誠意って何かね

気付いたらまた1週間放置してた。昨年頑張りすぎたのかもしれない。いっそのこと「週刊化」したらどうかとか考えたりする。しかし週刊化することで「1週間に1度は更新しなければ…」というプレッシャーに押しつぶされる気がする。まあ誰もプレッシャーなんてかけてこないんですけどね。

 

自分だって「お金と締切」さえあればちゃんと毎日でも毎週でも更新すると思うわけです。しかしそれは世にいう「連載」であって、プロの所業。グレートアマチュアリズムを目指す自分からすれば、ちょっと荷が重い。誰にも言われず日々続けていることなんてテレビ見ることとおっぱい眺めることくらいですよね。オナニーと言わなかったのはもう年齢が年齢だから。加齢臭あふれる文章だな。

 

それはともかく日テレである。

 

深イイ話」と「しゃべくり007」のコンボ番組がもう常態化していて、もはや何の番組でもいいよとか全員思っているんだろうけども、「深イイ」で取り上げられたのがバービーと3時のヒロイン。バービーはともかく、日テレ「THE W」で優勝した手前、何が何でも取り上げなければいけない3時のヒロイン。大してありもしない裏側をとっくに晒してしまっているようで既に切ない。強制大量消費ってのも酷だ。

 

いっぽう「しゃべくり」ではSHELLYが登場。先日離婚を告白してから、こちらも主に日テレで「離婚バブル」である。それもそのはず、レギュラーもってるのは日テレだし、なにしろ離婚したお相手は「しゃべくり007」で出会ったディレクターだし、SHELLYの収入の半分くらいは日テレであり、色々な意味でSHELLYのフォローをしたくなるのも日テレなのだ。

 

とはいえ、視聴者からすればSHELLYの離婚は「そこまでバリューのある話題」ではない。いや少なくとも自分はそう思っている。もっといえば「そっとしといてやれ」なんだけど、日テレの老婆心なのか、それともSHELLY本人のやけっぱちなのか、やたら離婚推しをしてくる。過剰なサービスだと思う。

 

そりゃSHELLYからすれば気を遣われるくらいなら自分からネタにしよう、あわよくばマネーにしてやろうという魂胆があり、日テレも幾許かの後ろめたさをバラエティとして昇華できることがありがたいのだろう。しかしそれは視聴者のニーズに合致しているのかなあ、とはちょっと思ってしまうのだ。いや日本人、とりわけ今テレビを見ているような層は離婚話とか好きだろうけど、けどだ。SHELLYの話とか誰が欲してるの?

 

自分からすればそのサービスの過剰さはちょっと勃たない。「ほら、おっぱい見たいんじゃろ?おっぱい?どうぞご覧ちょうだいなー ボイーン(効果音つき)」くらいの「そうじゃないんだよ」感がある。おっぱいは見たい。しかし相手から過剰にそれを突きつけられ楽しむというのはちょっと違うんだよな。オマエは何を言ってるんだと思うかもしれないが、SHELLYと日テレのやってることって、そういう感じなのだ。

 

私生活の切り売りが下品という議論もあるが、今回はそういうことじゃない。単に「離婚の話ってそんなに本人から過剰に切り出して話されても、ねえ、なあ」という話だ。おっぱいもちょっと恥ずかしそうに見せられるくらいが一番興奮するわけで、最初から「乳でおま!舐めてちょんまげ!」と言われるのは「舐めるけど、舐めますけども、なんかなあ」(夏井いつき先生の査定2点)くらいの俳句をしたためたくなる心地になるわけです。

 

それもこれも日テレの「課せられた義務に関しては全力でやりますよ!」という悪い責任感の為せる業だと思う。日テレは「THE W」の副賞にしろ、SHELLYの扱いにしろ、もうちょっと雑にしていいと思う。むしろ雑にしても誰も怒らない。3時のヒロインの出演番組が2つ3つ、あるいは10くらい減ったところで、怒るのは本人と一部関係者だけだ。視聴者は1ミリも怒らない。だから「THE W」の副賞も「日テレのバラエティ100くらいあるやつから15くらい出す」くらいの雑な感じにしよう。今日テレに必要なのは誠意ある雑さじゃないか。

 

この部分が本当に言いたかったことであり、決して「乳を舐めてちょんまげ!」の部分ではない。誰も信用していないのだろうが。