やってる事は同じなんだけど


ようやっと特番の時期も過ぎ去り、テレビもレギュラー放送に戻りました。

そんな中、今日は「うたばん」をいつものように見ていたのですが、裏番組で「TVチャンピオン」が親子漢字対決やってました。親子がペアで漢字について競いあっていたんですが、妙に賢いお子様が親の不甲斐ないミスで負けて泣きじゃくっているのを見るにつれ、テレビ番組が家庭の不和を引き起こす様を見るようでなんかステキでした。

そんな話はどうでもいい。本題は「うたばん」。

本当にうたばんはネタにしてるなぁ、と思うのだけど、どうもこの番組は自分と波長が合うようで、やたら「ネタにしておくれ」と叫んでいるように思える。いや、木曜は他の番組が何かとネタにしづらいので自然とこの番組からネタを探しているのかもしれない。

そんな「うたばん」に一青窈が出演。そこに出てきたのがスピリチュアルカウンセラーの江原とかいうオッサンである。

スピリチュアルカウンセラーとは何ぞや、という疑問に対し、江原氏本人は「平たく言うと霊能者」という話をしていた。どうやらその人の守護霊が見えちゃうらしい。凄い。いや、本気で凄いとは思ってないんだけど。

自分が細木数子が嫌いであるという話は何度もしているのだが、それと同様に、基本的にこういう占いとか霊だとかの類は信用していない。別に唯物論者だというわけでもないが、少なくともテレビに出てくるようなのは本物じゃないような気がしてならんという偏見である。単純に自分に霊感とかそういう類のものが全く無縁であるというのも理由のひとつかもしれない。

それはともかく、江原氏は次から次へと守護霊の話をしてくれるわけですよ。自分はどうでもいいことなんで話半分に聞いていたが、それが本当だろうとウソだろうと、それを信じる人がいて、良い方向に向かう以上自分が口を挟む問題でもないということは、これも前から言っていることである。

ただ、今日江原氏を見て思ったのは、細木よかはまだマシかなぁということだ。

正直、やっていることにそれ程差は感じない。でも、江原氏のほうが語り口調がソフトなのだよ。ただそれだけ。言ってることはやっぱりそんなに細木ババアと変わらないと思う。単純に語りがソフトなだけで、これほど印象が違うもんかね。


今日の文章は本当に、ただ本当にそれだけの話で、何のひねりもない。ただ、自分がそう思うということは、つまるところ「口調ひとつで同じようなことやっててもだいぶ印象が違う」つうことであり、あの業界はやはり口が上手くなけりゃダメなのかな、と思ったりするわけだ。

あと、大切なのは「データに間違いがない」ということかな。これも以前に書いたんだけど、データから誤りのある占い師ってのはやっぱり信用されないけども、そのデータ自体調べればすぐに分かるようなことですら、占い師なり霊能者なりがスラスラと言い当てることにより、なんとなく信憑性を増すっていうのは一種のマジックのような気がしてならないわけですよ。

細木の場合は一種の「誰でも身に覚えがある」戦法だが、江原の場合は「それとなくデータに忠実」っていう風に感じた。一青窈の両親が既に亡くなっていることはちょっとでも彼女に興味がある人なら知っていることだが、うたばんMCのふたりがその事実を知らない時に、その事実をズバリ言い当てただけで、それとなく信憑性が増した感じがしたので書き添えておく。


最後にいつものフォローであるが、彼らの仕事を否定するつもりは毛頭ない。ただ、それを安易に権威化する風潮は勘弁だという次第。