんてマネはとてもじゃないけど出来ません。5億円が勿体無いということではなく、5億円の費用をかけても惜しくないくらいの結婚であるという「決意の表れ」という側面も少なからずあるわけで(テレビ中継が入っていれば尚更)、にも関わらず2年足らずであっさりと結婚を反故に出来るその決断力と資金力。この夫婦にとって5億という金はけっこう簡単に決心を揺らがせる程度の金ということなのだろうか。それともそんなこと関係ないくらいに我慢できないのだろうか。どっちにせよ自分の思考の範疇を超えている。


ただまあ当人同士が「別れたい」と言ってるのだから、それはもう他人がとやかく言うことではない。別れればいいんです。なもんで自分が出来ることはといえば、2年前の結婚披露宴を見て書いた自分の文章を見返して、今思うことを書くのみであります。


以下の引用文章は2007年6月1日の「らしからぬ」と題された自分の文章からです。興味のある方はこちらもお読みください。

あと井戸田安達祐実の夫妻は序盤しょっちゅう抜かれていたが、後半から消えた。

この夫婦の婚姻関係もほどなくして終わったわけだが、後半から消えたのは何か今回の事態を暗示していたんだろうか。んなこたないか。

紀香が数年前24時間テレビの関係で訪れたアフガンの子どもに紀香の結婚おめでとうコメントをさせたのは最低だと思う。

日テレはアフガンの子供たちに今回紀香が離婚することについて何かコメントを取ってくるべきだと思うよ。本当に。そのくらいにそもそも結婚おめでとうコメントをさせたのは下品。

ムーディ勝山が堂々の2曲熱唱。

この後ムーディが一時的にスターになり、そしてすっかり見なくなったのは周知のとおり。しかしまた今有吉の後を担う「一発屋芸人」として登場し、代表作「右から来たものを左へ受け流すの歌」の替え歌で「世間は僕を左へ受け流す〜」(だったはず)と歌っているのは、なんかこう時の流れを感じる。そりゃこの夫婦も別れるとか言い出すか。

引き出物の中身はバカラのグラスだとか高級な梅干だとか、いかにもな引き出物ばかりだったのだけど、ただひとつ「紀香魂」という当日発売となった紀香の書籍が紛れ込んでいたことが、最後に唯一「芸能人のマヌケ」を見せた瞬間だった。あの引き出物の中に自分の著作はないだろ。明らかに浮いている。

「ハッピー・スピリット 紀香魂」と題されたこの引き出物というか書籍。結婚式当日発売のものが引き出物になっているという、いかにも幻冬舎が仕掛けそうな戦略でした。確か中身は陣内との出会い、結婚までを綴った最高にハッピーな一冊だったと記憶しております。フィーバーにかまけて購入したドブスさんたち(と勝手に決め付けてみました)は知りませんが、少なくとも引き出物として押し付けられた披露宴出席のみなさんの本を回収する義務はあるでしょう。ブックオフに流したところで10円にしかなりませんので、せめてブックオフより高値で回収すべきです。そして回収した本と披露宴当日に着たウエディングドレスを火にくべながら、「陣内死ね!」とたむけんの恰好をして紀香は叫ぶべきです。


あと本文中では触れてないんだけども、陣内が紀香に向けてコブクロの「永遠にともに」を弾き語りして披露したのも当時話題になりました。その後の結婚披露宴でこの曲を流したカップルも腐るほどいるでしょう。この披露宴以降に自分が出席した結婚式では100%流れております。でも今後結婚式を挙げるカップルはこの曲を使うことに二の足を踏むかもしれない。少なくとも今結婚式を控えているカップルは躊躇するよなあ。ま、曲そのものに罪はないんですけど。


こう考えるとあれだけ盛大な悪乗り披露宴を開催し、順調に第2子まで身篭った谷夫妻は立派というべきなのかもしれない。ヤワラさんも勿論立派だが、やはり谷。谷は偉大。なんだこの結論。