エロくない写真集

藤井美菜が写真集を出すというスポーツ新聞の記事を目にしました。


藤井美菜は「ブラッディ・マンデイ」に出演していた美人さんであり、現在現役の慶應大学生。いまや高学歴の現役大学生がタレントやモデル、女優として活躍することが珍しい時代ではないけど「そのツラで大学生というだけで女優やタレント面してテレビ出てくるんじゃねえよ」というような人が多数いる中、藤井美菜の美しさはまさに「才色兼備」という言葉が相応しい。と勝手に思っている。


そんな彼女を2年間追いかけた写真集。ファンなら必携の一冊なのでしょう。眺めるもよし、仏壇に飾るもよし、はたまたいやらしいことに使うのも自由であります。犬井ヒロシなみに拳を突き上げて「自由だー!」と言うべきものです。


けど彼女はこういう。

長い時間をかけて撮ったので盛りだくさんになった。アート感覚で見てもらいたい。

(引用スポニチ

ん、まあ、分からんではないんだけども、女優の写真集をアート感覚で見る人は世の中にどれだけいるんだろう。「いやらしいこと」に使うとは言わないまでも、少なくとも好意をもって購入するわけで、アート感覚で鑑賞する人はいない気がする。


これって「遠まわしにオナニー使用禁止」(あるいは「エロカットはありません」)というのと「女性も是非買ってほしい」という両方の意味で使っているんだろうけども、自分にはどうにも「写真集を出すにも関わらず、この期に及んでぬるいこと言ってるんじゃない」と思う。こういうこと言われるとどうしても「思いっきりエロいこと考えながら見てやる」と思ってしまいます。



平子理沙も写真集だ。ヌードだ。


平子理沙といえば吉田栄作の嫁。こうとしか説明しようがない。いやモデルとして活躍されているんだろうけども、テレビには殆ど出てこないしミセス誌には縁がない自分からすれば残っている情報は「吉田栄作の嫁」である。せいぜい言い換えても「ギャッツビーの嫁」である。


そんな彼女がいきなりヌード写真集出されるとか言われてもそりゃ面食らいます。そして彼女はこう言います。

女性にも共感してもらえるヌーディな感じになっていると思います。

(引用サンスポ)

うーん、やっぱりこうなるか。女性は共感できるヌーディな感じの写真集を購入するんでしょうか?自分にはよく分かりません。翻って男性が「男性にも共感してもらえるヌーディな感じ」の写真集を購入するだろうか、と問われればまず買わないでしょう。そもそも「共感してもらえるヌーディな感じ」がもう意味が分からない。中年のメタボ腹でしょうか?絶対買わないです。だったらヒガシのような造形美マッチョのヌードのほうを選びますよね。そちらも買いませんけど。


なぜ写真集を出すときに女性は「同性へのアピール」を忘れないのだろうか?忘れたところで売上に殆ど影響しないような気がするんだけど。むしろエロくないことをアピールすることで売上が落ちるような気もするんだがいかがなもんか。それとも自分の知らないところでそういう決まりでもあるのか。エロを過剰にアピールしてはいけない、みたいな。ヌードで共感もクソもあるかいと思ってしまうのは男だけなのだろうか。


ま、露骨に「いっぱいヌイてね」と言われるよりはいいのかもしれないけど、それでもやっぱり「エロくない」ことを強調して同性へのアピールをするのが解せません。女性はああいう発言を見てどう思ってるんでしょう?そっちのが気になります。



あと完全に蛇足だけどちょっと面白かったので。

人気モデル、平子理沙(年齢非公表)が21日、東京・三省堂有楽町店で初写真集「Etoile(エトワール)」(23日発売、講談社、3465円)の発売記念イベントを行った。


デビュー19年目にして初の写真集で、一糸まとわぬ“奇跡のヌード”に挑戦した。透き通るような白い肌を全開にして、手ブラや女豹のポーズも披露。バストトップをあらわにした衝撃ショットもあるという。アラフォーの入り口にさしかかった平子だが、年齢をまったく感じさせない抜群のプロモーションは、まさに同世代の輝ける星だ。

サンスポは隠す気があるのかないのかはっきりしてほしいです。(ちなみに平子理沙は現在38歳)