結局、よくわからない


月曜の深夜に放送されている「爆笑問題のススメ」に松岡圭祐出演。

松岡圭祐といえば映画化もされた「催眠」「千里眼」の作家として知られているが、それと同時に10年位前のフジの深夜番組「A女E女」でエロ催眠術師としても知られていた。そんな彼が6年ぶりにテレビ出演だそうで、「みなさんが思っているような催眠術はない」と断言した。テレビジョンにもそう書かれていたので気になって録画しておいたのを見たのだが、どうも腑に落ちない。

具体的に色々語っていたのだが、「催眠術はトリック」の要旨を説明すれば「催眠術というのは心理療法のひとつで、人を自由に操れるように見せているのはマジシャンのトリックと同様でただのショウに過ぎない」ということだ。つまり、催眠術そのものを否定しているわけではないが、テレビでやっているようなのは完全にトリックであると。ミスターマリックはマジシャンとして一流であるが、決して超魔術者ではないというのと同じであろう。

でまあ、松岡が言うには、やっていた催眠術は女性に対し「これからあなたがイメージした動きをやってください。決して気を失ったりすることはありません」というアナウンスを行っていたのだが、その部分はすべからくカットされていたとのこと。つまり、自分は別に自由に女性を操ってはいないと言いたいようだ。

太鼓の音が女性の性感帯を刺激する。これが松岡がかけていた催眠であるが、これの説明が以上のような説明で片付けることが出来るのかが自分にはわからない。

いや、松岡本人は偽りなく話しをしていたと思われる。もはやウソをついてもしょうがないのだから。ただ、松岡がした説明だけでは「女性が太鼓の音で性感帯を刺激され悶える」の説明が、やっぱりよくわからないのだ。

催眠術は心理誘導であることは分かった。だからと言って、その心理誘導が太鼓の音で身悶えるという状況を作り出せるのだろうか。確かに「あなたは猿です。そこにバナナがありました」という命題を与えられた上で「あなたがイメージした動きをやってください」と催眠状態(トランスした状態)で言われれば「猿の動き」が想像できるので、それはなんとなく仕組みとして理解できる。

ただ、「太鼓の音が聞こえたら性感帯を刺激される」という命題の上で「あなたがイメージした動きをしてください」と言われたときに、そんなに都合よく身悶えたりすることが出来るのだろうか?そこが腑に落ちないのである。

まあ、「太鼓の音」と「身悶える」という個々の状況は理解できるがそれを組みあわせた動きが理解できないだけで、ただ単純にそれを繋げただけの話なのかもしれない。それならば一応の納得はできるが、やっぱり催眠状態の仕組みっつうもんがよく分からない自分であった。ちなみに自分はこの松岡の説明を2度ほどビデオで見たのだが、やっぱりよくわからない。


正直、今日の文章はどうかと自分でも思う。だって、理解せずに書いているんだから。

理解力がそれほど乏しいわけでもないと自分では思っているのだが、分からなかった。なわけで、この「催眠術」の仕組みではなく「エロ催眠術の仕組み」を的確に分かりやすく説明できる方は、誰か自分に教えてください。「爆笑問題のススメ」を見て理解した方は勿論、催眠術に詳しいかた、もしくは松岡圭祐本人の説明をお待ちしております。