くじかれ
最近は3時間に1回くらい「仕事やめてえなあ」と思ってます。
このご時世マトモに仕事があることは幸せなことでもあるのですが、かといってそれが仕事のモチベーションに繋がるわけでもなく、アラフォーになって未だにこんなこと言ってるのもどうかと思うのだけども、それでも思うのだから仕方がないのです。たぶん独身で守るべきものが何もないせいでしょうね。今すぐ死んでも誰も何も困らない。
2時間ドラマ「スイッチ」がまあ面白かったんですよ。
阿部サダヲと松たか子が主演。元恋人の検事と弁護士が「つきとばし犯」の事件を追ううちに、色々なことが明らかになっていく、という展開。
最初のほうは「よくあるバディものかなあ。大人の恋愛的な導入もちょっと時代錯誤かなあ」とか思いながら、全然期待せずに見ていたわけです。しかし話が進むにつれ、進行している事件とは別の「謎」が明らかになっていく。なぜこの二人は出会い、そして別れたのか。なぜ別れたのに未だに関係が続いているのか。この「ズラし方」が絶妙で、現在進行形の事件の謎が解けていくとともに、二人の関係性の謎も解けていく。タイトル「スイッチ」の意味も分かる。簡単に言いたくはないけど「ウェルメイド」ってこういうものですよね。
ドラマの最後には、続編を匂わせるような「スイッチ」が入ったところで終わる。いや連ドラにするなら毎回見るから早く予告してほしいよ。
こういう作品を見ると「ああ、仕事辞めちゃだめだなあ」と思うのですね。それは励まされているのではなく「大した実力もない人間は黙って働け」と言われているような気がするからです。仕事での挫折ではなく、仕事を辞めることに対する挫折。「誰か僕に才能をくれ」ってミスチルの桜井和寿ですら歌うのですから、自分は才能の片鱗などなく朽ちるまでです。
そんな自分語りなんてどうでもいいのだ。言いたいことは「スイッチ」連ドラ化は挫折しないでほしいってことよ。あと再放送中(地上波は初)の「犯罪症候群season2」の(木村)多江さんの色気がヤバくて発狂しそうなので仕事辞めたい、という地獄ループ。