天才なのになあ

槇原敬之覚醒剤所持の容疑で2度目の逮捕。

 

このニュースを速報で見たときは「あー、そうかー」という気持ちとともに、本当に悲しい気持ちになった。「あー、そうかー」は30代以上の人であれば20年前の逮捕がやはり思い出されるわけで、その記憶が甦るだけ。そして悲しいのは、単に自分がマッキーのファンだということである。自分と同世代あるいはそれより上の世代の人間で、槇原敬之の好きな曲を挙げろと言われれば2曲や3曲簡単に思い浮かぶだろう。現代日本音楽史においては偉人レベルの紛れもない天才なのになあ。本当に惜しい。

 

逮捕そのものの事実も悲しいが、マッキーが逮捕されることによって、バカどもがマッキーの曲で薬物大喜利を繰り広げるのも本当に悲しい。どう贔屓目に見たってマッキーの音楽の偉大さの足元にも及ばないバカが目先のウケを狙って偉大な楽曲を冒涜するわけですよ。それもこれも悪いのは薬物に手を出したマッキーであることは間違いがないんだけど、その一方で「お前なんかがネタにしたところでお前は一つも面白くないし、オマエの価値なんてマッキーの楽曲の1億分の1にも満たないからな!」と叫びたくはなるんです。けど悪いのはマッキー本人であることは間違いなくて、それがやっぱりまた悲しくて。

 

20年前とはご時世も違うので、しばらくマッキーは表舞台から姿を消すのだろう。再犯だし実刑つくだろうからそれは仕方ない。けどマッキークラスの後世に名を残す大天才は絶対にまた戻ってくるし、それを望んでいるファンも数多く存在する。だからもうクスリはやってはいけないのだ。もういい歳なんだからセックスドラッグとか勘弁してくれよ本当に。そして不死鳥のように復帰してくれよマッキー。

 

「GREEN DAYS」聴いて寝る。