基本的人権の尊重

我々日本人が基本的人権を尊重されているならば、マンナンライフが製造する「蒟蒻畑」を食べる権利がある。


まったく酷い話だ。あれだけ「子どもと老人は喉に詰まらせて死ぬおそれがあるから喰うんじゃねえよ!!」と親切に書いてあったにも関わらず、それでも幼児に食わせてしまった粗忽者がひとりいたおかげで、まだ省庁にもなっていないくせに仕事をアピールしたいどこぞのバカ女が「そんなもの回収すればいいじゃない!(おすぎ風に読んでください)」と発言したばっかりに、マンナンライフ大困り。結局窮地に立たされたマンナンライフは製造中止という一番やってはいけない結論に達してしまった。


そもそも蒟蒻ゼリーを食べて喉を詰まらして亡くなった人は餅に比べれば微々たるもんなのだ。蒟蒻ゼリーよりももっと喉に詰まりやすい食品はいくらでもある。にも関わらず蒟蒻ゼリーだけ狙い撃ちされたかのように報道される。これはもうマスコミがわざとやってるとしか思えない。蒟蒻ゼリーを食べるという庶民の楽しみをマスコミ並びに野田聖子は我々から奪おうとしている。


皇居のまわりを素っ裸で駆け回りお堀にダイブしたクレイジーなスペイン人が先日捕まった。その映像は各テレビ局で放送された。素っ裸の外人が警察の方々に捕らえられる映像は昨今のコントでもなかなかお目にかかることが出来ないシュールすぎる光景である。


あれを見て今の外務大臣中曽根弘文(不沈空母の息子)は「スペイン人の観光客はクレイジーなので、今後一切スペイン人の観光客はシャットアウツ!」と叫ぶだろうか。いや叫ばなくてもいいんだけど、そんなことを言い出したらスペイン人からは「あいつがバカなだけで、俺らまで一緒にするんじゃねえよ。俺らは日本に旅行する自由があるだろ」と即座に反論するだろう。当たり前だ。


野田聖子はあれを見てスペイン人の観光旅行を禁止して、さらには現在日本にいるスペイン人に国外退去を命じるに違いない。これを日本語では何と言うのだろう。そう、「無茶苦茶」だ。スペイン人は今後皇居の周りを全裸でうろつかない限り日本に旅行する権利がある。同じように我々日本人は老人子どもに無闇に食べさせない限り、マンナンライフの「蒟蒻畑」を食する権利がある。ていうか、食わせろ。非常識な人間の行動がモノサシになることほど不毛なことはない。そりゃ蒟蒻ゼリーを詰まらせて亡くなった幼児は気の毒であるが、なんにせよ用法を間違ったら危険なのだ。


こんな消費者の切なる気持ちが分からないバカは「消費者行政推進担当相」なんてやってはいけないのである。もう一回憲法から勉強しなおせ。


とにかく蒟蒻ゼリーが店頭から消えるかもしれないことが腹立たしくて書いておきたかっただけです。以下NHK「番組たまご」の企画二本の感想。