なつよ、そしてリーダーよ

NHK朝ドラ「なつぞら」が最終回。

 

後半ずーっと「主人公(広瀬すず)が老けた後は(姉の広瀬)アリスに任せたほうがよかったのになあ」と完全なるアリスびいき丸出しで見ていました。だからといってドラマ全体が面白くなかったわけではなく、後半失速した感は否めないですがなんとか最後まで乗り切ったかなあ、という印象。

 

NHKとしても100作目の朝ドラということで気合い入りまくりで、かつての朝ドラ主演女優を惜しげもなく投入しました。また、出てくる男性はことごとくイケメンばかりで、朝ドラとはいえパラレルワールド感が強かったです。女性のちょいブスさんは登場するのに、男性のブサイクが登場しない世界。戦後ブサイクが殲滅されたイケメンパラダイスですよ。

 

前半のテンションを後半維持できないのは朝ドラあるあるではあります。ある程度長期間の話を描く朝ドラは、話の舞台が大きく変わるのはほぼ必然。それが面白い方向に転がることもあれば、今までの勢いを削ぐこともある。そしてどちらかといえば今回の「なつぞら」は後者だったのかなあと。膨大な登場人物のせいのような気がしています。

 

これは完全に主観ですが「雪次郎の話、いらなかったんじゃねえの」と思ってます。

 

何を指しているかといえば東京に出てきてから「東京で修行する→夢を諦めきれず役者になる→フラれて実家を継ぐ」のコンボ。これ、ストーリーとして裏で進行していてもよかったとは思うんだけど、なつの話と並行して取り上げるようなことじゃあなかったのでは。

 

もちろんこれにまつわる話、登場人物が一切本線に関わってないわけではないので、一概に「全部いらない!」とはならないのだけど、かといって雪次郎メインの話のときには「いやあ、それが見たいんじゃないんだよなあ」と少なくとも自分は見ていてそう思っていたわけです。もっと成分薄めでなつの話をもうちょっと増やしてくれてもよかったんじゃないか。あるいはもうちょい東京編のグダグダが緩和されたんじゃないの、と思いました。まあ朝ドラは難しいですね。次の「スカーレット」もたぶん見ます。戸田恵梨香好きなので。

 

 

TOKIO城島茂さんが結婚しました。お相手の菊池梨沙さんは24歳で、城島リーダーの半分の年齢です。妊娠もしています。

 

年齢差とかできちゃった結婚とか色々言われそうな要素はあるわけですが、よく考えてほしい。48歳のオッサンが自分の半分の年齢のお嬢さんと結婚する踏ん切りをつける(あるいはジャニーズ事務所の首を縦に振らせる)には、こんなもんもう子供を作るしかないんですよ。冷静になればなるほど無理だもの。

 

一流芸能人として50歳近くまで過ごしてきた男性は、ぶっちゃけ今更結婚なんかしなくてもいいわけです。だってもう結婚しない人生でここまで来たのだから。子どもが成人する頃には自分はもう70近い。色々な未来を冷静に考えれば考えるほど、「しない」という選択肢のほうが現実的だ。

 

しかしそれでも子供を作り、「結婚する」という選択肢を選んだのはもうひとえに「ケジメ」でしかないですよね。もちろんそれ以外の要素も複雑に絡み合っての結果だとは思います。ただ、色々ひっくるめてのこの決断、自分には祝福しかないです。

 

というわけで「リーダーの結婚式に山口氏出席、TOKIO5人復活を目論むも山口氏うっかり酒を飲んで大暴れ、すべてが白紙に」まで見えた。