どうせ死ぬなら

いやー、緊急事態宣言ですか。北海道は含まれていませんけども、大都市は行動制限などがかかるんでしょう。2020年が始まったときには思いもしなかったような事態に突入していますね。自分が生きている間にこんなことになるとはねえ。仕方ない。

 

かなり捨て鉢なタイトルになっていますけども、別に絶望しているわけでも投げやりになっているわけでもなく、単にあいみょんの曲のタイトルから拝借しているだけです。ただまあそういう気持ちの話をこのあと書きますけども。

 

テレビ局もこの事態に対応するために右往左往している。TBSとテレ東が2週間の番組の収録を中止を発表すると、続いて日テレもロケとスタジオ収録を休止すると発表。おそらく他局も最終的には追随する形になり、実質バラエティ番組はしばらく休止に追い込まれることになるだろう。さすがにニュースやワイドショーは休止になることはないだろうけども、テレビの娯楽部分が止まることになるのはほぼ間違いなさそうだ。

 

こういう機会に再放送をガンガン流すのは賛成だ。もちろん権利関係があるので、そんなに簡単に昔のものを何でも流すわけにはいかないのだろうけども、こういう機会だからこそ頑張って権利関係をクリアして、昔の面白いものを流すことができるというのは、テレビ局にとって逆にチャンスなのではないかとすら思う。志村けんの追悼番組が軒並み高視聴率なのも、志村けんが国民に愛されていたことはもちろんのこと、仕方なく在宅している人たちの興味をしっかりひきつけていたことが大きいだろう。家にいて興味のあるコンテンツがあれば、まだまだテレビは見られる立場にある。

 

というわけで世間の人はかつてのテレビの名作に目を輝かせながら再放送を見てほしい。自分はその間、今まで録りために録りためていた膨大な録画群をここぞとばかりに消化したいと思う。新しいものが放送されない今、見るものなんぞ再放送がなくとも手前でいくらでも有している。

 

死ぬ間際まで自分はテレビの録画を消化し続けるんだろうな、という不毛な予感はある。でも死ぬ前には「いやあ、もう思い残すことも見てない番組もない」という状態でありたい。見ても見ても新たに見るものが登場する現状ではその状態はとても無理。新たな番組が収録できない今が自分にとってもチャンスとしか言えない。地上波は2週間休んでよし!その間に自分は録画を思いっきり消化する!

 

でもおそらく魅力的な再放送を放送されるとなれば、それも見ちゃうし録画しちゃう。そして結局録画がたまっていくんだ。これはもはや業でしかない。何の業かはさっぱり分からないんだけど。とりあえず地上波のバラエティが止まったら、その間に自分は「デート」「カルテット」「逃げるは恥だが役に立つ」あたりのドラマを消化したいと思う。どれも再放送されそうなラインナップだな。